一般質問


松ア良一議員

 

選挙啓発
 
 
投票率の向上を
防災無線による広報や投票立会人の公募制を検討する

■質問
 参議院議員選挙の結果は、残念ながら投票率の下落傾向に歯止めがかからず、全国的にも過去最低と並ぶ結果となった。本町も様々な施策を講じているが、さらに町民が選挙に主体的に関わる機会を増やし、選挙をより身近に感じていただくため、投票環境づくりが必要であると考える。そこで、次の項目について町長の見解を伺う。
@本町の投票率の分析と課題

■町長

 7月に執行された参議院議員通常選挙における本町の投票率は54.67%だったが、年齢階層別投票率は、若年層に課題があると捉えている。期日前投票のより効果的な制度の周知と運営に努めていく。

■再質問
 A投票率向上に防災無線による呼びかけ

■町長

 有効な手段と考えられるため、実施に向け進めていく。

■質問
 B投票入場整理券の裏面に宣誓書を記載

■町長

 今年度導入した「期日前・不在者投票システム」により待ち時間の短縮と円滑な投票を行うことが可能となったことから本システムを活用していく。

■質問
 C移動車による期日前投票の実施

■町長

 期日前・不在者投票システムや運営経費に課題があり、考えていない。

■質問
 D投票管理者及び立会人の公募制

■選挙管理委員長

 投票管理者については、従来どおり各行政区長にお願いしたいと考えている。
 投票立会人については、これまで地区住民を広く把握している方にお願いしていたが、多くの方に選挙に関与してもらう機会や若い世代の政治や選挙に対する関心を高めるよう前向きに検討していく。

 

 

給付事業
 
 
網膜色素変性症の患者支援を
ニーズを把握しながら前向きに検討する

■質問
 「網膜色素変性症」は目の中で光を感じる組織である網膜に異常が起こり、「夜盲」や「視野狭窄」など視力の低下する進行性の病気であるが、治療法は見つかっていない。
 最近、「暗所視支援眼鏡」が開発され、装着することで昼間のように明るく見えるなど驚きの声が報告されている。
 そこで、「網膜色素変性症」の患者支援に「暗所視支援眼鏡」を日常生活用具給付事業に追加してはどうか。

■町長

 本町の視覚障がいによる身体障害者手帳所得者は今年8月現在34名おり、そのうち綱膜色素変性症の方は3名である。
 蔵王町障害者日常生活用具給付等事業実施要綱により、障がいのある方や難病の方が自立した生活を送れるよう日常生活用具の購入費用を助成するなど支援を行っている。
 暗所視支援眼鏡は網膜色素変性症の方の生活を支援する上で効果があるものと思われることから、効果を十分検証し、助成対象用具にすることについて、ニーズを把握しながら前向きに検討する。


暗所視支援眼鏡

メ モ
(夜盲とは)
 薄暗くなると物が見えにくくなる状態。


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