補正予算
一般会計 第2回定例会
暖冬・雪不足に伴うスキー場への財政支援として補助金1,000万円を計上

 定例会(1月)で一般会計の補正予算が提案され、第2回定例会(3月)では一般会計のほか国保会計など6件の補正予算が提案されました。さらに、追加議案として一般会計の補正予算が提案され、慎重な審議を行い全て原案どおり可決しました。各会議での一般会計補正予算質疑のいくつかを紹介します。

 

 第2回定例会で提案された一般会計補正予算では、歳入歳出それぞれ1億6386万円を追加し、予算の総額を67億9197万円としました。
 今回の補正予算では、暖冬・雪不足に伴う観光誘客施設災害支援事業補助金1000万円、小学校トイレ改修工事費、小中学校冷房設備増設工事費などを計上しています。また、歳入でふるさと応援寄附金8000万円を増額計上しています。

暖冬・雪不足に伴う観光誘客施設災害支援事業補助金の内容は?

提案内容
 記録的な暖冬・雪不足で町内の2つのスキー場の経営が大変厳しく、財政支援の要望があったことから、1000万円の補助金を計上したものです。

■質疑(議員)
 スキー場への財政支援補助金はどのような内容で今回計上したのか。

■答弁(農林観光課長)
 記録的な暖冬・雪不足の影響により町内2つのスキー場の経営が大変厳しく、財政支援の要望があったことから1000万円を計上した。
 内容は、人工降雪機、雪上車等の光熱費や燃料代の費用の一部助成として400万円。4月以降のシーズンに向けて、ゴンドラの乗車割引、雪上車の乗車割引など広告宣伝費として600万円を予定している。

討 論

反 対
平間徹也議員

 財政危機の折、中学校統廃合の事業を一旦停止も含めて再考すべきであり、それを含む今回の補正予算に反対する。

■(賛成討論なし)
■〔採決の結果、賛成多数で可決〕


一般会計 追加議案
公立刈田綜合病院へ1億3,200万円を貸付

 第2回定例会で提案された一般会計補正予算では、歳入歳出それぞれ1億9439万円を追加し、予算の総額を69億8636万円としました。
 今回の補正予算では、小中学校の校内通信ネットワーク環境整備と情報端末機器購入費や公立刈田綜合病院への貸付金を計上しています。


経営改善の内容は?

提案内容
 令和元年度の公立刈田綜合病院事業会計決算見込みは、一時借入金が大幅に増加し、財政健全化法に定める経営健全基準を大幅に超え経営改善を図ることが困難になります。今後、重点支援区域として厚労省の支援を受けながら再編・統合を進めていくため、1市2町から公立刈田綜合病院に対し、貸し付けを行うものです。

■質疑(議員)
 資金不足による貸付を行うことにより、経営改善をどう進めていくのか。

■答弁(町長)
 国の重点支援区域指定を受け、刈田病院と中核病院との機能分化、連携強化を目指し、経営改善を行っていく。

動 議

議員

 町の財政負担が大きく、本質的な経営改善にはなっていない事から、組み替え動議を提出する。

■動議は成立したが、議員の賛成少数のため直ちに議題とすることは否決された。


討 論

反 対
平間徹也議員

 公立刈田総合病院への貸付は根本的な問題解決になっていない。
 小中学校の通信ネットワーク環境整備等の予算も費用対効果のある内容にすべきであることから、この補正予算に反対する。

■(賛成討論なし)
■〔採決の結果、賛成多数で可決〕


附帯意見

刈田病院への貸付金について、附帯決議案が提出され、全会一致で附帯決議を付することに決定しました。

附帯意見内容
・今後の運営方針及び経営改善の方策を確認し、貸付金償還等、財政計画を議会に報告すること。
・重点支援地域としての医療環境の見直し等について議会に報告すること。



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