歴史と文化を大切に
私は普段、神社で神主として奉仕しております。神道は日本人の暮らしの中から生まれた信仰と言えます。 遠い昔、私たちの祖先は稲作や漁業などを通じて自然との関わりの中で生活を営んできました。自然の力は人間に恵を与える一方、猛威もふるいます。
神道の信仰が形となったものが祭りです。祭りは稲作を中心に暮らしを営んできた日本の姿を反映し、春には豊作を、夏は雨風の害が少ないことを祈り、秋には収穫を感謝するものなどがあり地域を挙げて行われます。
皇室で天皇陛下が国家国民の安寧と世界平和を祈るように私も神主の一人として町民が祭りを通じ沢山の人で賑わう鎮守の森蔵王の自然を守り、地域社会の和を保ち、一体感を高めていくこと、子孫の繁栄を願い、家庭から地域、さらには仙南地方を象徴する町、蔵王町の限りない発展を祈っております。
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