代表質問


村上一郎議員

 

英語教育
 
 
早期に英語教育を導入する意義は
国際社会の中で活躍できる人材の育成を目指す



英語活動のようす(永野小学校より)

■質問
 中学校の統合について、可能な限り速やかに新設校1校に統合するとしているが、具体的スケジュールは。
 また、その間の施設整備をどのように行うのか。

■町長

 中学校の統合については、平成30年度の早い時期に統合場所の検討を行い、総合教育会議で決定し、用地交渉を進めていく。
 統合までの施設整備については、学校と教育委員会が連携し、蔵王町公共施設総合管理計画に基づき維持管理や補修等を進めていく。

■質問
 英語教育について、文部科学省から英語特区の認定を受け、保育所、幼稚園、小学校低学年からの英語教育に取り組むとしているが、導入することの意義と英語特区申請を必要とした根拠は何か。
 また、平成30年度からの具体的な取り組み内容は。

■町長

 文科省では、平成32年度から小学3・4年生は年間35時間、5・6年生は年間70時間の英語活動を実施するとしているが、これに先行した形で英語教育特区を活用し実施したいと考えている。
 また、英語活動を通じ、子どもたちが蔵王町に誇りを持ちながらグローバル化する国際社会の中で活躍できる人材育成を目指して取り組んでいきたいと考えている。

■質問
 子育て支援センターの利用状況と支援体制はどうか。
 また、幼稚園の3年保育・預り保育の検討、認定こども園の整備促進に向けて検討を進めるとしているが、実現的な計画性をもって進めていくべきではないか。

■町長

 子育て支援センターの利用状況は、4月から12月まで5420人が利用し、平均で1日あたり11組30人の利用となっている。子育て支援講習会や妊婦さん向けの教室、新米ママを対象とした各種教室などを行っている。
 幼稚園の3年保育については、第五次長期総合計画の前期計画期間内での実現に向け、幼稚園の3歳児受け入れと預かり保育を実施できるよう施設の増改築等、職員配置など様々な課題を洗い出し検討している。
 認定こども園については、検討委員会を設置して調査を開始している。

■質問
 高齢化社会に対応した福祉政策について、昨年開所した「蔵王あがらいんかふぇ」の利用状況はどうか。
 また、この施設を利用したくてもできない高齢者に対し、各地域での福祉施策も必要ではないか。

■町長

 蔵王町の高齢化率は、平成29年9月末現在34.8%で、団塊の世代が75歳を迎える平成37年には40%を超えると推計している。
 その状況を踏まえて開所した「蔵王あがらいんかふぇ」については現在、生涯ピンピン教室等、週3回の利用となっている。今後、事業を拡大し、平成30年度から体組成計を購入し、自由来館できる、蔵王あがらいんかふぇ健康サロン事業を週1回程度を目標に実施し、介護予防の充実に努めていきたいと考えている。
 同所を利用できない高齢者に対しては現在、温泉で・い〜サービスや日帰り研修旅行のほか出前講座など月1回の地域活動を行っている。
 蔵王音頭を活用して考案した「ざおう元気体操」のDVDも完成したので普及を行いながら、介護予防や見守り活動としての集いの場をさらに広げていく。
 また、活動参加への積極的な啓発や活動を支えるリーダー、ボランティアの育成にも努め、共に支え合う地域づくりを進めていく。


「蔵王元気体操」DVD制作のようす


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