蔵王町議会では、議会基本条例で請願や陳情を町民の政策提言と位置づけており、提出された請願・陳情をしっかり審査しています。

　総務経済常任委員会に審査が付託された、意見書の提出を求める陳情について、 6月15日の6月会議において、委員会の審査報告を受け、賛成多数で採択されま した。さらに議員より提出された意見書案は賛成多数で可決され、関係行政庁に送付しその実現を要請しました。

『日本政府に核兵器廃絶のための行動を求める。』
提出者　齋藤喜蔵議員　賛成議員2名
提出先　内閣総理大臣　ほか2名

（要旨）
　広島、長崎への原爆投下から70年を経て、いま世界では核兵器禁止の流れが大きく前進している。昨年の第9回核不拡散条約（NPT）再検討会議で国連加盟国の8割を超える159カ国に急速に広がり、第70回国連総会では、核兵器を非人道兵器として全面廃絶することを求める決議「核兵器の人道上の帰結」が初めて採択された。
　日本は昨年のNPT再検討会議において、「いかなる状況下でも核兵器が決して二度と使われないようにすることが人類の生存のためになる」とした159カ国の共同声明に名を連ねている。核兵器が使用されないことを保証する唯一の道は「その全面廃絶である」と声明が訴えている意味は非常に大きい。自ら賛同した声明の内容を実現するために尽力するのは被爆国として当然の責務であることから、日本政府に次のことを要望する。
�@核兵器禁止条約の交渉開始についての合意形成を目指し、国連主催のオープンエンド作業部会や第71回国連総会で被爆国としてふさわしい行動をとること。
�A核兵器全面禁止条約の交渉開始を求める非同盟諸国やマレーシア決議にASEAN全加盟国をはじめ、中国、北朝鮮、インド、パキスタンが賛成していることを踏まえ、アジアにおいて核兵器全面禁止の新たな対話と協力を開くことを先導すること。

提出された請願・陳情は慎重審議しています。

　5月11日から24日までのうち5日間、議会報告会を開催しました。今回で16回目の開催になりますが、15会場で総勢115名の方に出席していただきました。
　今回も議員が3班に分かれ、毎晩3地区を回り、3つの主なテーマによりご意見をいただきました。
　各会場でいただいたご意見やご要望と、所管事務調査の結果などを取りまとめた報告書を、各行政区長を通じ回覧いただく予定です。

多くのご意見をいただきました。

『一般会議』の受付をしています
　議会では、蔵王町議会基本条例及び会議規則に基づき、町内で活動している団体等の希望により、議会と住民がいつでも政策的な情報及び意見を交換することができる一般会議を開催することとしました。
　一般会議は、議会への町民参加の機会を設けるとともに、多様な住民の意思・意見を聴取し、町政上の課題に対応するための政策提案の拡大を図ることを目的としており、議員と団体等が自由に意見交換することができる会議です。
　一般会議は、団体等からの要請による開催のほか、必要に応じて議会側から求める方法により開催します。
■対象者
　町内で活動している団体等（個人での申し込みはご遠慮願います。）
■会議の議題
�@町議会に関すること。
�A町政に関すること。
�Bその他町の重要な事項に関すること。
■申込み方法
　『蔵王町議会一般会議申込書』に必要事項を記入し、併せて参考資料等を添付のうえ、議会事務局へお申込みください。（申込書は町ホームページにも掲載しています。）
　申込書を広報広聴常任委員会で審査し、開催の可否を申込者にご連絡いたします。
■お願い
�@一般会議は意見を交換することを主としておりますので、要望等だけで終わらないようにしてください。
�A議会の日程等の理由から、開催日及び開催時刻をご相談させていただく場合があります。
�B詳細は、町ホームページにある『蔵王町議会一般会議実施要綱』をご覧いただくか、議会事務局へお問い合わせください。