東日本大震災
   
復旧・復興への歩み

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は私たちが住む東北に大きな被害をもたらしました。
 あれから1年。町は、確実に復興に向けて進んでいます。震災について振り返りながら、復旧・復興状況をお伝えいたします。


改めて振り返る東日本大震災における
道路復旧に要した金額
6億6,483万円

工事した距離 17.8`

下水道復旧に要した金額
3億4,400万円

工事した距離 4.0`

 

震災当時の被害状況
 町は震度6強を観測。地震により町内全域で電気、電話が使えなくなったほか、水道管の破損により断水が数日間続きました。
 幾度となく続く余震への不安や民家倒壊のおそれから、町内9カ所の避難所に約2,000人が避難しました。

つながる支援の輪

 町消防団やボランティアによる断水地域への給水活動や、町内外の個人や企業からの支援物資や寄付金をいただき感謝申し上げます。
 町からも被害の大きかった県南沿岸部へ支援物資の提供、被災者受け入れや遠刈田温泉での無料入浴サービス実施、沿岸部自治体へ職員を派遣し、さまざまな支援活動を展開してきました。

復旧・復興に向けて
 町では、震災直後に災害対策本部を立ち上げ、破断による上水道の復旧に努めました。
 また、道路や下水道の復旧工事のため、測量調査を行い、県内でもいち早く工事の発注を実施。
 3月末現在で、震災による復旧工事の発注はほぼ終了しました。
 道路交通利用の際、まだ工事中のところもあり、ご不便をかけておりますが、ご理解いただけますようお願いいたします。

放 射 能 対 策
 原子力発電事故により、各地で放射能汚染が問題となっております。町では、子どもが利用する公共施設などを重点に、空間放射線量の測定を行い、町ホームページや広報号外で結果をお知らせしています。
 また、地場産品に対する安全性を周知するために、飲料水や農林水産物等、セシウムを含む放射性物質の検査を定期的に実施。さらに、3月13日から役場、各出張所で放射能簡易測定器の貸し出しを行っています。

今後の取り組み
 震災から1年が過ぎ、落ち着きを取り戻してきましたが、いまだに余震や放射能への不安が続いています。
 町民の皆様の不安を少しでも払拭するために放射能対策への取り組みを強化するとともに、安全・安心な生活を送るために、皆さんと共に町の復旧・復興に向けて継続して取り組んでいきます。

震災のまとめ(平成24年3月22日現在)

 平成23年3月11日(金)午後2時46分、三陸沖を震源に東日本の広い範囲でM9.0の巨大地震。蔵王町の震度は震度6強を観測する。また、4月7日(木)午後11時32分にM7.4震度6弱の地震を観測した。


 

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