町の仕事をチェック!!
 

 3月会議から6月会議までの間に、各常任委員会で実施した所管事務調査の結果について報告します。


総務経済
野生鳥獣被害防止施設(侵入防止柵)
年間を通じた検証を行い、他地域へ導入の検討を

■調査の内容
 4月16日、農林観光課長等の出席を求め、野生鳥獣被害防止施設(侵入防止柵)設置事業に関する調査を行いました。当日は、侵入防止柵の設置状況等を確認するため現地調査も行いました。さらに、設置者である向山上地区鳥獣被害対策協議会の役員等との意見交換も行いました。

■指摘意見
@昨年11月の侵入防止柵設置以降は、イノシシの目撃情報や被害情報が激減しているが、年間を通じた効果や他地域への影響、施設の維持管理等について、今後、継続的に確認すべきである。
A侵入防止柵が設置できない道路や水路などの開口部からイノシシの侵入も想定されることから、鳥獣被害対策実施隊と連携し、捕獲に向けた取り組みを強化すべきである。
B地域住民が一体となって取り組んだ今回の事業では、専門家による勉強会や集落点検の実施などにより、鳥獣被害対策への理解や意識向上が図られており、今後のモデルケースになると考えられることから、年間を通じた効果等も十分検証のうえ、他地域への導入について検討すべきである。


向山上地区に設置された侵入防止柵


教育民生
学校給食栄養基準
保護者への現状説明と偏食への取り組み等の協力を求めよ

■調査の内容
 4月23日、教育総務課長等の出席を求め、学校給食の栄養基準に関する調査を行いました。当日は、調理場において、給食調理状況の現地確認及び中学生に提供される給食の実食も行いました。

■指摘意見
@国の学校給食摂取基準が平成30年に改定されたが、11項目中、小学校で3項目、中学校で6項目が基準値を満たしていないものの、小学校ではごくわずかなもので、中学校でもカルシウムとビタミンA以外はわずかなものであり、これまで以上に献立や食材を工夫し基準値の充足に努めるべきである。
A栄養基準の充足状況は給食を完食したものとして算定されているが、残食が多いことから、その原因の確認と対策を行うとともに、保護者に対しても現状を十分に説明し、栄養基準の充足や偏食への取り組みなどについて家庭における協力を求めるべきである。


学校給食共同調理場の調理状況確認


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