大鳥居を一斉にスタートする選手たちを新緑の回廊が出迎えます
5月20日、蔵王エコーライン・ハイラインを舞台に自転車ロードレース「日本の蔵王ヒルクライム・エコ2012」が開催されました。
初夏を思わせる陽射の下、大会は宮城蔵王ロイヤルホテル前の大鳥居から、エコーライン旧料金所跡地にゴールする6.5`の「ビギナークラス」と、御釜(おかま)手前の県営レストハウス前にゴールする18.7`の「フルクラス」に1222人が挑みました。
「みやぎ味まつりin蔵王」には、石巻やきそばやうに飯などの沿岸部の出店もあり、長い行列ができました。
選手受付や大会当日にはたくさんのボランティアスタッフが活躍しました
今回から日本サイクリング協会が主催する国内4大大会のシリーズの開幕戦に位置付けられ、2年ぶり2回目となった大会には、28都道府県から12〜78歳まで、前回大会の1.5倍となる1222人の選手が参加。トッププロも参戦するハイレベルなレースが繰り広げられました。
また、大会前日の受付会場となる町ふるさと文化会館駐車場において、県内のB級グルメを楽しめる「みやぎ味まつりin蔵王」を開催。震災復興支援と銘打ち石巻市や南三陸町など沿岸部を中心に11店舗が出店し、観光に訪れた方や、受け付けを済ませた選手など大勢の人で賑わいました。
レースは、一般車両を通行止めにして開催。晴天の中、蔵王エコーライン入り口の大鳥居をスタートし、爽やかな新緑の回廊を通過。山頂を望むハイラインでは4bの雪壁を縫うように、ゴールを目指し疾走しました。
ゴール付近では、たくさんの家族や観光客が詰め掛け、選手たちの力走に惜しみない拍手、大きな声援が送られていました。
レース終了後、宮城蔵王ロイヤルホテル駐車場内特設ステージで表彰式が行われました。フルクラスでは前回大会の記録を約5分ほど縮める新記録を樹立。各部門の上位入賞者には、遠刈田系伝統こけし工人佐藤正廣さん(仙台市)が作製し、遠刈田伝統こけし木地玩具業協同組合理事の佐藤哲郎さん(遠刈田)が絵付けした特製のトロフィーが贈られました。
晴天の下、2回目の開催を迎える
(左)開催に向けて歓迎と選手への激励の言葉を述べる村上町長。
(右)各クラスごとに整列し、スタートを待つ選手。 前回大会の1.5倍の規模となりたくさんの選手が疾走しました。
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旧料金所では雄大な刈田岳が
(左)初夏を思わせる暑さに給水地点では飲料水を求める選手が続出。スタッフも果敢に手渡します。
(右)新緑のコースを駆け上がると、そこには雄大にそびえる刈田岳が選手を待ち受けます。
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最後の難関! ハイラインの急坂
(左)最後の2`は急激な坂で選手たちは苦悶の表情を浮かべつつ、ひたすらゴールを目指します。
(右)最強の応援団に選手もそれに応え最後の力を振り絞りました。
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ゴールでは選手の健闘を讃える声援!
(左)歓喜のゴールに選手の応援に駆け付けた観客も拍手で出迎えます。
(右)完走した記念に刈田岳山頂にて記念の写真を。来年も参加しますと語っていました。
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