総括質疑
町長の考えはどうなんだ!
 

−28年度決算審査から−
 平成28年度決算は、決算審査特別委員会に付託され、5日間にわたり慎重に審査されました。
 特別委員会への審査付託の前に、本会議では行政執行、業務の成果などに対して総括質疑が行われました。その中から3件を掲載します。


一般会計

さらなる財政健全化の施策は
■質疑(議員)
 町税滞納の改善に関してはその努力が評価されるが、経常収支比率が平成27年度に比べると1ポイント上昇した。今後は公共施設の老朽化や中学校統合問題などを抱え、財政的に多難な時代に突入するとのことだが、それに対する施策はあるのか。

 

蔵王町らしさの中で 実施していく
■答弁(町長)
 他の町がやっているから蔵王町もそれをするということではなく、それぞれの自治体に合った施策を実施しなければならない。蔵王町は企業誘致による法人税の増加と雇用の確保、また、観光ではインバウンド、海外の方々が蔵王町に来ていただく環境整備を進めていきたい。

メ モ
(経常収支比率)
 人件費、扶助費、公債費などのように容易に縮減できない経費に、税、交付税を中心とする経常的な一般財源がどの程度充当されているかを見るものである。 一般的に町村の場合は75%を超えると財政構造の弾力性が失われつつあると考えられている。
(蔵王町の平成28年度指数は89.7%です)


財政調整基金繰入額が少ないのでは
■質疑(議員)
 歳出額の差引額は1億6278万円余りとの報告だったが、繰入額が7000万円額であり、例年と比べて少ないのではないか。

 

翌年度への繰り越すべき財源を差引いた上で算出している
■答弁(まちづくり推進課長)
 法律で2分の1以上を繰入れることになっているが、翌年度への繰り越すべき財源が2838万円余りあったので、それを差引いた後の2分の1で計算し7000万円の繰り入れとした。



台湾プロモーションの様子
国保会計

国民健康保険の事務運用が県に移行された後の保険税は
■質疑(議員)
 来年度から国民健康保険の事務運用が都道府県に一本化されるが、蔵王町では基金残高が多く、保険税を下げる機会もあったのではないか。一本化された後も保険税の値下げは検討されるのか。

 

県への移行状況を見 ながら対応する
■答弁(町長)
 移行について県でも未だ整理されていない状況にあり、市町村長の中でも心配している。
 それぞれの市町村によって保険税に違いがあり蔵王町は低額でがんばっている方であり、県の状況を見ながら対応していく。


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