子育て支援の充実を
　私は結婚を機に蔵王町に移住してきて、今、3児の母として生活しております。
　蔵王町に住んでみて、私たちは蔵王連峰の恵みを受けて、日々生かされていると感じています。
　子供たちは毎日蔵王の星空と雪に感動し、蔵王で育った農作物を食べ心も体も健やかに育っています。
　一方で、その子供を育てるための受け皿という所の環境においてはまだ追いついていない状況も感じます。
　子育て支援センターで一時預かりをできるようにしたり、土・日も施設を利用できるようにしたり、今すぐにでも子育て支援を充実させる方法はあると思います。
　子育て支援を充実させる事はどんな観光政策より町を活気づけることになると思います。前例にとらわれることのない子育て支援の環境づくりをしていただきたいです。

今と向き合い、明日を築く
　幼稚園・中学校の統廃合、職を求めて町を離れざるを得ない若者、小売店の閉店や医療体制の縮小などから拡大する日常生活圏。現状と将来への不安や諦めの声が周囲から聞こえ、20代の私でさえも故郷の本格的な衰退を実感しています。
　こうした不安や諦めを捨てて行動しなければ、人や町も変化に取り残されてしまいます。
　人口減少と仙台一極集中の時代の中で、行政が近隣自治体と連携するように、私たちも行政区や学区の枠を越えた交流と、町全体での視点と規模による町民同士の協働が重要になると考えます。従って、町の同世代や転入者、出身者らが交流できる機会の提供が必要です。
　その具体策として、友人づくりやUターン・起業・婚活・地域活動などのきっかけに、30歳の成人式（同窓会）を行う自治体が増えており、効果や満足度も高いそうです。
　不安や諦めのない明日を築く一助に、蔵王町も開催してはいかがでしょうか。