議案審議

令和2年定例会
第2回定例会

 蔵王町議会は通年議会制のため、令和2年1月6日に町長が招集し、令和2年定例会の会期を3月5日までとしたほか、令和元年度一般会計補正予算や条例改正等6件を審議しました。
 また、今年は議員改選のため、改選後の初議会となる第2回定例会を3月6日に町長が招集し、議長をはじめ議会の構成を決定したほか、会期を12月28日までの298日間としました。
 町長より提出された令和2年度各種会計予算8件は予算特別委員会を設置して審査を行い、ほかに令和元年度各種会計補正予算や条例等27件を審議しました。
 また、3月25日には5人の議員が登壇し、一般質問を行いました。
 なお、審議結果は下表のとおりですが、掲載ページも表記しておりますので、当初予算、補正予算、一般質問等はそれぞれ各ページでご覧ください。




定例会 【条例制定】
行政区長に関する条例制定

【提案内容】 地方公務員法及び地方自治法の一部改正により、 行政区長の任用根拠を明確にするため、非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例を一部改正し、特別職非常勤職員に行政区長を加えるものです。

■質疑(議員)
 これまで区長報酬については、基本額、地域割額、世帯割額で定められていたと思うが、今後どうなるのか。
 区長は行政区の政策課題等まちづくりに関する助言や提言をいただく役割もあることから、従来の報酬額は担保されるべきではないか。

■答弁(まちづくり推進課長)
 区長会議に出席いただく部分は日額報酬で、配布物を依頼する部分は謝礼金として、これまで年報酬として支給してきた金額を下回らない金額を計上している。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕

 

第2回定例会 【条例改正】
蔵王町消防団員に関する条例改正

【提案内容】 近年、本町の消防団員数が減少しており、人手不足となりがちな平日日中の消火活動の後方支援は迅速な消火作業を進める上で必要不可欠な初期行動となります。これらを踏まえ役場職員で構成する役場班を設置し、報酬など必要な事項を定めるため、条例の一部を改正するものです。
 役場班の報酬については、町消防団員の半額とし、出勤手当て等の費用弁償は支給しません。
 また、従事時間は、8時半から17時15分までの勤務時間内とするものです。

■質疑(議員)
 役場班は何名で構成され、どの分団に所属するのか。また、火災時の出動範囲はどこまでか。

■答弁(総務課長)
 班長1名、団員14名の合計15名の構成である。各分団には所属せず、本部付けとする。また、出動範囲は、町内全域の火災・災害に対応することを考えている。

■質疑(議員)
 活動の内容はどのように考えているのか。また、出初式等への参加は考えているのか。

■答弁(総務課長)
 前線部隊である消防署の後方支援と考えており、消火栓のつなぎ作業、ホースを運ぶ等の作業を想定している。なお、今回廃車する予定であった小型ポンプ車両1台を常備する予定である。
 また、白石消防署蔵王出張所のご協力をいただき座学や訓練等を指導してもらい、出初式や防災訓練等に参加することで考えている。

■質疑(議員)
 従事時間は8時半から17時15分までの勤務時間内とのことだが、消火活動が時間内に終了しない場合も考えられる。時間外の対応についてどのように考えているのか。また、消防団員への費用弁償との整合性は図れるのか。

■答弁(副町長)
 今回の設置に関しては、日中の消防団員不足を補うことが基本理念である。近隣の市町村を参考にしているが、時間外の活動になれば、必要最小限の時間外勤務手当で対応することになる。
 なお、消防団との兼ね合いについては、役場班設置後の運用状況により消防団幹部等と協議し、必要があれば条例を見直しながら安全・安心な活動ができるようにしていきたいと考えている。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕


消防団による防災訓練

 

【人事案件】
人権擁護委員候補者として推せん

杉山 イネ子さん(再任・67歳・七日原区)
佐藤 由利子さん(再任・68歳・永野区)
 令和2年6月30日をもって任期満了となるため、再度人権擁護委員候補者として推せんすることに、全会一致で同意しました。今後、弁護士会や人権擁護委員会連合会の意見を聞いて、法務大臣が委嘱することになります。任期は3年間です。

 

教育委員に任命


今 千佳さん(48歳・沢内区)

 昨年9月30日に辞職した前任者に代わり、今 千佳さんを任命することに全会一致で同意しました。
 任期は前任者の残任期間の今年10月20日までとなります。



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