新年度予算

定住促進事業・小中学校の英語教育推進事業に
4,140万円など
可決 一般会計56億2千万円






総括質疑
町長の考えはどうなんだ?
 

−新年度予算審議から−
 平成30年度予算案の審議は、予算特別委員会に付託され、6日間にわたり慎重に審議されました。
 特別委員会へ審査を付託する前に、本会議では予算編成方針や行政運営などについて、総括質疑が行われました。その中から一般会計1件、特別会計2件を掲載いたします。


〔一般会計〕 協働のまちづくり事業とは何か?
■質疑(議員)
 施政方針や第五次長期総合計画の中で町民と行政が一緒につくっていく協働のまちづくりを目指すというが、新年度予算を見ても該当する事業が見当たらない。協働のまちづくり事業とは何か。

■答弁(町長)
 協働のまちづくりの考え方は広く、予算に載らなくても行政区長や民生委員の横の連携を取りながら会話だけでなく広い意味で行っている。
 特に蔵王山の火山の問題だけでなく自然災害が多く、いざ災害が発生した時に自主防災組織や行政区の皆さんの協力をお願いしている。


七日原地区に整備された防災スピーカ


〔国保会計〕 前年度より20%減額になった理由は?
■質疑(議員)
 30年度より国民健康保険は県一元化になるが、予算額が前年度より20%減になった理由は何か。

■答弁(町長)
 今までは蔵王町で直接運営していたが、今年度から市町村を一括して県単位で運営することになり、国からの国庫支出金が県に回るため減額となる。


〔介護会計〕 前年度より7%増額になった理由は?
■質疑(議員)
 介護保険料は30年度から第7期の改定になるが、予算額が前年度より7%増になった理由は何か。

■答弁(町長)
 介護保険料の町民の負担額はまったく変わりはないが、介護サービス給付費等で増額となった。
 また、蔵王町の介護保険料は宮城県で下から2番目であり、最低限の保険料で頑張っている。

 

予算特別委員会の指摘意見

 予算特別委員会では委員長に大沼昌昭議員を、副委員長に村上一郎議員を選出し、6日間にわたり審査を行いました。
 委員会採決の結果、平成30年度各種会計予算は全て原案のとおり可決しましたが、一般会計で4件の指摘意見がありました。


生かせ!指摘意見

町民バス等の利便性向上を

 町民バス運行委託や地方バス路線維持のため多額の予算を計上しているが、運行ダイヤ等について、利用者の意見を十分参考に、事業者と協議のうえ、利便性の向上を図るべきである。

 

消防団員等の定数充足を

  交通指導隊員や防犯実働隊員並びに消防団員は、条例定数に満たない状況が続いており、女性の登用を検討するなど、その充足についてこれまで以上に取り組むべきである。


1月7日 三団体合同出初式:町の安全・安心のために活動しています

 

松くい虫・ナラ枯れ被害木対策の強化を

 松くい虫及びナラ枯れ被害木が大量に発生しており、早急な対応が必要であることから、県の支援をさらに求めるなど対策の強化を図るべきである。


早急な対応が必要なナラ枯れ被害木

 

英語検定受験の公平な実施を

 英語教育推進事業において取り組む英語検定受験については、公平性を十分検討のうえ実施すべきである。

 

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