一般質問


齋藤喜蔵議員

 

教 育
 
 
小学校英語教育の強化を
県教育委員会と連携を図りながら進めていく

■質問
 今日、日本においては、インバウンド訪日外国人が、年を重ねるたびに多くなってきている。私たちを取り巻く環境もグローバル化が進み、ますます英語教育が必須課題となっている。そんな中、蔵王町における英語教育はALT(外国語補助指導教授)による英語教育。5、6年生は年35回45分の英語授業これでは少ない。小学校に対する英語教育の取り組み、考え方は。

■町長

 町の将来を担う子供たちがきちんとした日本語を学びながら英語力を養ってもらうことを期待しており、県教育委員会と連携を図りながら進めていく。

■教育長
 学び支援事業を活用し、夏休みを利用して小学校を対象とした英語学習を開催しているほか、ALTを活用し、子供たちの興味関心を高め効果をあげている。


宮小学校入学式

■再質問
 町長は、一月に北原尾住民の方々とパラオに行かれた。この機会に蔵王の子供たちとパラオの子供たちでインターネットによる英会話での交流はどうか。

■町長

 私立の学校、塾などでは、行っているところもあるが、文科省、県教育委員会、中教審などハードルが高く、現在では厳しい。特区、寺子屋など実施しているところもあるが実績が上がらない。現状では、義務教育の中で、効率よく英語教育を学んでほしい。


 

蔵王高校
 
 
蔵王高校に国際観光科の新設を
実現できていないのが実情である

■質問
 現在蔵王高校では定員割れが続き存続も危ぶまれている。そんななか、昨年11月の読売新聞に長野県白馬高校の掲載があった。存続が危ぶまれていた白馬高校にスキーリゾートの地を生かした国際観光課を新設するという内容である。今後インバウンド外国観光客も観光地から地方へと国の方針にもある。将来を見据えて蔵王高校に、国際コース、観光コースの新設はできないか。

■町長

 蔵王高校は、全日制課程の高校として独立して今年20年目を迎えた。平成22年度から学区制が廃止されたこともあり、生徒数の減少が続いている。当町の基幹産業でもある観光面の充実発展に関連した新科設置について幾度となく県教育委員会に要望してきたが、実現できてない。

■教育長
 平成17年度は340名の在籍だったが、今年度は194名となり次年度からは、1学年2学級編成となる。今後単位制の導入、介護職員初任者研修修了資格の取得など地域に根ざした学校づくりに鋭意務めている。県教育委員会においては、地域の特色を生かした観光科新設について検討してきたが、実現できていないのが実情である。


20年目を迎えた蔵王高校入学式

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