健康一口メモNo236
お薬の分類

エルム調剤薬局白石店　福永　信夫 先生

　最近、薬局やドラックストアに行って、「医薬品の陳列が変わったな」と感じた方がいらっしゃるのではないでしょうか。それは、薬事法が改正され2009年6月から施行されたからです。新薬事法では、医薬品の分類が次のように変更されました。
薬局医薬品
　処方せん医薬品
　処方せん医薬品以外の薬局医薬品
　薬局製造販売医薬品
一般用医薬品
　第一類医薬品（特にリスクが高いもの）
　第二類医薬品（リスクが比較的高いもの）
　第三類医薬品（リスクが比較的低いもの）
　一般用医薬品は、リスク（副作用を含めた服用に注意を要する「度合い」）の高いものから低いものに、リスク分類されました。
　リスクの高い第一類医薬品は、鍵の掛かる保管場所に保管することになりましたので、手の届くところには空箱などが置かれているようです。少し不便でしょうか。
　また、第一類医薬品は薬剤師が書面を用いて情報を提供した後、販売することが義務づけられました。今後、第一類医薬品は、処方せん医薬品と同じ成分の医薬品が増えてくるようです。第二類医薬品、第三類医薬品は、薬剤師のほか登録販売者による販売もできるようになりました。いずれにしても、お薬の説明はよく聞き、リスクを減らして健康で快適な生活を心掛けましょう。

休日当番医（内科・外科・歯科）　1月1日〜2月7日