議案審議

平成28年定例会・第2回定例会

 蔵王町議会は通年議会制のため、平成28年1月4日に町長が招集し、平成28年定例会の会期を3月5日までとしました。
 また、今年は議員改選のため、改選後の初議会となる第2回定例会を3月7日に町長が招集し、議長をはじめ議会の構成を決定したほか、会期を12月28日までの297日間としました。
 町長より提出された平成28年度各種会計予算8件は予算特別委員会を設置して審査を行い、ほかに平成27年度各種会計補正予算や条例等36件を審議しました。
 また、3月28日及び29日には7人の議員が登壇し、一般質問を行いました。
 なお、審議結果は下表のとおりですが、掲載ページも表記しておりますので、当初予算、補正予算、一般質問等はそれぞれ各ページでご覧ください。




【第2回定例会】 【条例改正】
国民健康保険税率引き下げ
平均税率10.78%引き下げ負担軽減を図る

【提案内容】 国民健康保険税の税率を改定するため、条例の一部を改正しようとするもので、平成27年度課税ベースで平均10・78%引き下げ、被保険者の負担軽減を図ろうとするものです。

■質疑(議員)
 大変町民にとってはよいことだが、以前に税率を上げた際は、突発的な病気などがあった場合に備え、基金を積み立てておく必要があるとの答弁だったが、今回なぜ基金を切り崩してまで保険税率を下げるのか。

■答弁(まちづくり推進課長)
 基金は切り崩しているが、平成27年度の状況を見ると、医療費が思ったほどは伸びていない。ある程度の決算剰余金が出ると想定され、国保財政は運営できるという見通しである。

■再質疑(議員)
 医療費が急激にふえるかどうかわからない。それに備えるため、基金は2億円ぐらいあっても不思議ではない。急にこうした方針の転換をして、国保運営は十分やっていけるのか。

■答弁(副町長)
 当然のように長期的な国保運営に関しては検討してきた。国保制度そのものも年度ごとに変わってきており、3年間は上げないで十分やっていけるというような結論に至った。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕

 

伝統産業会館の指定管理者
蔵王町観光物産協会に決定


観光物産協会が指定管理者に決定した伝統産業会館・こけし館

【提案内容】 伝統産業会館を蔵王町観光物産協会に管理させるため、同協会を指定管理者に指定しようとするものです。

■質疑(議員)
 観光と物産関係者が一つの団体となって、指定管理者となれば、蔵王の物産品もお土産品という形で販売される部分があってもよいのではないのか。

■答弁(農林観光課長)
 統合によって観光振興事業と物産振興事業と2つの柱で事業を進めており、今後しっかりと対応して、検討しながら充実を図っていく。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕

 

子ども医療費助成を拡充
18歳まで拡充

【提案内容】  本年10月から現行0歳から15歳までとなっている助成対象者を、18歳に達する日の属する年度の末日(高校卒業に相当する年齢)まで拡充するものです。

■質疑(議員)
 適用が10月からでは、それ以前に治療を受けた人は助成が受けられない。新年度4月1日から実施できないのか。

■答弁(町民税務課長)

 子ども医療費助成受給者証の更新時期に合わせ、どうしても初年度においては6カ月間の申請期間と受給者証の交付準備等、新たな方に周知期間が必要である。

■再質疑(議員)
 年齢的には働いている方もいるが、どのようになるのか。

■答弁(町民税務課長)
 所得制限や学生という制限は全くなく、年齢要件だけで一部負担分を助成するものである。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕

 

人事案件
人権擁護委員候補者として再度推せん

村上 新一さん(67歳・山ノ入区)


 人権擁護委員の村上新一さんは、平成28年6月30日で任期満了となるので、再度人権擁護委員候補者として推せんするため議会に意見を求められ、全会一致で可決しました。
 今後、法務大臣が委嘱することになりますが、任期は委嘱を受けた日から3年間となります。


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