介護保険事業計画の策定
   
〜高齢者が 心豊かに 安心して暮らせるまち〜


デイサービスでの寝たきり予防運動の様子

 第5期蔵王町介護保険事業計画について次のとおりお知らせします。

計画策定の背景
 社会全体で高齢者を支える仕組みとして平成12年にスタートした介護保険制度も、これまでの11年で制度も定着し、各種サービスも段階的に整備されてきました。しかし、平成23年の蔵王町の高齢化率も28.0%に達し、さらに平成24年からの3年間は「戦後第一次ベビーブーム世代」が65歳以上となるなど、町民の3人に1人が高齢者という時代がすぐそこまで近づいています。
 本計画では、高齢期を過ごす人たちが、元気で自立している時も、介護などが必要となってからも、安心して蔵王町で地域生活を営むことができるよう、行政、事業者、福祉関係団体、地域がこれまで以上に相互に連携し、高齢者の生活を支えていくことを目指して策定したものです。

蔵王町の高齢者を取り巻く状況
 平成19年からの高齢者人口と高齢化率をみると、(グラフ1参照)総人口は減少していきますが、高齢者人口、高齢化率は上昇していくと推計しています。
 また、世帯状況をみると、(グラフ2参照)平成22年では高齢者のいる世帯は2,342世帯で、総世帯数に占める割合が60.4%となり、ひとり暮らしの高齢者、高齢者のみの世帯数も増加傾向となっております。要介護等認定者数も年々増加傾向にあり、今後は軽度の方が中度・重度の増加に繋がっていくとともに、新たなに認定を受けるも予想されるため、さらなる介護予防の充実が大切です。

第5期介護保険料の設定
1. 介護保険事業の見込額
 第5期介護保険事業計画の3か年(平成24年度から平成26年度)における在宅サービス、施設サービス、低所得者の施設利用が困難にならないようにするための費用、サービス利用の自己負担がある一定額を超えた場合に払い戻す費用などの合計が約29億8,322万円と見込みました。


介護予防ぴんぴん教室(からだ元気コース)


2. 地域支援事業の見込額
 地域包括支援センターなどが実施する介護予防事業、相談事業、高齢者虐待予防等事業、地域のケアマネジャーのスキルアップを目指す事業等にかかる費用を3か年で8,930万円と見込みました。


介護予防ぴんぴん教室(栄養管理コースでの調理実習)

3. 第5期介護保険料基準額
「1. 介護保険事業の見込額」と「2. 地域支援事業の見込額」の合計約30億7,252万円の第1号被保険者保険料負担割合が蔵王町の介護保険料の算出基礎となりますが、町民の方々の負担を軽減するために、介護の貯金(基金)からの繰り入れなどをおこなって、介護保険料の上昇を抑えました。さらに、低所得者に配慮した措置も実施します。
 これらの算出によって、町の65歳以上の第1号被保険者の平成24年度から平成26年度までの今後3年間の保険料基準額は、月額3,950円です。改正による引上げ率は17.9%となりました。所得に応じた新保険料の確定は8月となります。
 町民の皆様には、ご負担をお願いすることになりますが、介護が必要となった時に、必要なサービスを受けることができるようご理解とご協力をお願いします。

問い合わせ先
/@介護保険制度について保健福祉課 TEL0224−33−2003
 A介護保険料について町 民税務課 TEL0224−33−3002
 B各種相談について地域包括支援センターTEL0224−33−2003

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