議案審議

10月会議・12月会議

 蔵王町議会は通年議会制ですので、平成29年定例会の会期を1月4日から12月28日までとしています。9月会議以降は休会中になりますが、町長からの再開協議を受け、本会議を2回再開しました。
 10月会議は10月10日に再開し、専決処分1件のほか台風18号による飼料作物被害に対する補助金などの一般会計補正予算を審議し、原案どおり可決しました。
 12月会議は12月11日から13日まで開催し、町長から提案された第五次蔵王町長期総合計画基本構想及び前期基本計画のほか、監査委員の選任及び人権擁護委員候補者の推せんの人事案件3件、蔵王町職員の配偶者同行休業に関する条例制定、国民健康保険税条例の一部改正、平成29年度各種会計補正予算5件の議案を審議し、原案どおり同意・可決しました。
 また、12月13日の一般質問では4名の議員が登壇し、行政の問題点や方針をただしました。
 なお、審議結果は下表のとおりですが、掲載ページも表記しておりますので、条例や補正予算、委員会報告等はそれぞれ各ページでご覧ください。


1年間の無事故・無犯罪・無火災を願い、三団体合同出初式が行われました。(1月7日)


 

[12月会議]
第五次長期総合計画基本構想・前期基本計画を可決

【提案内容】 町の総合的かつ計画的な行政運営を図るため、平成30年度から10年間を計画期間とする第五次蔵王町長期総合計画基本構想と、前期5年間の基本計画を定めるものです。


■質疑(議員)
 計画の施策化にはかなりの財源が必要で、自主財源確保策として、徴収率向上と財政健全化を図るとしているが、不足財源をどう考えているのか。

■答弁(町長)
 町を豊かにしていくために、企業誘致や地元産業の振興、ふるさと納税等の取り組みに更にチャレンジしていく。

■質疑(議員)
 この基本構想と前期計画によって、どのような夢のある町に変わっていくと考えるか。

■答弁(町長)
 これから10年間でどんどん人口が減少する中にあって、農業と観光の町であるからその振興を維持しなければならない。インバウンドで多くの観光客が足を運び、蔵王の産物が消費されるような環境を作っていく。

■質疑(議員)
 「個性ある地域づくり活動の促進」として、5年間目標値5件とあるが、どのような事業内容か。

■答弁(まちづくり推進課長)
 行政区を主体とした地域活動を展開している現状だが、中には新たな協働活動を自主的に進めたい、町と連携しながら地域の活性化を目指した事業を取り入れたい、という地域が見受けられようになっている。そのような地域活動を支援していく。

■質疑(議員)
 高齢者が活躍できるまちづくりが重要であるが町長の考えは。

■答弁(町長)
 温泉デイサービスの継続などで健康維持を図りながら、6次化を推進し高齢者や女性の新たな雇用を生み出し、健康で働ける町づくりを進める。

■質疑(議員)
 町民力の結集という基本理念を受け、若者から高齢者まで活躍できる社会を目指す基本方針だが、具体的には。

■答弁(町長)
 この基本構想を認められた後、例えば福祉、農業、観光など分野ごとの計画を策定していく。

討 論


反 対
加川 敦 議員

 計画は多くの町民の意思を反映したものとするには無理があり、長期ビジョンとしては中身が不十分で、豊かな町にする戦略になっておらず、また、町民の参加を促すものにはなっていないため、反対する。

■〔賛成討論なし〕
■〔採決の結果、賛成多数(11人)で可決〕



[条例改正]
国民健康保険を県に一元化

【提案内容】 平成30年4月から国民健康保険が都道府県化されるため、条例の一部を改正するものです。

【改正内容】
 @国民健康保険税額の算定における資産割額を廃止
 A当該年度の税額本算定を8月から7月に変更
 B納期ごとの分割金額の端数計算の特例を、500円未満から100円未満に変更

■〔賛成討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕




人事案件

■監査委員に伊藤悦雄さんを再任


 監査委員の伊藤悦雄さん(67歳・永野区)は、本年12月19日に任期満了となるため、再度任命することに全会一致で同意しました。任期は4年間です。

■人権擁護委員候補者として推せん
 阿部暢枝さん(再任・70歳・宮区)
 大沼芳国さん(再任・64歳・小妻坂区)
 人権擁護委員の阿部暢枝さん、大沼芳国さんは、平成30年3月31日に任期満了となるため、再度人権擁護委員候補者として推せんすることに、それぞれ全会一致で同意しました。
 今後、弁護士会や人権擁護委員会連合会の意見を聞いて、法務大臣が委嘱することになります。任期は3年間です。

 
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