一般質問


齋藤英之議員

 

道路改良
 
 
県道岩沼蔵王線の改良整備促進を
期成同盟会の中で今後も毎年要望していく

■質問
 蔵王町の一部は歩道はおろか改良整備もされていない現状にある。町はこれまでどのような促進を行ってきたのか、今後の推進は。

■町長
 1市3町で構成する「県道岩沼蔵王線整備促進期成同盟会」で宮城県知事、大河原土木事務所長に対して「円田・永野間の改良促進と歩道設置」を要望してきた。特に塩沢字天王地内の狭隘(きょうあい)区間の拡幅改良を県に要望してきた結果、測量試験費が予算化され、今年3月に現地調査に入り、道路概略設計がされることになった。

■再質問
 塩沢区の児童は円田永野線や向山・矢附・塩沢線の歩道の整備された町道や交通量の少ない町道を迂回して通学している状況をどのように認識され、本県道をまちづくりの中でどのように位置付けているのか。

■町長
 NTT鉄塔が大きな障害で移設をお願いしている段階にある。またNTT鉄塔、大根坂、塩沢の橋の部分で難しいところがあり、県が県道の整備を条件に町道円田永野線と交換要望を県に話をしてやっと腰を上げてきたところで、永野のT字路交差点の大型車の通行の問題点もあり、町の政治的な判断もしながら期成同盟会の中で今後も毎年要望していく。


 

雇 用
 
 
シルバー人材センター設立を
設立は慎重にならざるを得ない

■質問
 平成22年にも先輩議員が一般質問をしており、その後社会情勢も変わり、住民ニーズも高まっていることから、再度検討していく考えはないのか。

■町長
 近隣市町の運営状況を見ると、定額補助金のほかに不足した運営費についても市町が赤字分の追加負担をしているのが現状であり、必要性は十分に認めるものの、色々勘案した結果、設立に慎重にならざるを得ない。

■再質問
 以前に町社会福祉協議会でアンケート調査を実施したが、町独自の調査や実態調査は行ったのか。

■町長
 社会情勢が変わっており、年金受給も段階的に65歳になり、企業側も今は65歳まで勤められるような環境に変わっている。

■再質問
 他のシルバー人材センターを利用している農家の方々もおり、農繁期を乗り切る有効な手段になっていることから、準備室を立ち上げていろいろな調査研究を行い、総合的な検討をしていくべきではないか。

■町長
 今、蔵王町の中にNPOの団体があり、町の社会福祉協議会も今のところ考えていない。今現在あるところを活用して町もそういった団体にお願いしながら進めてもらいたい。


 

まちづくり
 
 
JR東白石駅を含めた総合戦略は
総合的な施策として展開したい

■質問
 @JR東白石駅の架橋実現に向けてのこれまでの経過と今後の取り組みについて考えは。

■町長
 第四次蔵王町長期総合計画の施策の一環として、幹線町道から公共機関への接続道路やJR東白石駅などへの通勤・通学道路等の整備を年次計画に基づいて実施することとしており、架橋については対岸の県道白石柴田線が災害防除のためのルート変更案が出されており、その方針が決定されるまで概略設計を待っている状況にある。今後は、架橋事業計画を策定し、各種の補助メニューを探り事業の実現に向けて取り組みを進めていく。

■質問
 A本事業に係る総合戦略の考え方は。

■町長
 昨年実施したアンケート調査において、若者定住化の重要な要件として「公共交通機関の充実」と回答する割合が非常に多い結果で、昨年策定した「蔵王町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の中に具体的施策の一つとして盛り込んでいる。JR東白石駅へのアクセス向上が定住促進や観光振興等につながるよう、総合的な施策として今後展開していきたい。


東白石駅に架橋が計画されます。

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