蔵王町議会会議録

令和２年蔵王町議会第２回定例会５月会議

令和２年５月１８日（月曜日）

　　　　　出席議員（１５名）

　　　　　１番　　松　﨑　良　一　　君　　　　　　　２番　　加　川　　　敦　　君

　　　　　３番　　大　沼　昌　昭　　君　　　　　　　５番　　平　間　徹　也　　君

　　　　　６番　　佐　藤　敏　文　　君　　　　　　　７番　　齋　藤　英　之　　君

　　　　　８番　　平　間　武　美　　君　　　　　　　９番　　佐　藤　長　成　　君

　　　　１０番　　三　沢　　　茂　　君　　　　　　１１番　　遠　藤　裕　一　　君

　　　　１２番　　外　門　　　清　　君　　　　　　１３番　　村　上　一　郎　　君

　　　　１４番　　葛　西　　　清　　君　　　　　　１５番　　馬　場　勝　彦　　君

　　　　１６番　　村　山　一　夫　　君

　　　　　欠席議員（なし）

　　　　　説明のため出席した者

町長		村　上　英　人　　君
副町長		平　間　喜久夫　　君
総務課長		今　村　敏　男　　君
まちづくり推進課長		佐　藤　長　也　　君
保健福祉課長		鈴　木　智　子　　君
子育て支援課長		宍　戸　光　晴　　君
農林観光課長		加　藤　勝　彦　　君
上下水道課長		高　橋　英　敏　　君

　　　　　事務局職員出席者

事務局長		鈴　木　　　賢　　君
書記		佐　藤　孝　志　　君

　　　　　議事日程　第１号

　　令和２年５月１８日（月曜日）　　午前１０時００分　開議

　　日程第１　会議録署名議員の指名

　　日程第２　会議日程の決定

　　日程第３　諸般の報告

　　日程第４　議案第４３号　令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第２号）

　　　　　本日の会議に付した事件

　　議事日程のとおり

　　　　　午前１０時００分　開議

○議長（村山一夫君）　皆さん、おはようございます。

　　我が町の基幹産業であります農業と観光、農業面に対しては田植の時期が今盛んに行われ、順調な滑り出しだということでございます。そしてまた観光面に対しては、コロナウイルスのため、本当に旅館などでは疲弊して大変だということでございます。そういうものに対しても、今日の案件もコロナウイルスの案件１件ではございますが、皆様方の審議をよろしくお願い申し上げながら、挨拶に代えさせていただきます。本日は大変御苦労さまです。

　　会議再開に先立ち、本日は新型コロナウイルス感染症予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。また、本日の傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染症予防のため制限させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

　　本日５月18日は休会の日ですが、議事の都合により、特に令和２年蔵王町議会第２回定例会５月会議を再開いたします。

　　なお、クールビズ実施中ですので、上着の着用は各自の判断でお願いいたします。

　　これから本日の会議を開きます。

　　ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

　　本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

　　　　　日程第１　会議録署名議員の指名

○議長（村山一夫君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。

　　本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、12番外門　清君、15番馬場勝彦君を指名いたします。

　　　　　日程第２　会期の決定

○議長（村山一夫君）　日程第２、会議日程の決定を議題といたします。

　　お諮りいたします。本定例会５月会議の会議日程につきましては別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日１日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議ありませんので、本定例会５月会議は、本日１日間とすることに決定しました。

　　　　　日程第３　諸般の報告

○議長（村山一夫君）　日程第３、諸般の報告をいたします。

　　本定例会４月会議に町長から議案第43号の１件が提出され、これを受理しておりますので、ご報告いたします。

　　次に、本定例会５月会議に説明員として出席を求めた者の職氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

　　次に、お手元に配付のとおり、議員を派遣したのでご報告いたします。

　　次に、町長から挨拶の申出がありましたので、これを許します。町長。

　　　　　〔町長　村上英人君　登壇〕

○町長（村上英人君）　皆さん、おはようございます。

　　第２回定例会５月会議の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

　　政府は、今月の４日でありますが、新型コロナウイルス特別措置法に基づく対策本部会合で、緊急事態宣言に関し全都道府県を対象としました。５月31日まで25日間延長することを決定したところでありますが、その後、新規感染者数が減少傾向にありまして、感染拡大を防止できるレベルまで抑え込むことができたとの理由から、14日、39県に対し宣言解除を決定したところであります。

　　しかしながら、安倍首相は、感染が拡大した場合は２度目の緊急事態宣言もあり得るとの見解を述べております。また、宮城県は７日に先月25日から今月の６日までの事業者に対する休業要請を解除したところであります。

　　本町でも県の要請を受けまして、期間中、町内180の事業者の方に休業や時短営業をお願いしたことから、協力をいただいた事業者には一律30万円の協力金を支給することにしております。現在、事業者からの申請受付を開始しており、早期に支給できるよう手続を進めているところであります。

　　今議会は、特別定額給付金、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金、子育て世帯への臨時特別給付金、また新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した町独自の緊急事業を主な内容とする、歳入歳出それぞれ12億5,854万円を追加する一般会計補正予算を提出させていただきました。

　　つきましては、慎重審議の上、可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。

　　なお、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した追加の臨時事業予算については、６月会議において審議を賜りますのでよろしくお願いを申し上げます。

　　可決決定後は、迅速かつ的確に事業を遂行してまいりたいと考えております。

　　以上を申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　以上で諸般の報告を終わります。

　　　　　日程第４　議案第４３号　令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第２号）

○議長（村山一夫君）　日程第４、議案第43号令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第２号）を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　ただいま上程されました議案第43号令和２年度蔵王町一般会計補正予算（第２号）について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ12億5,854万円を追加し、予算の総額を69億7,104万円にしようとするものであります。

　　その主な内容は、歳入において、国庫支出金、県支出金を追加しようとするものであります。

　　歳出においては、総務費、民生費、商工費を追加しようとするものであります。

　　今回の補正予算においては、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策により、町民一人当たり10万円を給付する特別定額給付金と、児童手当を受給する世帯に対し、児童一人当たり１万円を給付する子育て世帯への臨時特別給付金を給付するために必要な経費を計上いたしました。

　　また、県の緊急事態措置に伴い、休業又は営業時間の短縮要請に協力した事業者に対し、宮城県と協調して新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金を支給するために必要な経費を計上しております。

　　さらに、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の一部を活用しながら、緊急的に実施する事業についても、予算計上しております。

　　なお、詳細等につきましては、ご質疑により、主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　拡大防止協力金のことでちょっとお聞きしたかったんですけれども、この事業者数というのはどのぐらいで……（「ページ数」の声あり）すみません。ページ数は４ページですね。新型コロナウイルス感染拡大防止協力金の事業補助金が県のほうから3,600万円ということで、20万円ずつ県で持つということで、130事業所だと思うんですけれども、その130事業所以上の問合せがあった場合、それはまた追加で補正ということになるのかどうかというのを確認したかったんですけれども、どうでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　平間徹也議員から今お話があったところでありますけれども、この予算の中には130でなくて180の事業所を対象として考えておるところであります。

　　また、詳細等については担当課長からお話をさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　農林観光課長。

○農林観光課長（加藤勝彦君）　お答えいたします。

　　議案書の７ページをご覧ください。

　　今回、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金事業費として5,400万円ほど補助金として計上しております。こちらの対象事業所は今町長が申し上げましたとおり、対象者180件でございます。その中の20万円は県が負担、10万円は町が負担ということで、県から3,600万円の支出金を頂いて、町が1,800万円を上乗せして5,400万円でございます。そして、その対象見込み事業所を180件と見ておりますが、それは今回、県のほうの休業要請がありました事業の種別に基づきまして、旅館、宿泊施設等、それから飲食店、小売店、お土産店、そういった町内の事業所で該当すると思われる事業所180件を概算として出して計上しているところでございます。よろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　180件想定していると分かったんですけれども、180件を超えた場合、それも予算措置されるのかどうかというのを確認したかったんですけれども。

○議長（村山一夫君）　農林観光課長。

○農林観光課長（加藤勝彦君）　お答えいたします。

　　町内事業所、約500余り事業所がある中での対象事業所を町として判断して180を見込みましたが、その中では恐らく180まではいかないだろうと思いながらの計上であります。ですが、言われるとおり、やはりそれは申請主義ですから、自分のところは該当するんだということで、こちらが見込んだ以上の申請があれば、当然それは補正等で対応していくようになります。どうぞよろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　それでは、１つだけ確認させていただきたいんですが、今回、定額給付金のほうは申請が始まってございます。それで、今回の児童手当を受給する世帯ということで、子ども手当の上乗せ分だといったような考え方だと思うんですけれども、これの申請と支給についてはどのような考えなんでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　今お話しされたとおりであります。あくまでも独り親の……（「いや、違う、児童手当」の声あり）ごめんなさい。児童手当の対象者であります。これに当たっては、子育て支援課長から答弁をさせたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　ただいまお話がありましたとおり、児童手当受給者に対して、子供一人当たり１万円が上乗せされるという形でございますけれども、今回は臨時の特別給付金ということで、別の事務作業になるものでございます。しがたいまして、今回予算計上させていただいておりますけれども、システムの改修も若干伴いながら事務を進めてまいることになります。しがたいまして、本日議決を頂いた後、システム改修を速やかに行いまして、その後、受給対象者の方々に、今月末を予定しておりますけれども、支給のお知らせというような形を取らせていただきます。

　　なお、今回、特に申請等は必要はございませんが、受給を辞退される、拒否されるといいますか、そういう方々については２週間以上の申出期間を取らなければならないことにもなっております。そういったことで、その申出期間を経てから届出がなければ、皆さん受給していただけるものということで事務を進めてまいりますので、どうしても支給につきましては６月末を今目指して事務を進めていこうと考えているところでございます。

○議長（村山一夫君）　６番佐藤敏文君。

○６番（佐藤敏文君）　その拒否されるというか、受給を受けないといったものを２週間以内に申請というか申出をして、そこでそういった方々は私は受給しませんよというものがなければ、そのままでいけば、全ての方々が受給対象になるといった考え方なんですよね。

　　それと、６月になってからやはり受給されると思うんですけれども、その辺については周知の方法であったり、その辺はどのような形で、システムができてからとは言いつつも、どのような格好で周知をさせるのか、その辺もお伺いします。

○議長（村山一夫君）　子育て支援課長。

○子育て支援課長（宍戸光晴君）　お答えいたします。

　　まず今回、こういう形で支給が特別にあるということでございますし、該当者の方も多いわけでございますので、６月の広報ざおうに記事は載せさせていただくことにしておりますし、先ほど申し上げましたとおり、該当される対象者と思われる方々には支給があるということで、個別に郵送でお知らせをさせていただくことにしております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　８ページの商工費の宿泊事業者等負担軽減支援というふうなことで、これの内容は水道の協力金ということだと思いますけれども、対象事業者がどの程度まずあるのかということをお聞かせ願いたいと思います。

○議長（村山一夫君）　農林観光課長。

○農林観光課長（加藤勝彦君）　お答えいたします。

　　今回、対象事業者としております100事業者につきましては、ホテル、旅館、ペンション、それから居酒屋、飲食店等を考えております。（「件数」の声あり）件数は、予算として見込件数100事業所でございます。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　ありがとうございます。

　　それで、これはいつどのようにご案内を差し上げるのかなというふうなことなんですけれども、その辺のところもお聞かせ願いたいと思います。

○議長（村山一夫君）　農林観光課長。

○農林観光課長（加藤勝彦君）　お答えいたします。

　　この交付に当たっての基礎となる金額は、４月から６月までの水道料の基本料金でございます。６月まで見ていますので、６月に入ってから事務を進めて、６月中に案内をして、７月中には交付するような形を考えております。（「支払いの方法」の声あり）支払いの方法は、申請書に口座番号等を記載していただいて、口座振込ということで考えております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　今、同僚議員も質問したんですが、８ページの新型コロナウイルス対策費のやつで負担金補助及び交付金ということで２つの項目がありますけれども、下のほうは水道料の基本料金的なものなんですが、上のほうの件と併せて、もう少し詳細説明をいただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　農林観光課長。

○農林観光課長（加藤勝彦君）　お答えいたします。

　　今回のコロナ対策につきまして、実は国や県のほうでは特別に融資ということを大分早い段階で立ち上げております。それから、ここに来て雇用調整交付金や持続化給付金ということで、国のほうで事業者支援を次々と打ち出しているわけですけれども、こういった書類の申請は基本事業者が行わなければならないということになっています。ということで、この事業者が申請するに当たって、なかなかその事務に慣れていない方もたくさんおりまして、そういった方々が今、町の商工会のほうに相談に大分行かれています。その商工会のほうの相談窓口の強化ということで１名の人件費、新たな雇用で人件費相当分ということで、５か月分ですね、４月から８月までの５か月間の職員の人件費相当ということで今回計上させていただいております。よろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　内容は分かったんですが、この窓口相談でどこまで、その臨時雇用者ですか、恐らくかなりのベテランの方だと思うんですが、どこまで行うのかというのをそこまでちょっとお聞きしたかった。というのは、相談を受けて説明だけで終わるのか。これは前の４月の全協のときもたしか触れたと思うんですが、大変、十数ページにわたる書類を書かなくちゃいけないということで、これはかなり大変な事業になります。事によっては専門を頼めば、せっかく配付される交付金申請もそこに経費として損失というか出さなければならないとか、いろいろ問題が確かにあるし、この対象となる事業がたしか五十数事業ぐらいあるということで、どれに該当するのか、そしてどのような申請をするのかまでやらないと、先ほどの課長の説明で、ただ相談を受けて説明いたしましたでは、なかなか進まないのかなと思っておりますので、再度そこら辺を説明いただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　副町長。

○副町長（平間喜久夫君）　お答えいたします。

　　実は、これは商工会のほうから相談を受けまして、特に中小事業者というよりも、もっと規模の小さい個人事業主的な方々が商工会の窓口に来られているというようなお話で、何とかお願いできないかという商工会からの要望も受けまして、今回補助金ということで計上させていただきました。

　　相談内容なんですが、実は今このコロナウイルス関連で売上げが減少しているというような部分を計算しなくちゃいけない、いずれの補助金についてもですね。商工会ではご存じのとおり、青色申告関係、全部データを取ってあるということで、去年のデータと今年のデータを比較して、どの程度売上げが落ちている。例えば５割以上で持続化給付金、あなたは大丈夫ですよと、この辺の細かい部分まで面倒を見られる。そういったかつて商工会の職員だった方が親切に対応できるような、そんな体制を今取らせてもらっているということで、馬場議員がご心配の部分は大分緩和されているのかなというふうには我々は感じているところでございます。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　ありがとうございます。

　　ここの項目２つ、上の項目も説明していただきまして、大体内容的には分かりました。それから下の水道料基本料金の減額、減額というよりも補助ですね。ただ、先ほどの説明、これ３回目なんですけれども、説明を受けていると、やはりスピード感を持って早くやらなくちゃならないと思うんですよね。水道関係においても補助が７月、８月。でも、現実、この事業はもう３月から皆さん、休業とかやって、この間書き入れどきの連休で全然休業せざるを得なかったということで、大変運転資金繰りが厳しくなっているはずなんですよ。本来であれば、もう遅くても６月にはそういう補助とかも動けるようにするのが行政側の仕事じゃないかなと私は思っているんですよね。遅いと批判されてしまうのではないかと。やはりこういう部分というのは早め早めにやっていかないと、正直言いましてコロナはいつ終息するか分からない状況でありますので、やはり早め早めにできることからやっていかないと、やっぱり一番怖いのは、休業で済むんだったらいいんですけれども、廃業になられるというのが一番こわいんですよね。一度廃業にしちゃえば、なかなかもう一度戻すというのは難しいことなので、やはり行政側でできる対応というのは、もう早め早めに進めるべきだと思うんですが、最後に町長の考え方、実際遅いと思いますので、その辺を含めて答弁いただきたいなと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　馬場議員がおっしゃられるとおりであります。これの件については、実はもう４月の段階で、中旬ぐらいにいろいろと考えていたんですね。ただ、それが全世帯まで持っていこうかとか、それが町の負担になっちゃうか、それとも国のそういった臨時交付金というのがどのぐらい出てくるのかということだとか、いろんなことをちょっと想定しながら、だけれども今一番大変な事業者というのは宿泊、観光の方々だろうということで、どうしてもその判断をせざるを得なかったのが今月の上旬ということもありました。本当にそういった面では英断がちょっと遅過ぎたということと、あとは今日の臨時議会というか、私たちは通年議会でありますので、この通年議会の中で全体的なことを含めてお話ししてご理解いただこうかということで、どうしてもそういった今の時期になってしまったということがあります。

　　ただし、お支払いの件については現金で、直接振込ですぐに対応できますので、すぐに国の交付金が来る前に対応してまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　15番馬場勝彦君。

○15番（馬場勝彦君）　求めているのは、今回、水道事業関係で、取りあえず基本料に対する減額というか、その分の補助という形で書き換えて現金で支払うという中身だったと思っていました。確かにこれを使用料を含めた減額にするには、システム改修とかをすると。ただ、システム改修も聞くと二、三百万円かかるということで、ちょっとその辺、踏み込み、ちょっと考える部分もあったんですけれども、やっぱりコロナ対策が先の見通しがつけられないんだったら、ある種、その辺は財政が厳しいといってもやって、やっぱりいろいろ対象者、多分収入の少なくなっている方、失業されている方々もおられるはずでありますので、やっぱりそういう人の分も対応してあげないとおかしくなるわけですよね。

　　ですから、それに対するシステムは若干かかりますけれども、それは自主財源でも何でも国からだけを待っているのではなく、やはりそこまで踏み込んで進めていかなければ、全て後手後手後手に回ってしまう可能性が高いと思うんですよ。ですから、本当に町民の生活を守っていくというスタンスに立てば、ある程度の出費は覚悟してやらなければならないのかなと思っておりますので、町長に望みたいのは、やはりもう英断をして早く対策できるものに対して、どんどんどんどん進める状況になってきているのかなと思いますので、再度答弁をいただきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　馬場議員がおっしゃるとおりなんです。実は県内のよその市町村の中でもいち早くこの議会改革の中で、通年議会を蔵王町は開いているんですね。そういった中で、よその町だと専決処分ができるんですね。ただ、なかなかその専決処分がちょっとできない状況にもあるんですね。ですから、その辺がちょっと、こういう通年議会でありますので、どうしてもこういう協議になったといういきさつもありますので、その辺はご理解いただきたいなと思っていますし、ある程度緊急を要することについては議長との話し合いをさせていただきながら、議運と。それで、その中で専決もやむを得ないのではないかということであれば、今後はそういったこともさせていただければというふうには思っております。

　　それとあと、そのほかのいろんな町内の対応については、６月議会のほうでもいろいろと対応策をたくさん考えておりますので、しっかりと町民たちがこのコロナに負けないで、さらに頑張れるような環境を整えていきたいというふうに思っているところであります。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　それでは、もう少し内容を確認したいと思います。

　　６ページの特別定額給付金に関してなんですけれども、これは各世帯主が世帯分を申請するということで始まる定額の給付金なんですが、早速先週の15日には各世帯に届いたようであります。それで、役務費あたりも予算計上しておりますけれども、蔵王町が確定した世帯数として何世帯に郵送されたのか、その辺を確認していきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　4,491世帯に発送しております。１万1,784名ということになります。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　ありがとうございます。

　　4,491世帯に送ったということですね。予算計上では、町民にしてみると予算では１万1,794人計上ですけれども、実際１万1,784人が対象者になっているということのようでございますけれども、マイナンバーカードを持っておられる町民の方々、世帯主が対象でありますけれども、オンライン方式になるんですよね。そういう方も受付がもう始まっているのかどうか。なかなか確認状況が難しい状況でありますけれども、そういうことも含めて、オンライン関係の申請についての今現状、進んでいる具合についての内容を確認したいと思います。お願いします。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　オンライン関係については、５月１日より受付開始ということにしております。それで、５月15日、先週の金曜日現在なんですけれども、受理件数としては57件受理しております。

　　以上でございます。

○議長（村山一夫君）　13番村上一郎君。

○13番（村上一郎君）　ありがとうございました。

　　５月１日から始めて、57件がもう受理されていると。そういう方にも郵送のほうも同時に送ったのかどうかなんですけれども、それは送らないのかどうか、ちょっとお答えいただきたいと思います。

　　なお、３回目なので申し上げますけれども、蔵王町も高齢化の進んでいる町でありまして、高齢者の方々の独り世帯もかなり多くなると思います。特に85歳、90歳近くの方の独り世帯というのもありますけれども、その辺に関して今回こういう特別定額給付金を申請するに当たって、なかなかそういう方々の個人的に手続を取るのもどうなのかなという、ちょっと心配もあるんですよね。そういう方々への対応として、ほかの青森県のある自治体では、保健師が各所を訪問して対応に当たっているとかあるんですが、果たして蔵王町として、そういう方々への親切な対応というのは考えておられるのかどうか、それについてのお答えもお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　まず、発送時点でオンライン申請もされているという方については、申請書を除いて発送しております。二重申請を防ぐためということで。

　　あと、今高齢者の方が申請がなかなか困難じゃないかということに対しまして、今回予算の報償費の中に、行政区長さんであったり民生委員の方に対して、申請手続等の啓発等の謝礼ということで、いろいろ指導とかそういうのをお願いしたいということで考えております。なお、前回の給付金の際にもだったんですけれども、そのような形で区長さんとか民生委員の方にもお願いしている実態がございます。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　今の同僚議員の質疑に関連いたしまして、申請手続啓発等謝礼金ということで６万8,000円ほど計上されて、今回そうした手続等に関わる部分で応援していくと、こういう内容の答弁でございました。

　　いろんな手続上においては、今回の総務関係であったり、そうしたところで代理人請求であったり、あるいは口座等についても代理人等も認めていく、そのような内容も今回発令されているようでございますけれども、町としても同じような形態を取って認めていくのか、その辺についてお伺いしておきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　松﨑議員がおっしゃるとおり、代理人の申請、あと口座も代理受領ですか、代理人の口座ということでも現在お認めしております。ただ、いろんな明確な、そういう分かる重要な書類は確認をさせてもらっています。その関係を確認させてもらっております。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　ちょっと確認になりますけれども、今、課長からお話がありましたとおり、そうした代理人請求あるいは代理人の口座に振り込んで当人が頂くというふうになった場合に、これについてはやっぱり関係する職員との連携であったりとか、そうしたことについても併せて連携を取りながら、確認しながら、そうしたことを進めていく必要があるのかなとこんなふうにも思うんですけれども、その辺についてちょっと確認しておきたいと思います。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　まず、コロナ対策室、あと総務課の職員もその辺を事前に確認してそういうものも認めるということで、一緒に共通認識は持っております。

○議長（村山一夫君）　１番松﨑良一君。

○１番（松﨑良一君）　はい、分かりました。そうした高齢者の方からも相談いただいて、口座等もなかったりするケースもあった場合に、区長さんであったり、あるいはそうした方の口座等にも振り込むことも可能なんだというような説明でございました。そうした案件があった場合には、担当する課の職員とも連携を取りながら、その辺は慎重に進めていく必要があるのかなとこんなふうに思ったものですから、確認をさせていただきました。終わります。

○議長（村山一夫君）　総務課長。

○総務課長（今村敏男君）　お答えいたします。

　　今回、郵送申請の際にこういうお知らせをお送りしています。その中でも記載例ということで、その辺の代理申請のほうも詳しく一応記載させていただいております。同一世帯や法定代理人、あと日頃から身の回りを世話している方とすることができるというようなことを記載しておりますので、そのような方が来庁された場合に、うちのほうでも親切丁寧に対応したいと考えております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。

　　続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。

　　これより直ちに採決いたします。

　　お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。

　　以上をもって、本日の日程を全部終了いたしました。

　　これをもって、本第２回定例会５月会議に付議された案件の審議を全部終了いたしました。

　　本日はこれをもって散会いたします。

　　大変お疲れさまでございました。

　　　　　午前１０時４２分　散会