一般質問


佐藤敏文議員

 

教 育
 
 
学校再編の進ちょく状況は
実現化に向け学校再編実施計画策定に取り組んでいく

■質問
 平成25年3月会議で、蔵王町内の少子化に伴い、多くの保護者より今後の学校教育、教育環境の問題等を心配される声を聞き、学校の統合問題について一般質問をした。そのとき町長は、「任期4年の中で方向性を見いだし、委員会を組織し、方向性を出していく。」と言っていた。その後8月より、将来の子どもたちの適正な学校、教育環境のあり方、成長にとって望ましいあり方を検討し、課題や方向性を探る目的から、蔵王町学校教育環境検討委員会を立ち上げ検討を重ねてきた。平成26年3月会議で追跡質問(メモ)を行ったところ、町長は「学校教育環境検討委員会に対し教育委員会から諮問しており、どのような答申が出るか、それを見ながら対応していく。」との答弁だった。平成26年11月に学校教育環境検討委員会より「中学校は至急1校に統合するのが適当である」との答申であった。それを受け町では庁舎内検討委員会を立ち上げ、具体的な検討をしていくとのことだった。そこで次の4点の状況は。

■町長
 小中学校の再編については、平成26年11月25日に教育委員会から「小学校においては、将来は5校を1校にするのが望ましいとしながらも、当面の課題解決を図るために、円田・平沢・永野の3小学校を1校にするのが望ましい」「中学校においては、円田・宮・遠刈田の3校を1校に統合するのが望ましい」との学校教育環境検討委員会の答申を踏まえた審議結果の報告を受けている。町では答申内容の実現化に向け小中学校再編実施計画の策定を進めるため平成27年2月、教育委員会内に「蔵王町小中学校再編庁舎内検討委員会」を設置し、検討している。


今年70年を迎える円田中学校



■質問
@委員会の構成メンバーは。

■教育長
 構成メンバーは、副町長・教育長・総務課長・まちづくり推進課長・保健福祉課長・建設課長・生涯学習課長・教育総務課長の8人で組織している。

■質問
A委員会の回数と会議の内容は。

■教育長
 これまで9回開催し、望ましい将来像・統合の方法・統合の場所・財政面の問題・スケジュール等について検討している。

■質問

B再編に向け、具体的な進捗状況は。

■教育長
 町内3中学校生徒の集団活動が保障できる教育環境の確保を基本に、最終的には新設校を想定し、既存の社会教育施設や体育施設の活用、建設費用、用地の確保、完成年数、文化財との関わり等を含め慎重に検討を重ねてきた。今後も慎重に対処していきたい。

■質問

C委員会の結果が出た後の町の進め方は。

■町長
 蔵王山火山泥流浸水想定区域との関係や財政面も含め総合的に判断し、その過程で近い将来、遠刈田中学校を円田中学校に統合することを優先に実施したいと考えている。
 各地域代表者や学識経験者で構成する「蔵王町小中学校再編実施計画策定委員会」に諮り、答申内容の実現化に向け学校再編実施計画策定に取り組んでいく。

メ モ
(追跡質問とは)
 議会改革の一環として過去に一般質問した事項について、同一答弁者に対して質問件名の通告のみで再度質問できることにしたもので、平成23年9月会議から導入しています。


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