議案審議
 
4月会議・6月会議

 蔵王町議会は通年議会制ですので、平成31年定例会の会期を1月4日から12月27日までとしています。3月会議以降は休会中になりますが、町長からの再開協議を受け、本会議を2回再開しました。
 4月会議は、4月22日に再開し、専決処分3件の報告と動産取得1件、一般会計・水道会計の補正予算を審議したほか陳情書1件を常任委員会に付託しました。
 6月会議は、6月6日から12日まで開会し、繰越計算書1件、常任委員会調査2件の報告のほか陳情書3件、議員派遣1件、条例制定1件、条例改正3件、一般会計・特別会計4件の補正予算を審議しました。
 また、12日には5名の議員が登壇し、一般質問を行いました。
 審議結果等は下表のとおりですが、掲載ページも表記していますので、議案審議や補正予算、一般質問等はそれぞれ各ページでご覧ください。


地球温暖化は樹氷にも大きな影響があります。

 


4月会議
【動産取得】
消防ポンプ付積載車等を更新
【提案内容】 蔵王町消防団第1分団山の入班、第2分団円田中班、北境班、第5分団下別当班及び第6分団北山班の小型動力消防ポンプ付積載車等が、配備後20年以上経過し、車両及びポンプ性能が劣化していることから、整備計画に基づき更新するものです。


円田中班に配備予定(イメージ)の小型動力消防ポンプ付積載車


■質疑(議員)
 今回、円田中班で更新予定の1トン車をベースとした消防ポンプ車は、蔵王町では初めて配備されるサイズの車両だが、その選択理由と性能は。

■答弁(総務課長)
 本来であれば円田中と円田表にそれぞれ小型の軽積載車を配備すべきと考えるが、現在消防団員数が円田表3名、円田中が12名となっており、円田表では消防車両の導入ができない状況である。そのため、この2つのエリアをカバーするための車両を消防団の幹部会議で検討した結果、6人乗りタイプで、2トン車と軽積載車の中間にあたる1トン車に決めたものである。性能も、2トン車と軽積載車の中間になる。

■〔採決の結果、全会一致で可決〕


6月会議
【条例制定】
森林環境譲与税基金条例制定

【提案内容】  温室効果ガス排出削減目標達成を図るため、国により森林経営管理制度が創設されました。森林整備等に市町村が積極的にかかわり、林業経営改善、人材育成、木材利用の促進及び啓発等を推進するものです。
 その財源として森林環境税が創設され、令和6年度より個人住民税に合わせて年額1000円が課税されますが、前倒しで今年度から県及び市町村に配分されます。 制度の詳細についてはまだ示されていませんので、一旦基金に積み立て、詳細決定後に森林調査や森林経営改善事業に使用していくものです。

■質疑(議員)
 詳細は未定とのことだが、交付予定額をどのように見込んでいるのか。また、どのように利用しようと考えているのか。

■答弁(農林観光課長)
 私有林人工林面積割、林業就業者数及び人口割の積算に基づき概算で今年度交付予定額を360万円程度と考えている。森林経営管理制度の詳細が示されるのに応じて遅滞なく取り組んでいく。地域ごとの年次計画を立てるなど、森林の状況を把握することから始めなければならないと考えているが、関係する方々の力を借りながら進めていきたいと考えている。

■〔採決の結果、全会一致で可決〕


荒れ果てた森林


【条例改正】
心身障害者医療費の助成に関する条例改正

【提案内容】  宮城県における障害者医療費助成の対象は現在身体障害者(障害者手帳1級・2級所持者及び3級(内部障害)所持者)が対象となっていましたが、本年10月1日から精神障害者(精神障害者保健福祉手帳1級所持者)を含める改正が行われることから、本町においても同様に改正を行うものです。

■質疑(議員)
 助成方法はどのような形となるのか。手続きに関しても利用しやすい環境づくりに努めてほしい。

■答弁(町民税務課長)
 助成は償還払い(請求による後払い)になり、請求により2分の1が県から助成され、残りを町で助成する。

■質疑(議員)
 身体障害者は3級の方まで対象となるのに対し、精神障害の方は1級の方に限られるのはなぜか。

■答弁(町民税務課長)
 県の改正によるものであり、関係市町村でも同様に精神障害1級の方のみ対象となっている。

■〔採決の結果、全会一致で可決〕

 
 

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