あなたの声 わたしの提言


佐藤 庄二(しょうじ)さん
〔矢 附〕

 

地産地消と地産他消
 憧れのまち、蔵王をめざして。わが町のスローガンです。憧れっていったいなんでしょう?皆さんはこの町に強く心を引かれていますか?
 農業と観光を前面に掲げているが、年々人口減少に伴い産業の衰退をたどっているのが現実です。
〈蔵王の果物と野菜は最高においしいってお客さまがみんな口をそろえて言う〉新宿でフレンチレストランを経営している弟の話です。
 蔵王のブランド力は皆さんが思っている以上に絶大で地産地消はもちろん、地産他消をもとにPRすればますます蔵王を知ってもらえるのではないでしょうか。 極端なことをいえば都内に蔵王町のアンテナショップを造って食材のおいしさ、環境の素晴らしさ、生活のしやすさなどを紹介し、何度も足を運んでもらい、蔵王町の魅力にはまってしまうような、奇抜なアイデアが今のこの町には必要なのかもしれません。
 わが町のポテンシャルは、まだまだこんなものではないことを私は信じます。


茶道とおもてなし
 おもてなし。2020年に開催される東京五輪招致運動の際にもてはやされた言葉です。細やかな配慮と誠意をもって客人を歓待する。礼節を重んじる国民性は茶道に通じるものがあります。
 十六世紀半ばに千利休を始祖として確立された裏千家茶道の理念は、禅の精神を取り入れた「修養と交際礼法」です。後者を具体化した言葉がおもてなしでしょう。
 わたしは長く教育現場で「学校茶道」にかかわっています。茶道の精神性を学び、伝統文化に触れようという趣旨です。
 蔵王町に暮らして十年余。これまでの経験を生かし、若い世代を中心に茶道を広めようとしてもこの地には公共施設に茶室と呼べる「場」はありません。豊かな自然環境に恵まれた当地には、利休が唱えた「わびさび」の風趣がそこかしこにたたずんでいます。地の利を生かし、茶道を通したおもてなしの精神こそ健全な子どもたちの育成に役立つものと思います。伝統文化に触れる「場」の整備を切望します。

 


細田 倫子(ともこ)さん
〔小妻坂〕

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編集後記

 春は別れと出会いの季節。新規採用町職員のフレッシュな笑顔が輝いています。
 多くの行政課題を抱える中、平成29年度事業がスタートしました。
 今回は、当初予算審議を中心に、議決責任の重さと、各種事務事業の成果に思いを馳せながらの紙面作りでした。
 6月会議から、議事の様子をそのまま中継するインターネット映像配信が始まる予定です。ぜひご視聴いただき、ご意見ご提言をお寄せ下さい。
 議会だよりも、読みやすい紙面づくりに一層努力します。(三沢)

■議会広報編集特別委員会
 発行・編集責任者  議  長 佐藤 長成
 委員長 葛西  清
 副委員長 加川  敦
 委  員 齋藤 英之・齋藤 喜蔵・三沢  茂・伊藤  東