■質問
タイムラインは大規模災害による被害を最小限に抑えるため、災害を予知し、「いつ、誰が、何をするのか」を事前に明確にしておく防災行動計画であるが、当町でも取り組む必要性が高まっていると思うが町長の考えは。
■町長
米国のハリケーン被害対処のため開発された、事前防災行動計画がタイムランであり、国交省でも策定を奨励している。地域をつなぎ相互の役割が見える地域防災計画を補完する、より実動的な計画策定については重要性を認識しながら、今後検討していきたい。
避難計画をしっかり確認
■再質問
爆弾低気圧・落雷・ゲリラ豪雨・大雪などの災害を経験し、災害対策ノウハウを蓄積したと思うが、各課横断的な災害対応マニュアルは策定しているのか。
■町長
蔵王町では事前予測が困難な災害が多かったが、その都度各課と地域連携により、町民、観光客を守る対応はしている。タイムライン策定は、蔵王町での必要性を検証しながら検討したい。
■再質問
浸水や崖崩れの恐れがある箇所を事前に掌握し、避難行動に活かすこともタイムラインである。国交省としては全国の自治体に広める流れなので、取り組む必要があると考えるがどうか。
■町長
蔵王町では、地域防災計画に沿って対応していく。地域防災計画にしてもタイムラインにしても、有事の際の一番の問題は、町は消防ポンプや広報などで避難を呼び掛けるので、あくまでも住民個人の判断で避難することにあることを理解いただきたい。
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