議案審議

10月会議・11月会議・12月会議

 蔵王町議会は通年議会制ですので、平成30年定例会の会期を1月4日から12月28日までとしています。9月会議以降は休会中になりますが、10月から12月までに本会議を3回再開しました。
 10月会議は、10月25日に議員のみで再開し、議員派遣について審議しました。
 11月会議は、11月9日に再開し、小・中学校、幼稚園に冷房設備を行うための工事設計委託料を追加するなど一般会計補正予算と蔵王病院事業会計補正予算を審議し、原案どおり可決しました。そのほか陳情書6件を常任委員会へ付託しました。
 12月会議は、12月7日から11日まで開会し、道の駅整備促進を求める請願書1件、陳情書6件、意見書6件、条例制定1件、条例改正4件、規約変更1件のほか、平成30年度各種会計補正予算4件を審議し、請願・陳情は採択し、原案どおり可決しました。
 また、12月11日の一般質問では、2名の議員が登壇し、行政の問題点や方針をただしました。
 なお、審議結果は下表のとおりですが、掲載ページも表記しておりますので、条例や補正予算、意見書、委員会報告等はそれぞれ各ページでご覧ください。


 

[12月会議]
請願採択

 平成30年5月23日に道の駅整備促進を求める請願書が提出されました。所管の総務経済常任委員会に付託され、審査の結果、採択すべきものと決し、その報告を受け、12月7日の本会議で質疑、討論を経て採決し、賛成多数で採択しました。

【請願内容】

請願者 道の駅設置を考える実行委員会
代表 平沢一則 外署名提出822名
紹介議員 齋藤英之
 蔵王町の農業と観光の活性化、情報発信、経済効果、そして観光と農業の町の具体策を実現できるように、また第五次長期総合計画に盛り込まれている多機能型施設「道の駅」整備促進の検討を早急に実施していただきたく請願するものです。

審査の経過 
 総務経済常任委員会では、請願審査のため委員会を平成30年6月27日、7月6日、9月18日及び11月26日の4回開催し、6月27日には参考人として農林観光課長等の出席を求め意見聴取を行い、7月6日には請願者並びに紹介議員に出席を求めて、請願の要旨等について説明を求め意見聴取し、質疑を行った。さらに、9月18日には参考人として関係団体等の代表者6名に出席を求め、意見聴取及び質疑を行った。
 11月26日にこれまでの審査内容の確認及び検討を行い、今後のまちづくりにおいて、地域活性化や広域防災、地域交通、福祉増進などの拠点として整備を検討する必要があることから採択すべきものとした。

討 論


反 対
平間武美議員

 町の財政を第一に考えたとき、今後中学校統合に約40億円かかる。全国にある道の駅のうち90%以上が赤字経営である。赤字を抱えないように、予算や地域等様々な問題に議論を深める必要がある。

賛 成
齋藤英之議員

 町の活性化や交流人口増、定住促進、農業と観光の振興を図り、オンリーワンな魅力あるまちづくりの拠点として整備を進める必要がある。

反 対
村山一夫議員

 公共施設の老朽化により今後、修繕が必要になってくる状況にある。また、長期総合計画を議会で認めたから実施しなければならいということではなく、事情変更も必要である。

 

■〔採決の結果、賛成多数(9名)で採択〕

 


【条例改正】
蔵王町地域経済牽引事業促進区域における
固定資産税課税免除に関する条例

【提案内容】 民間事業者等が、地域経済牽引事業のために投資する施設・設備について、一定の要件を満たした場合に、固定資産税を課税免除する特例を定めるものです。

■質疑(議員)
 課税免除の特例だが、どのくらいの率で免除になるのか。

■答弁(町民税務課長)
 固定資産税の税率1.4%全額を3年間免除することになる。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕


【規約変更】
仙南地域広域行政事務組合規約の変更

【提案内容】 仙南クリーンセンターの供用開始に伴い、廃止したごみ処理施設等の経費の負担方法についての変更と、白石斎苑の経費の支弁の方法について、変更を行うものです。

■質疑(議員)
 2市7町で構成されている仙南広域行政事務組合の廃止された施設等の解体撤去計画があるが、各自治体の財政上の問題があり、全然履行されていない。理事会で進めていくべきではないか。

■答弁(町長)
 財政計画を立てながら理事会で方向性を出しているが、解体に当たっては計画どおりに進んでいないのが実状である。
 各自治体の財政事情や解体費用の問題はあるが、今後、しっかり取り組んでいく。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕


解体が進んでいない村田衛生センター

 
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