新年度予算

観光客誘客推進・観光振興体制強化事業などに
3,579万円
可決 一般会計56億円






総括質疑
町長の考えはどうなんだ?
 

−新年度予算審議から−
 平成29年度予算案の審議は、予算特別委員会に付託され、7日間にわたり慎重に審議されました。
 特別委員会へ審査を付託する前に、本会議では予算編成方針や行政運営などについて、総括質疑が行われました。その中から一般会計について3件を掲載いたします。


将来の財政健全化に 向けての考え方は?
■質疑(議員)
 経常収支比率が88.70%では、通常75%ぐらいが適当との目安を超えている。予算編成がかなり難しくなってきていると思うが、将来の財政健全化に向けての考え方は。

■答弁(町長)
 仙南広域関係の負担がだいぶ増えてくると思っている。29年度以降になるが、5年間で消防職員を27人を増やさなければならない。
 また、刈田綜合病院の負担金の増額もある。医師不足、看護師不足等々含め、思った収入が上がっていない。
 公共施設の老朽化が進んできているということもある。町の公共施設の建物は、随時対応してきているが、特に橋梁など老朽化対策には国から補助を受けながら、対策を講じていく必要がある。


町税が昨年度と同額に 近い予算計上の理由は?
■質疑(議員)
 町長の施政方針の中でも、「国は景気が緩やかながら上昇している」とあるが、本来であれば、所得は上がる方向性にあると思うが、町税が昨年同額に近い予算計上となった理由は。

■答弁(町長)
 国は景気が緩やかに伸びているとしているが、どこの市町村も経済的なものを含めて人口が減少し、なかなか厳しい歳入を見込まなければならず、このような予算計上になった。

■質疑(議員)
 農業関係において、長年国の政策を見ていると、新たな補助事業を行うが、3年で事業内容の変更など、国はそういう形の中で進めてきた。
 国のそういう事業の活用の仕方を考えていかなければならないと思っているが、町長の見解は。

■答弁(町長)
 国の補助は、いろいろなことを鑑みながら、いい事業を取り入れ、継続できないものや変更になるものは考えて事業を策定していく必要があるだろうと思っている。



29年度も継続して事業を行う蔵王36(さんろく)畜産クラスター事業

予算特別委員会の指摘意見

 予算特別委員会では委員長に三沢茂議員を、副委員長に大沼昌昭議員を選出し、7日間にわたり審査を行いました。
 委員会採決の結果、平成29年度各種会計予算は全て原案のとおり可決しましたが、一般会計で3件の指摘意見がありました。


生かせ!指摘意見

未登記用地を早急に解消せよ

 未登記の防火水槽用地や町道、農道等用地の早期解消については、これまでも指摘しているが、平成29年度ではごく一部の解消しか見込めない状況であり、推進体制の強化も含め、なお一層の取り組みを強く求める。


未登記の防火水槽用地があります

 

青年就農の受け入れ態勢強化を

 青年就農給付金制度の活用においては、研修先の拡充、農地の斡旋や営農相談の充実など、関係機関との連携による受け入れ態勢の強化に努めるべきである。


沢内区で新規就農した佐藤宏太郎さん

 

遠刈田公園の有効活用と適正な管理を

  都市公園である遠刈田公園については、平成29年度においてわずか1千円のテニスコート使用料しか見込まれておらず、有効な活用と適正な管理を早急に検討すべきである。


ほとんど利用されていない遠刈田公園テニスコート

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