一般質問


平間武美議員

 

18歳選挙権
 
 
18歳選挙権に伴う啓発を
若い世代には選挙だけでなく行政にも積極的に参加してほしい


蔵王町選挙管理委員会の出前講座による蔵王高校模擬投票

■質問
  7月の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられる。これに関し町長、教育長、選挙管理委員長の見解は。
 蔵王町では、選挙権を得る人口はどれぐらい増えるのか。若者の選挙に対する興味、関心をどのように啓蒙・啓発していくのか。また、投票率を上げるためにどうすべきか。
 9月の町長選への立候補の意思を問う。

■町長

 若い人の考えが政治に反映される仕組みができたことは素晴らしいことだと考える。
 いろいろな機会で啓発に努め、投票しやすい環境を整備する。若い世代の人たちには選挙だけでなく行政にも積極的に参加してほしいと考えている。町長選については三沢議員への答弁のとおりである。

■教育長
 以前から小学生・中学生の授業の中で 政治や選挙のしくみなどを教えているが、今回の選挙権年齢引き下げに伴い一層授業を充実させ、若い世代の政治に対する関心を高めるよう努めている。

■選挙管理委員長
 6月6日現在での蔵王町の18歳から19歳の人口は228人。さらに9月25日までに37人が18歳になる見込みである。選挙権年齢引き下げについては国でもテレビなどで連日PRしているが、町選挙管理委員会においても模擬投票を実施し関心を高めようと努めている。今後とも広報やチラシなどで啓発に努めるほか、若い人に投票立会人になっていただくなど、いろいろな方法で周知していく。

■再質問
 今回の選挙年齢引き下げは日本における選挙制度の歴史の中でも大改革だが、特に国会議員の選挙における投票率の低さは残念に思う。若者の政治参加を促すため、親の教育が必要と考える。例えば生涯学習の中での教育が必要と考えるが教育長の見解は。
 また投票率を上げるために投票所を増やし、スーパーマーケットの前に投票所を設置するなど投票をしやすくしてはどうか。

■教育長

 親の教育について生涯学習でとの提言だが、やはり広報とかチラシによる啓発により周知徹底を図ることが大事であると思う。
 高校では授業で「私たちが拓く日本の未来」という副読本を活用し、これから親になる若者の教育に役立てている。

■選管書記
 選挙の方法は公職選挙法に定められており、大切な票を扱うため、仮設の建物は投票所として利用できない。夜8時まで期日前投票を行なっており、利用者も増えている。町内の投票所は15箇所あるが、人口の割には多いほうである。

■再質問
 9月の町長選における意思と決意、多選に対する考えと町政運営について再度問う。

■町長
 これまでの成果として健全財政を推進した。これからの蔵王町の地方創生、人口ビジョン、そして蔵王町まち・ひと・しごと創生総合戦略を昨年11月に作成し、進めてゆかなければならない。4期目に向けて、しっかりと「第五次長期総合計画」を策定しながら蔵王町のまちづくりに頑張っていきたいと思っている。
 4期目というのは決して多選ではないと思っている。当初は健全財政に向けて努力し、やっと種をまけるのが2期目ぐらい、収穫できるのが2期目の終わりぐらいと思う。これまでに人脈づくりをしてきた。いろんな住民の声を聴きながら何を優先して実行していくかは、これから発揮できると思っている。

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