■調査の内容
4月16日、農林観光課長等の出席を求め、野生鳥獣被害防止施設(侵入防止柵)設置事業に関する調査を行いました。当日は、侵入防止柵の設置状況等を確認するため現地調査も行いました。さらに、設置者である向山上地区鳥獣被害対策協議会の役員等との意見交換も行いました。
■指摘意見
@昨年11月の侵入防止柵設置以降は、イノシシの目撃情報や被害情報が激減しているが、年間を通じた効果や他地域への影響、施設の維持管理等について、今後、継続的に確認すべきである。
A侵入防止柵が設置できない道路や水路などの開口部からイノシシの侵入も想定されることから、鳥獣被害対策実施隊と連携し、捕獲に向けた取り組みを強化すべきである。
B地域住民が一体となって取り組んだ今回の事業では、専門家による勉強会や集落点検の実施などにより、鳥獣被害対策への理解や意識向上が図られており、今後のモデルケースになると考えられることから、年間を通じた効果等も十分検証のうえ、他地域への導入について検討すべきである。
向山上地区に設置された侵入防止柵
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