一般質問


葛西 清議員

 

防 災
 
 
県道白石上山線災害への抜本的対策を
県に対して引き続き要望していく

■質問
 県道白石上山線の「疣岩(いぼいわ)」付近で大雨災害によって発生した土砂崩れにより通行止めとなり町民をはじめ観光客などの通行に大きな影響が出た。過去に何回も水害が発生している場所なのに、いまだに改善されないままである。
 町として今後どのようにするのか、抜本的な考えは。

■町長
 疣岩(いぼいわ)付近では台風等の豪雨による土砂崩れが過去10年間に2度発生し通行止めとなった。広域農道を経由する川崎ルートと国道457号を経由する白石ルートのどちらかを迂回することとなり、住民生活と経済観光に大きな影響を及ぼしているのが実情である。
 町では県に対して再三災害防止対策を要望し、落石防止ネットなどが設置されたが、抜本的な対策とはなっていない。
 解決策として、松川側に迂回させるルート整備が効果的と考えているが、現在、県道から松川側の土地は筆界未定地(メモ)であるため、用地買収ができない状況である。
 県では平成24年度から松川火山砂防工事のため、弁天橋から上流の下八山橋区間で筆界未定地の用地調査に着手しており、今年度は疣岩(いぼいわ)付近から下八山橋までの区間の用地調査を行ったところであり、間もなく筆界未定地は解消されるものと思われる。その後は土地買収も可能となるので、県に対し早期に県道の改良整備を行うよう、要望していく。


災害発生時の県道白石上山線



■再質問
 設計図や完成予定年度など具体的なものはあるのか。

■町長
 左側の河川に延ばす予定で、図面で検討している。何年とは言えないが、目の前に来ていることは確かである。松川右岸につくられる管理用道路を利用した迂回道路の整備検討についても早急に進めるよう、県に対し引き続き要望していきたいと考えている。



川崎町経由の迂回ルートとなる広域農道「コスモスライン」

メ モ
筆界未定地(ひっかいみていち)とは、「地籍調査」が行われた際に、境界(筆界)を確認できなかったため、筆界が未定のまま処理されてしまった土地をいいます。

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