一般質問


伊藤 東議員

 

町のPR
 
 
ざおうさまを結婚させては
現時点では考えていない

■質問
 ざおうさまが生まれて、蔵王町の温泉やスキー、梨などの果物、そして里芋やトマトなどの野菜等のPR活動に活躍し、今は町のシンボルになっている。そこで、ざおうさまが婚活する物語を考えた。そして、ざおうさまの子どもたちや「じじ蔵王様」「ばば蔵王様」を考えている。まず、ざおうさまの奥様「あお様」のキャラクターの絵を、小学生と中学生に募集する。青麻山を知る蔵王の子どもたちは素敵な「あお様」を描くと思う。秋の産業祭りで発表する企画であるが、町長、教育長の見解は。

■町長
 ざおうさまの3世代の新キャラクターは、夢の広がる物語性を持っている。実現を考えると、人員確保の件として出演機会が増えるほど担当職員の負担が増す。また、ざおうさま以外のキャラクターが誕生した場合、ざおうさまの像がぼやけてしまい、訴求力の大幅低下が懸念される。現時点では新しいキャラクターは考えていない。

■教育長
 蔵王町の子どもたちへの夢のある楽しい企画と受け止めているが、担当職員の負担やざおうさまの訴求力低下を考えると、町長と同じ考えである。

■再質問
 蔵王町でも、独身男性のために婚活の企画を行っている。同じように、まずざおうさまにも奥様を作る。キャラクターの衣装はいらない。また、こけし館でざおうさまグッズがいっぱい売れていることから、奥様と一緒のグッズを作るためにも、結婚させましょう。

■町長
 ざおうさまの認知度をもっと高めることが先決だと思う。蔵王は宮城、そこに蔵王町ご当地キャラクターがざおうさま、そこには温泉、百選の滝、樹氷もある。まず、ざおうさまの認知度が全国で一桁ぐらいになった段階で、第2段として考えていきたい。もう少し猶予時間が必要である。



 

子育て支援
 
 
高校生の通学費に補助を
国・県に要望していく

■質問
 蔵王町では、高校生296名が、公立高校18校、私立高校17校に通学している。バス、JR、バイク、自転車で通学している。また、時間だからと作業をやめ、高校生の子どもを迎えに行くというように交通手段の関係で、送り迎えをしている家庭が多いと言える。ぜひ、実態調査を行い、保護者の経済的負担を考え、町として通学費の補助を行うべきである。

■町長
 保護者の経済的負担の軽減策としての通学費の補助制度については理解できるが、通学する高校生への支援については、国・県で対応すべきものと考えている。今後は、県町村会を通して、国・県に要望をしたい。

■教育長
 高校生通学費補助金交付制度の目的は、保護者の経済的負担の軽減や定住化促進、路線バスの利用促進等が考えられる。今後実現のために、国・県・県教育委員会等へ要望を検討したい。

■再質問
 遠刈田から高校生のバスの通学費は、仙台まで月3万円強、遠刈田から蔵王高校まで月1万7千円、白石まで月2万6千円である。
 遠刈田の子どもで親から、通学費が安いところの学校に行ってくれと言われたと。そのように子どもに言わないようにしたい。
 経済的負担が大きい。もう一度、町長に問う。

■町長
 今年の10月より、高校生まで医療費の補助が始まる。家庭が経済的に苦しい。でも高校生は、それぞれ自分の将来を、夢を持ちながら、学び考えていく。
 就職をして働いている子どももいるため、平等性の問題がある。
 行政として、本当に経済的負担をどこまで補助していくのか、大きな疑問を感じている。
 また、蔵王町に育英会があり、その活用も考えてほしい。

もどる