一般質問


村上一郎議員

 

町政運営
 
 
町長4期目の3年の総括は
おおむね良い方向に向かっている

■質問
 町長は町政執行4期目の3年が経過しようとしている。昨年から第五次長期総合計画に基づいて運営しているが、人口減少と高齢化社会問題を乗り越えるため、将来を見据えた活気あるまちづくり、農業と観光の振興など課題は山積している。
@4期目に掲げた五つの基本政策の成果は上がったのか、町長自身の総括を伺う。

■町長
 五つの基本政策とは「健やかなまちづくり」「学び楽しむまちづくり」「美しい快適なまちづくり」「活気あるまちづくり」「未来へつなぎ、共に創るまちづくり」である。皆様のご協力により健全財政を維持しながら各種政策を実行でき、おおむね良い方向に向かっていると捉えている。

■質問
A農畜産物の地産地消と6次産業化、蔵王ブランドの推進等、蔵王の知名度を活かした農業と観光の振興に向けた官民連携等は、十分とはいえないのではいか。

■町長

 学校給食や宿泊施設で蔵王町産の米を使用し地産地消を推進している。6次産業化については養鶏家によるプリン、マヨネーズの販売、オムライスの提供で話題となった。その他、6次化に取組む農業者が増えつつある。町としても効果的な支援策を講じていきたい。ブランド化については蔵王ブランド推進協議会の意見を基に今年度から基準の見直しを進めている。

■質問
B交流人口を拡大し「外貨」を稼ぎ、その利益を町民の福祉充実に結び付けるべきと考えるが、所見を伺う。また、観光客入り込み目標数200万人の推移はどうなのか。

■町長

 蔵王山の火山活動活発化の事態を受けて目標は達成していないが、風評被害の払拭に努め、平成29年度には170万人にまで回復している。
 福祉の充実については、平成28年10月に子ども医療費助成の対象年齢の引き上げえを皮切りに乳幼児から高齢者まで幅広い年代に応じた課題に着々と対応している。

■質問
C「町民が主役、地域が主体のまちづくり」を進めるには、町民と行政の信頼関係を深めるため、生の声を直接聞き各政策に反映させる姿勢と努力が大切ではないか。

■町長

 各種団体の会合には自ら出席し膝を交えて率直な意見を聞くことを重視し継続している。今後も町民の意見をよく聞き施策に反映させる「協働のまちづくり」を推進していきたい。

■質問
D今後1年は地方創生事業の総合戦略は最終年度である。町民の視線に立ち、最小限の費用で最大の効果を出せる行政運営をどう展開していくのか。

■町長

 町民にずっと住み続けたいと思ってもらえる「オンリーワンなまち・ざおう」を実現するため、必要な施策には思い切った決断をしながら全力で取組んでいく。


 

体育施設整備
 
 
平沢コミュニティグランドのトイレ整備を
隣接するコミュニティセンターのトイレを利用してほしい

■質問
 平沢コミュニティグラウンドの施設整備につき、平成29年に駐車場が舗装され利便性が図られたが、トイレは仮設型簡易水洗式のままである。地域の子どもから大人まで幅広く活用されているグラウンドであることから、安全で清潔感が保たれるトイレを整備すべきではないか。

■町長
 水洗トイレを設置するには地形的に見て多額の費用を要し、また、グラウンドの利用が少なくなっている現状からみても現実的でない。隣接するコミュニティセンター内のトイレを利用してほしい。


平沢コミュニティグラウンドのトイレ

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