新年度予算

衛生費、土木費に13億9千万円(前年年度比36.8%増)
可決 一般会計57億5千万円


総括質疑
町長の考えはどうなんだ?
 

−新年度予算審議から−
 平成27年度予算案の審議は、予算特別委員会に付託され、6日間にわたり慎重に審議されました。 特別委員会へ審査を付託する前に、本会議では予算編成方針や行政運営などについて、総括質疑が行われました。
 その中から3件を掲載いたします。

〔一般会計〕

6次産業の推進は
■質疑(議員)
  本町の基幹産業である農業の振興には、6次産業が絶対必要だと思うが、今後どう推進していくのか。

 

町は主導ではなく、支援をしていく
■答弁(町長)
 町の主導ではなく、6次産業を目指す方が、自ら進めることを期待している。取り組むようになれば、町は支援をしていきたいと考えている。

「まち・ひと・しごと創生総合戦略」策定の考え方は?
■質疑(議員)
 創生総合戦略の策定は長期的なまちづくり戦略をもって策定する必要があると思われるが、どのように考えているのか。

 

官民協働で策定する
■答弁(町長)
 策定については、第四次長期総合計画との整合性を配慮しながら、町の活性化とあわせて各種施策の見直しを行い、町民の意見を聴く座談会などを開催して、官民協働で検討できるような仕組みをつくって策定したい。この戦略をうまく活用していきたいと思っている。


生涯ピンピン教室:からだ元気コース

社会保障費の今後の抑制は?
■質疑(議員)
 国民健康保険会計の保健給付費が前年度に対し1742万円、1.8%の増額予算が計上されているが、町の高齢化率も今年で30%台になると予測している。この当初予算で大丈夫なのか。

 

予防の推進に努めたい
■答弁(町民税務課長)
  2035年が1つのピークを迎える。それまで抑制するには予防しかないと考えている。継続している温泉デイサービスや生涯ピンピン教室をしながら元気で、その地域の皆さんが一緒になって、この高齢化社会を楽しく過ごすためにも予防の推進に努めたい。



予算特別委員会の指摘意見

 予算特別委員会では委員長に川村 仁議員を、副委員長に水澤智孝議員を選出し6日間にわたり審査を行いました。
 委員会採決の結果、平成27年度各種会計予算はすべて原案のとおり可決しましたが、一般会計で4件、介護保険特別会計で1件の指摘意見がありました。


北境地区「防災機材倉庫」


生かせ!指摘意見

〔一般会計〕
自主防災組織は早急に設置を

 自主防災組織の設置がなかなか進まない状況であり、蔵王山の火山活動の活発化も懸念されていることから、早急な設置に向けこれまで以上に積極的に取り組むべきである。

 

ジオパーク事業は町民に対し、今後丁寧な説明を

 ジオパーク構想については、蔵王山の火山活動に対する防災・減災対策を優先するとして、宮城・山形両県の関係3市3町による取り組みが先送りされたことが報道されている。
 ジオパーク推進室の存続や関連事業の継続の必要性について、町民に対し今後丁寧な説明を行うべきである。


ジオパーク事業「蔵王御山参り」

 

いじめの早期発見と速やかな対応に努めよ

 いじめ防止対策連絡協議会等の新たな組織を設置するが、いじめ防止再調査委員会が活動するような事態にならないよう、今後もいじめ早期発見に努め、的確かつ速やかな対応に努めるべきである。

 

〔介護保険特別会計〕
介護給付費の適正化に努めよ

 増加が見込まれる介護給付に対応するため、財政調整基金を活用しながら、引き上げ幅をできるだけ抑えた保険料改定を行っているが、予防事業として好評な生涯ピンピン教室等への参加者増加を図り、介護給付費の適正化に努めるべきである。


円田入地区でのはつらつ長寿支援事業

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