補正予算

 4月会議の補正予算では、一般会計と水道事業会計の2件が提案され、6月会議では一般会計のほか、公共下水道事業会計など4件の補正予算が提案され、慎重な審議を行い全て原案どおり可決しました。
 一般会計予算質疑のいくつかを紹介します。

4月会議 一般会計

東北観光復興対策交付金
事業費3,525万円を計上

 4月会議に提案された一般会計補正予算は、成人男性に対する風しん対策関連事業費等549万円、東北観光復興対策交付金事業費3525万円を追加し、予備費を53万円減額して、予算の総額を58億7521万円としました。

 
風しん予防接種の事業内容は?

提案内容
 成人男性に対して抗体検査や予防接種の事業費として288万円を予算化するものです。

■質疑(議員)
 対象者と予防接種の費用はどうなっているのか。

■答弁(保健福祉課長補佐)
 対象者は、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの1144人を想定しており、3年間の事業で、本年度は、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの461人を対象にクーポン券を郵送するとともに町広報紙で周知する。
 風しんの抗体検査・予防接種の費用については、全額町負担となり、個人負担はない。


東北観光復興対策交付金事業の内容は?

提案内容
 東北観光復興対策交付金事業費として3525万円を予算化するものです。

■質疑(議員)
 本年度は3つの事業に取り組むようだが、どう取り組んでいくのか。

■答弁(農林観光課長)
 交付金は国が東北6県の大震災による風評被害や落ち込んだ訪日外国人旅行者の回復を図る目的で、交付される重点事業6項目のうち3項目に取り組む。
@海外プロモーション強化事業(旅行博や国際イベント出展事業、台湾・タイ ファムトリップ及び商品造成事業、台湾・タイ・中国・香港 海外メデイア広告事業、台湾・タイ 共通パンフレット印刷事業)
Aインバウンド受入環境整備事業(スキー場誘客強化事業、白石市・七ヶ宿町・蔵王町)、みやぎ蔵王三源郷インバウンド宿泊促進事業(川崎町・村田町・蔵王町)、自主事業として仙台空港から三源郷エリアまでのシャトルバスの運行。
B滞在コンテンツ充実・強化事業(山形市・白石市・七ヶ宿町・川崎町・蔵王町)、ほかに蔵王町単独事業として、遠刈田こけし滞在コンテンツ開発事業や遠刈田こけし受入環境整備事業を行う。


三源郷エアポートライナー

メ モ
(ファムトリップとは)
 観光地の誘致促進のため、ターゲットとする国の旅行事業者等に現地を視察してもらうツアーのこと



6月会議 一般会計

プレミアム付商品券事業など6437万円を追加
■総額59億3,958万円に■

 6月会議の補正予算では、一般会計予算で、歳入歳出6437万円を追加し、予算総額を59億3958万円としました。
 今回の補正予算では、プレミアム付商品券事業費2968万円、幼児教育等無償化システム改修費728万円、鳥獣被害対策担い手育成事業補助金75万円、林道橋点検委託料480万円、町道湯口線・下別当1号線改良事業費2563万円、統合中学校用地購入費73万円追加などを計上しています。

 
プレミアム付商品券の事務費割合が多いのでは?

提案内容  国の事業として、プレミアム付商品券を発行するものです。

■質疑(議員)
 事務費が全体事業費の半分になっているのはなぜか。また、委託するとあるがどこに委託するのか。

■答弁(保健福祉課長)
 国のQ&Aを参考に必要と思われる事務費を計上した。また、委託については町商工会を念頭に考えている。

■質疑(議員)
 プレミアム付商品券の対象者は、住民税非課税世帯と学齢3歳未満ということだが、報道等では3歳半となっているが、どちらがただしいのか。

■答弁(保健福祉課長)
 2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子どもに基準日が変わり、3歳半までとなった。


道路改良事業の増額はなぜ?

提案内容  国庫補助金の増額通知により、道路改良事業費を増額補正するものです。

■質疑(議員)
 国庫補助金が増額になっているが、どんな理由によるものか。

■答弁(建設課長)
 国の配分率を見込んで予算化しているが、これまでは減額通知になるところだが、今回は増額通知となったものである。

■質疑(議員)
 今回の増額補正で、どのくらいの進捗状況になるのか。

■答弁(建設課長)
 繰越事業費と今年度の事業費で湯口線は、全体の約3割の区間が完成し、下別当1号線についは、全体の約6割の区間の完成を予定している。


改良工事が進む下別当1号線


鳥獣被害対策担い手育成事業補助金の追加理由は?

提案内容  75万円追加補正するものです。

■質疑(議員)
 当初も計上されているがどんな理由で追加計上するのか。

■答弁(農林観光課長)
 捕獲実施隊の高齢化等もあり、銃を所持する方がだいぶ減ってきていることから、わなだけでなく銃の所持に関しても助成するものである。
 猟銃の購入等に関しては経費の2分の1を助成し、20万円を限度で考えている。


林道橋点検委託料とは?

提案内容  国庫補助事業により林道橋の点検を480万円で委託するものです。

■質疑(議員)
 林道橋の点検箇所は何カ所あるのか。

■答弁(建設課長)
 長さが2メートル以上の橋で、古林線に2橋、青麻林道に1橋、秋山沢に1橋の4橋である。


統合中学校用地購入費が追加された理由は?

提案内容  土地購入費75万円を追加するものです。

■質疑(議員)
 当初予算で計上されたが、なぜ今回追加計上されたのか。

■答弁(教育総務課長)
 契約にあたり確認作業をしたところ学校用地で1筆、道路用地で1筆の拾い漏れの事務的ミスが発覚したため、2筆で150平方メートル分の土地購入費を追加するものである。


青少年沖縄交流合宿事業内容は?

提案内容  合宿事業に19万円を補助するものです。

■質疑(議員)
 新規の事業だが、どういった事業内容か。

■答弁(生涯学習課長)
 町子ども会育成会の事業で、カメイ教育振興財団に助成金を申請していた事業である。7月30日から8月3日までの4泊5日の予定で、沖縄県の北中城村と金武町での交流活動を行い、定員は16名で、個人負担は3万円である。

■質疑(議員)
 この事業は今後も継続するのか。

■答弁(生涯学習課長)
 今回の事業は、子ども会育成会に登録している中学生から高校生の130名を対象とした事業で、今後もこのような事業を計画し、継続的に健全育成事業を進めていく。



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