補正予算
 

【一般会計】
火山防災を初めとする防災全般の情報整備
1億6,330万円を追加

■総額59億8,290万円に■

補正予算では、一般会計のほか、国保会計など8件提案されました。さらに、台風18号がもたらした大雨による被害の災害復旧事業が追加提案されました。一般会計の補正予算質疑のいくつかをご紹介します。

 

9月会議

 一般会計の補正予算は、歳入歳出それぞれ1億6330万円を追加し予算総額を59億8290万円としました。
 今回の補正予算では、職員の異動に伴う人件費の補正、パラオ共和国「未来への交流・絆」訪問団派遣事業負担金、新課設置に伴う事務室設置工事費および備品購入費、防災全般の情報整備を行うため、防災GIS構築業務委託料などを計上しています。

 
防災GISの構築とは?

提案内容  防災GIS構築業務委託料として、1214万円を予算化するものです。


こけし橋駐車場に設置されたサイレン・スピーカー


■質疑(議員)
 委託料として何を目的とした事業なのか詳しく説明してほしい。

■答弁(防災専門監)
 現在、火山災害に備えた避難計画を作成中だが、火山に限らず自然災害などにおけるあらゆる情報整備を行い、いざ災害時に避難対象となる住民を瞬時に把握することが急務となっている。そこで、パソコン上で複数のデータを地図で重ね合わせて、そこから視覚的にすぐ把握できるように構築するのが今回の防災GISで、いわゆる地理情報システムである。

■再質疑(議員)
 一般財源からの負担として、1214万円の多額の予算投入となるが。

■答弁(まちづくり推進課長)
 火山防災絡みでの防災GISの場合は、特別交付税で7割措置される見通しであり、国に要望していきたいと思っている。


避難対象者を瞬時に把握できるようになります。


パラオ共和国との交流事業とは?

提案内容   パラオ共和国「未来への交流・絆」訪問団派遣事業として、212万円を予算化するものです。

■質疑(議員)
 訪問団派遣事業負担金とはどのような内容で、どのような事業に負担するのか。

■答弁(まちづくり推進課長)
 本町とパラオ共和国との交流を目的とした事業で、町内の方10名程度でパラオ共和国を訪問し政府関係者との交流、地域住民との交流、あるいは文化の交流を図るために、来年の1月に5日間程度の日程で進めたい。実行委員会的な組織を立ち上げ、公募による参加者の負担金も含め、予算を一括管理する考えで負担金として計上した。


北原尾地区開拓記念碑


東京電力からの入湯税減収分補てんの内容は?

提案内容  入湯税の原発事故損失補償金として、122万円を新規に計上するものです。

■質疑(議員)
 入湯税減収補てんとしての原発事故損失補償金だが、大震災から4年半もたつのになぜなのか。

■答弁(町民税務課長)
 本年6月に東京電力から損失補てんしたいとの申し出があり、対象は22年度から23年度分の減収分である。減収額がおよそ470万で、町との事前協議を経た補償率で算定した金額を申請し、22・23年度2カ年分の入湯税減収補てんとして計上するものである。


【追加提案】
大雨被害の農道・町道の災害復旧費を計上
4,800万円を追加補正

 9月会議で追加提案された一般会計補正予算は、歳入歳出4800万円を追加し、予算総額を60億3090万円としました。
 今回の補正予算では、9月6日からの長雨と、9月10日の台風18号がもたらした記録的な大雨により、被害のあった農道及び町道などの災害復旧事業を計上しました。

 
災害査定設計委託の場所は?

提案内容  大雨により被害を受けた公共土木施設と農業用施設の災害査定設計委託料として500万円を計上するものです。

■質疑(議員)
 災害査定設計委託料を計上しているが、どこの場所になるのか。

■答弁(建設課長)
 この委託料については、国庫補助対象となる災害に対し、設計委託を行い測量及び積算などをするもので、公共土木施設では塩沢矢附パイロット線、坂下手代木線、河川の山ノ入川の3カ所である。農業用施設では、山口地区、大蔵地区、曲木畑地区の3カ所で水路の災害である。


長雨と台風18号により被害を受けました。(八山地区)


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