補正予算
一般会計(3月会議) 蔵王山風評被害対策費追加ほか
3,167万円減額58億697万6千円に

 3月会議では一般会計のほか特別会計6件の補正予算が提案されました。さらに、3月6日に蔵王山の噴火警報(火口周辺)が解除されたことから、蔵王山風評被害対策費等の一般会計補正予算の追加提案があり、合計8件につき慎重な審議を行い全て原案どおり可決しました。質疑のいくつかを紹介します。

 

3月会議

〔一般会計〕
 3月会議では、一般会計の歳入歳出をそれぞれ3167万円を減額し予算総額を58億697万6千円としました。
 今回の補正は、主に各種事務・事業における請負差額や執行残高の整理を行ったほか、障害福祉サービス介護等給付費やふるさと応援寄附関連予算などを追加しています。
 また、1月30日の蔵王山噴火警戒レベルの引き上げにより観光業に対する風評被害がでていますが、本会議会期中の3月6日に解除されたことを受け、急きょ一般会計補正予算の追加議案が提出され蔵王山風評被害対策費等が追加されました。


仲良く遊ぶ園児たち(永野保育所より)



果樹病害虫防除事業薬剤費が全額補正減となった理由は?

提案内容
 防除事業薬剤費155万円を全額減額するものです。

■質疑(議員)
 全額補正減となった理由は?

■答弁(農林観光課長)
 カメムシが大量発生した場合、町が薬剤を購入し現物支給により一斉防除するために計上していたが、平成29年度はカメムシの大量発生がなかったため全額減額となった。


保育料が大幅に減額となった理由は?

提案内容
 保育所入所児童措置費負担金(保育料)を560万円減額するものです。

■質疑(議員)
 宮、永野保育所では29年度定員以上に入所していたはずだが、減額となった理由は?

■答弁(子育て支援課長)
 平成27年度から国の「低所得世帯への無償化制度」が始まっており、29年度も前の年より所得の基準が引き上げられ、一定基準以下の世帯で保育料が無料となったため、その影響分が減額となった。


谷地遺跡整理作業員賃金が減額となった理由は?

提案内容
 作業員賃金248万円を減額するものです。

■質疑(議員)
 作業員の賃金が大きく減額になっているが、整理作業が終了したことによる減額なのか。

■答弁(生涯学習課長)
 当初14人の作業員を予定していたが、13名で進めてきたため、1名分の賃金が減額となった。なお、整理作業は平成30年度で完了する見込みである。


蔵王山風評被害対策費補助金の事業内容は?

提案内容
 誘客対策事業補助金、観光誘客施設支援事業補助金として750万円を予算化するものです。

■質疑(議員)
 補助金の事業内容は?

■答弁(農林観光課長)
 誘客対策事業補助金は宿泊の割引事業で、インターネット予約により1泊につき2000円の割引を行うものである。
 また、観光誘客施設支援事業補助金は、今回の噴火警戒レベル引き上げによって、樹氷めぐり事業の中止や縮小せざるを得なかったすみかわスノーパークに対し、2月、3月分の雪上車運行経費の2分の1を支援するものである。

■質疑(議員)
 補助金について、蔵王町単独では限界があるので、県の支援も必要ではないか。

■答弁(町長)
 早急な対応として町で補助するが、本格的な支援に当たっては県と協議し進めていく。

■質疑(議員)
 誘客対策広告料734万円の内容は?

■答弁(農林観光課長)
 新聞4社への広告掲載、民放テレビ4社でのスポットCM放送、そのほか情報誌、雑誌へのPR記事の掲載を計画している。
 さらに、「かほピョンくらぶ」会員限定の湯巡り、街巡りキャンペーンを6月ごろに実施し、町中歩きの賑わいを取り戻していきたいと考えている。


樹氷めぐりツアーのようす



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