補正予算
 

【一般会計】
●畜産クラスター事業
●情報セキュリティ強化対策事業
●台湾観光プロモーション委託料など

2億9,717万円を追加
■総額59億1,736万円に■

 

9月会議

補正予算では、一般会計のほか、国保会計など7件が提案されました。さらに、台風7、9、10号がもたらした大雨による被害の災害復旧事業が追加提案されました。一般会計補正予算の質疑からいくつかをご紹介します。

 一般会計の補正予算は、歳入歳出それぞれ2億9,717万円を追加し予算総額を59億1,736万円としました。
 今回の補正予算では、情報セキュリティ強化対策事業に伴う備品購入費やネットワーク設定委託料、蔵王36(さんろく)畜産クラスター協議会が補助を受けて実施する畜産・酪農収益力強化整備事業、東北観光復興対策交付金を活用して行う台湾観光プロモーション委託料などを計上しています。

 
畜産クラスター事業の内容は?

提案内容  畜産・酪農収益力強化整備特別対策事業補助金として、1億3765万円を予算化するものです。

■質疑(議員)
 県補助金を一旦町が受け、全額を事業者に補助するものであるが、事業内容を詳しく説明してほしい。

■答弁(農林観光課長)
 畜産農家をはじめ地域の関係事業者が連携集結して、地域ぐるみで高収益型の畜産を目指すものである。主な補助事業は、施設整備事業、機械導入事業、調査実証推進事業である。
 今回の事業については、蔵王36(さんろく)畜産クラスター協議会が事業の実施主体となり、取り組み主体は構成員である一般財団法人蔵王酪農センターで、哺育育成牛舎1棟、搾乳牛舎1棟などを建設するものである。


畜産クラスター事業での哺育育成牛舎等建設予定地(七日原地内)


情報セキュリティ強化対策事業とは?

提案内容   情報政策費として、3,566万円を追加するものです。

■質疑(議員)
 マイナンバー関係だと思うが、これまで1,878万円を予算化し、今回さらに3,566万円の一般財源で備品を購入する。しかし今年8月末でマイナンバー交付者が町内で5%と普及が進まない。この状況で一般財源から備品購入は必要か。

■答弁(まちづくり推進課長)
 これは総務省からの指示なので、町としては必ずこの整備を進めなければならない状況である。

■再質疑(議員)
 今回の件は国が予算処置すべきである。町長も全国町村会副会長の立場から地方自治体一丸となり国に要望すべきである。

■答弁(町長)
 国へ要望するよう県内からも発信していく。


東北観光復興対策交付金事業とは?

提案内容  台湾での観光プロモーション委託料として1,195万円を新規に計上するものです。

■質疑(議員)
 インバウンド事業と思うが、どのような内容か。

■答弁(農林観光課長)
 現在外国人の国内旅行者、インバウンドが急激に伸びているが、東北地方だけが少ない。国は今年度を「東北観光復興元年」と位置づけ、東北観光の底上げのため交付金を創設した。この交付金を活用し、山形・上山・白石三市と共に共同プロモーション活動や町単独で台湾での誘客活動を行っていくものである。


【追加提案】

 9月会議で追加提案された一般会計補正予算は、歳入歳出1,000万円を追加し、予算総額を59億2,736万円としました。今回の補正予算では、8月17日の台風7号、8月22日の台風9号、8月30日の台風10号がもたらした記録的な大雨により、被害のあった農作物への補助、農道及び町道などの災害復旧事業を計上しました。

 

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