議案審議

10月会議・12月会議

 蔵王町議会では通年議会制のため、10月から12月までに会議を2回再開しました。
 10月会議は28日に議員のみで再開し、議員派遣について審議しました。
 12月会議は11日から16日まで開催し、町長から提案された職員定数を増員するための条例改正や番号制度の施行に伴う関連条例の改正、宮保育所の定員を増員するための条例改正などを審議したほか、一般会計補正予算では国保会計への保険基盤安定繰出金や除融雪作業委託料などを審議いたしました。そのほか6つの特別会計の補正予算など19件の議案を審議し、原案どおり可決したほか、一般質問では7人の議員が登壇し、行政の問題点や方針をただしました。
 なお、審議結果は下表のとおりですが、掲載ページも表記しておりますので、条例や補正予算等はそれぞれ各ページでご覧ください。


三団体合同出初式




[12月会議] 【条例改正】
職員定数条例改正
再任用職員増加のため

【提案内容】  平成26年4月から定年退職した職員の再任用を開始しています。
 年金支給開始年齢が引き上げられるため、65歳までの間、週5日勤務のフルタイム勤務希望者が増加することが見込まれ、職員定数を町長事務部局は126人を143人に、議会事務局は3人を4人に、水道事業企業職員7人を10人にそれぞれ増員するものです。

■質疑(議員)
 再任用職員の仕事を場当たり的につくっているのではないか。

■答弁(副町長)
 再任用が本格的になったのが最近であるためかもしれない。専門職も60歳を過ぎ再任用となるので、有効に蔵王町の力になるよう考えている。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕


今後は再任用職員が増えていきます。

 

【条 例 制 定】
公益的法人等へ職員派遣等の条例制定
宮城大学へ派遣予定

【提案内容】 「公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律」に基づく職員の派遣に関し必要な事項を定めるため、条例を制定するものです。

■質疑(議員)
 今回、宮城県立宮城大学に職員1名派遣するようだが、目的は。

■答弁(まちづくり推進課長)
 宮城大学の地域振興部で毎年、市町村や県の職員を受け入れ、町の総合計画や地方創生関係の計画づくりを行っていて、大学の職員と一緒に町の職員が計画づくりや進め方等を勉強するため、派遣を検討している。

■〔討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕


職員の派遣が予定されている宮城大学(黒川郡大和町)

 

個人番号の利用及び特定個人情報の提供に
関する条例制定
独自に利用する事務は3つ

【提案内容】  本町において個人番号を独自に利用する事務の範囲等を定めるため、条例を制定するものです。
 独自に使用する事務は、 次の3つです。 @子ども医療費助成事務 A心身障害者医療費助成事務 B母子・父子家庭医療費助成事務

■質疑(議員)
 個人情報の利用範囲で「法の規定により、情報提供ネットワークシステムを使用して他の個人番号利用事務実施者から当該特定個人情報の提供を受けることができる場合は、この限りではない」とは具体的にどのようなことか。

■答弁(まちづくり推進課長)

 基本的には、庁舎内で町民税務課や保健福祉課、教育委員会等の相互利用です。また、隣接の市町村から転入して子ども医療費に該当の場合、情報提供を受けるときは、庁舎内連携ではなく、他の市町村からということです。

討 論


反 対
平間武美 議員

 個人番号はマイナンバー制度であり、国は税と社会保障の改革と称しているが、税を管理し、社会保障を減額しようとするものである。今までどおり個人証明で申請書類を提出し助成が受けられる。番号が漏れたら莫大な被害が町民にかかる。国が決めたからやらざるを得ないという条例制定には反対である。

■〔賛成討論なし〕
■〔採決の結果、賛成多数(13人)で可決〕

 

【条例改正】
保育所設置条例改正
宮保育所定員を75名から90名に

【提案内容】  宮保育所の定員を、現行の75名から90名に増員するため、条例の一部を改正するものです。


増員のため増設中の宮保育所



■〔質疑・討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕

 

高齢者等肉用牛貸付基金設置及び管理条例を廃止
貸付事業廃止のため

【提案内容】
 肉牛資源の確保と高齢者等の福祉向上を目的に、昭和55年から実施してきた高齢者等肉用牛貸付制度を廃止するため、条例を廃止するものです。
 町が保有する黒毛和牛メス牛を希望する高齢者に繁殖のため5年間貸付してきたが、需要が減り、平成22年度以降貸付がなく、事業を廃止するものです。
 基金に属する預金は条例廃止後に一般会計に繰り入れます。


■〔質疑・討論なし〕
■〔採決の結果、全会一致で可決〕


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