一般質問


齋藤英之議員

 

道の駅
 
 
「道の駅」整備検討の進捗状況は
重きを持って検討を進める

■質問
 町長の施政方針で蔵王町道の駅設置検討委員会を立ち上げて検討を進めていくとあったが次の点を伺う。
@これまでの取り組みの進捗状況は。

■町長

 10月に検討委員会設置要綱を定め、15人以内で学識経験者をはじめ、町内各種団体の方々から内諾をいただいたので、新年早々委嘱し、検討に入りたい。

■再質問
 本年度も残りわずかでどんな事情があるにせよ、まだ一回目の会合もできていない。町の活性化を図っていくという観点から、町の一番の重要施策ではないのか。道の駅をまちづくりの拠点・核として進めていくという強い視点と町長のリーダーシップの本気度があまり見えてこない。検討をもっと早く進めていく考えはないのか。

■町長

 台風などの対応もあり、また、防災機能を併設した多機能型の道の駅を検討していく必要があることから、委員長に副町長を置いて重きを持って前に進めていきたい。

■質問
 A災害に強いまちづくりを進めていく上で、防災機能を併せた多機能型施設の必要性がより高まっている。まちづくりの拠点としてどのような方向性を持って今後検討していくのか、また、今後のスケジュールは。

■町長

 自然災害への備えが一層重要になったことから、防災機能を含めた多機能型施設の道の駅とすることが望ましいと考えている。
 どのような機能を導入するかという点に加え、設置する施設、運営する手段、財政計画など、幅広く調査検討していく。
 第一回目の委員会では、専門的な講師を招いて、構想から設置までの全体像を段階別に把握することから始め、防災機能を備えた各地の道の駅を視察し、運営実態やコンセプトを検証して、イメージを膨らませながら検討を重ねていく。




 

地区協議会
 
 
地区協議会設置の検討を
機運の醸成に努めていく

■質問
 平成28年9月会議でも一般質問したが、地域課題の解決に取り組む地区協議会の設立については、協働のまちづくりにあって、高齢化や人口減少により地域コミュニティが弱体化しつつあり、増加・多様化する行政課題にも対応していくことが必要である。
 地域課題は地域で取り組み、高齢者福祉や防災、居住間環境整備、住民交流などにおいての課題解決を行う地域一体の組織で、地区公民館を活動の拠点として、包括的に取り組んでいくことが必要と考えることから、今後検討し、まちづくりを進めていく考えはあるのか。

■町長

 第四次蔵王町長期総合計画の前期計画では、町内5地区に地区協議会を設置し、指定管理者を置いて、各地区公民館の管理も行うような地域住民の組織づくりを目指したが、東日本大震災もあり、防災上の観点から、地域コミュニティの単位は、5地区の地区協議会ではなく、現在の行政区で考えるとしてきた経緯がある。
 しかしながら、高齢化や人口減少による地域コミュニティの弱体化は認識しており、新年度から地域コミュニティ活動への支援として、地域住民が主体となって取り組む地域活性化事業に対し、助成金交付制度の運用を考えている。
 また、町全体が活性化するためには、地域が元気である必要があり、行政運営には広域的な課題もあり、小学校区を単位とした5地区の機能活用も必要である。
 住民自ら地域の課題をよく認識し、自主的にその課題解決を図ろうとすることが「共に創るまちづくり」の重要な要素で、今後自治意識を高められるような各種セミナーや勉強会を開催し、住民自ら声を上げ、地域毎の課題解決に地域一体の組織等で行うことができるよう機運の醸成に努めていく。

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