一般質問


大沼昌昭議員

 

介護支援
 
 
〔追跡質問〕介護支援ボランティア制度の検討は
導入は考えていない

■質問
 前回の町長答弁において、費用対効果を考えると蔵王町の人口規模では難しいことや運営経費がかかることから導入は難しいとのことだったが、介護ボランティア制度発祥の東京都稲城市では、ボランティア活動に係る費用に190万円を支出しているが、年間の費用対効果は、694万円である。
 また、同制度を導入している多賀城市や塩釜市は地域支援交付金を活用している。
 平成19年度に東京都稲城市で一番最初に始まった事業が、平成29年の10年間で397市町村まで広がりを見せている。
 この制度が介護予防に有効であると考えられることから、導入を検討してはどうか。

■町長

 関係各課と真剣に議論している。稲城市は、9万人以上の人口で蔵王町の9倍あり、市内施設の中でポイント制を行い対応している1,460ヵ所の施設がある。多賀城市は19ヵ所、塩釜市は23ヵ所で対応している。お手伝いをした時、その施設からポイントをもらい、それが自分の介護保険料に少しでも積み重なってくると年間で5,000円から1万3,000円になるので決して悪いことではない。しかし蔵王町では、介護になった人にボランティアをするのではなく、65歳から介護にならない予防を行っている。例えば「温泉で・い〜サービス」「蔵王あがらいんかふぇ」の健康サロン、健活サポーターなど介護予防事業を行っているので、今のところ考えていない。

■再質問
 すでに実施している事業にプラスしてこの事業を行うことにより、ボランティアの働く意欲により介護になりにくい。また、ポイント制により介護保険料に充当されるなど町として保険料の抑制につながることからもう一歩進んだ介護制度の充実ということで県内外に福祉の先進地をアピールするためにもこの制度を導入してはどうか。

■町長

 ボランティアの人数や有償、無償の問題もある。また、この制度を導入することにより最低2名の職員が必要になる。社会福祉協議会やシルバー人材センターに委託しているところもあると思うが、総合的に判断し、今の形で事業を進めていきたいと考えている。


健康サロン(日本舞踊)

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