令和２年蔵王町議会第２回定例会
令和２年３月２４日（火曜日）
出席議員（１５名）
１番 松 﨑 良 一 君 ２番 加 川 敦 君
３番 大 沼 昌 昭 君 ５番 平 間 徹 也 君
６番 佐 藤 敏 文 君 ７番 齋 藤 英 之 君
８番 平 間 武 美 君 ９番 佐 藤 長 成 君
１０番 三 沢 茂 君 １１番 遠 藤 裕 一 君
１２番 外 門 清 君 １３番 村 上 一 郎 君
１４番 葛 西 清 君 １５番 馬 場 勝 彦 君
１６番 村 山 一 夫 君
欠席議員（なし）
説明のため出席した者
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町長 |
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村 上 英 人 君 |
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副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
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会計管理者 会計課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
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総務課長 |
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今 村 敏 男 君 |
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防災専門監 |
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砂 金 毅 君 |
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まちづくり推進課長 |
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村 上 正 文 君 |
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町民税務課長 |
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大 槻 充 夫 君 |
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保健福祉課長 |
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平 間 勝 文 君 |
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子育て支援課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
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環境政策課長 |
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鈴 木 賢 君 |
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農林観光課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
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建設課長 |
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佐 藤 耕 造 君 |
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上下水道課長 |
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伊 藤 雅 浩 君 |
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病院事務長 |
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佐 藤 浩 明 君 |
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教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
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教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
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生涯学習課長 |
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我 妻 敏 君 |
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スポーツ振興課長 |
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森 良 光 君 |
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農業委員会 事務局長 |
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村 上 伸 浩 君 |
事務局職員出席者
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事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
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書記 |
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佐 藤 孝 志 君 |
令和２年３月２４日（火曜日） 午後１時１５分 開議
日程第 １ 会議録署名議員の指名
日程第 ２ 諸般の報告
日程第 ３ 議案第 ５号 令和２年度蔵王町一般会計予算
日程第 ４ 議案第 ６号 令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算
日程第 ５ 議案第 ７号 令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算
日程第 ６ 議案第 ８号 令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算
日程第 ７ 議案第 ９号 令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算
日程第 ８ 議案第１０号 令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算
日程第 ９ 議案第１１号 令和２年度蔵王町水道事業会計予算
日程第１０ 議案第１２号 令和２年度蔵王町下水道事業会計予算
日程第１１ 議案第３５号 監査委員の選任について
日程第１２ 議案第３６号 教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについて
日程第１３ 議案第３７号 町道の認定について
日程第１４ 議案第３８号 蔵王町国民健康保険蔵王病院事業の設置に関する条例の一部を
改正することについて
日程第１５ 議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）
本日の会議に付した事件
日程第 １ 会議録署名議員の指名
日程第 ２ 諸般の報告
日程第 ３ 議案第 ５号 令和２年度蔵王町一般会計予算
日程第 ４ 議案第 ６号 令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算
日程第 ５ 議案第 ７号 令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算
日程第 ６ 議案第 ８号 令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算
日程第 ７ 議案第 ９号 令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算
日程第 ８ 議案第１０号 令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算
日程第 ９ 議案第１１号 令和２年度蔵王町水道事業会計予算
日程第１０ 議案第１２号 令和２年度蔵王町下水道事業会計予算
日程第１１ 議案第３５号 監査委員の選任について
日程第１２ 議案第３６号 教育委員会委員の任命に関し同意を求めることについて
日程第１３ 議案第３７号 町道の認定について
日程第１４ 議案第３８号 蔵王町国民健康保険蔵王病院事業の設置に関する条例の一部を
改正することについて
日程第１５ 議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）
追加日程第１ 議発案第２号 議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９
号）に対する附帯決議案の提出について
午後１時１５分 開議
○議長（村山一夫君） 皆さん、こんにちは。午前中には予算特別委員会の審査が完了したということの報告を受けたところでございます。大変ご苦労さまでございました。
ただいまより議会を開くことといたします。
開会に先立ち、本日、新型コロナウイルス感染予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。また、本日の傍聴につきましてはマスク着用の方のみに制限させていただきますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
これより本日の会議を開きます。
なお、本日の会議は会議規則第８条第２項の規定により午後１時１５分に開会することにしましたので、ご了承ください。
ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長（村山一夫君） 日程第１、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、８番平間武美君、９番佐藤長成君を指名いたします。
○議長（村山一夫君） 日程第２、諸般の報告をいたします。
去る３月11日に予算特別委員会に付託された事件の審査結果報告については、お手元に配付のとおり、予算特別委員長からの報告があります。
次に、本第２回定例会に町長から追加議案として議案第35号から議案第39号の５件が提出され、これを受理しておりますのでご報告いたします。
次に、町長から新地方公会計制度による平成30年度決算に基づく財務書類について報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、代表監査委員から令和２年２月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から挨拶の申し出がありますので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長（村上英人君） 議員の皆様には、今月の16日から23日までの間でありますが、予算特別委員会において細部にわたりましてご審議を賜りましたことに対し、感謝を申し上げる次第であります。この後になりますが、一般会計当初予算案を含めた８件の予算案について可決決定いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
新型コロナウイルスの感染対策につきまして、皆様ご存じのとおり、今月の14日の夕方に安倍首相が総理官邸で記者会見を開きまして、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言は現時点で宣言する状況ではないと強調し、同時に必要があれば法律上の措置を講じると語ったところであります。また、政府与党は、22日、感染拡大に伴う緊急経済対策で国の財政支出をリーマンショック後の対策の15兆円を上回る金額とし、民間支出を含めた事業規模30兆円超えにする方向で調整に入ったとの報道もあったところであります。
いまだに感染の終息や小中学校の再開時期が見通せない状況でありますが、私自身も見えない敵が国民生活に大きな影響を与えている現状から、大変憂慮される実態であると捉えております。
さて、こうした中でありますが、遠刈田温泉の竹泉荘ＯＮＳＥＮを経営するオズベルト・ホテルズ株式会社代表取締役の李焱様から、今回、大人用マスク10万枚、子供用マスク２万枚、非接触式体温計でありますが200個いただくことになりました。このようにマスクが不足している時期に竹泉荘様からありがたくお話をいただき、蔵王町としても深く敬意と感謝を申し上げさせていただきたいと思っております。
支援物資の配布先については、町内の80歳以上の方々、町内の医療機関や介護保険サービス事業、商工業者、町内旅館・ホテルを含めた観光施設事業者等に配布させていただく考えでおります。また、子供用のマスクにつきましては、町内の保育所・幼稚園児、小中学生に配布するものとし、感染防止対策としての活用を図ってまいります。このマスクでありますが、実は今、成田の税関のほうに着いたというお知らせがあります。12万枚まとめて、あすあさってぐらいには届くだろうというふうには思っております。
以上申し上げさせていただきましたが、今回の物資支援につきまして、町としても贈呈者様のご好意を直接皆様にお届けできるよう、最大限有効に活用させていただきたいと考えております。
以上申し上げまして諸般の報告とさせていただきます。
○議長（村山一夫君） 以上で諸般の報告を終わります。
日程第 ４ 議案第 ６号 令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算
日程第 ５ 議案第 ７号 令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算
日程第 ６ 議案第 ８号 令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算
日程第 ７ 議案第 ９号 令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算
日程第 ８ 議案第１０号 令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算
日程第 ９ 議案第１１号 令和２年度蔵王町水道事業会計予算
日程第１０ 議案第１２号 令和２年度蔵王町下水道事業会計予算
○議長（村山一夫君） 日程第３、議案第５号令和２年度蔵王町一般会計予算、日程第４、議案第６号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算、日程第５、議案第７号令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算、日程第６、議案第８号令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算、日程第７、議案第９号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算、日程第８、議案第10号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算、日程第９、議案第11号令和２年度蔵王町水道事業会計予算、日程第10、議案第12号令和２年度蔵王町下水道事業会計予算、以上８件については、いずれも予算特別委員会に審査を付託したものでありますので、これらについては一括議題とし、なお、質疑については予算特別委員会で終了しておりますので、討論、採決について議案ごとに行いますのでよろしくお願いいたします。
予算特別委員長より、審査の結果について報告願います。３番大沼昌昭君、登壇願います。
〔予算特別委員長 大沼昌昭君 登壇〕
○３番（大沼昌昭君） それでは、予算特別委員会の報告をいたします。
令和２年３月24日
蔵王町議会議長村山一夫殿
予算特別委員会委員長大沼昌昭
予算特別委員会審査報告書
令和２年蔵王町議会第２回定例会において、予算特別委員会に審査が付託された下記議案は、審査の結果、下記のとおり議決すべきものと決定したので報告します。
記
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議案番号 |
件 名 |
議決月日 |
審査結果 |
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５ |
令和２年度蔵王町一般会計予算 |
３月24日 |
可決 |
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６ |
令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算 |
３月24日 |
可決 |
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７ |
令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算 |
３月24日 |
可決 |
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８ |
令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算 |
３月24日 |
可決 |
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９ |
令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算 |
３月24日 |
可決 |
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10 |
令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算 |
３月24日 |
可決 |
|
11 |
令和２年度蔵王町水道事業会計予算 |
３月24日 |
可決 |
|
12 |
令和２年度蔵王町下水道事業会計予算 |
３月24日 |
可決 |
予算特別委員会審査結果報告
去る３月11日の本会議において、予算特別委員会に審査が付託された、
議案第 ５号 令和２年度蔵王町一般会計予算
議案第 ６号 令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算
議案第 ７号 令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算
議案第 ８号 令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算
議案第 ９号 令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算
議案第１０号 令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算
議案第１１号 令和２年度蔵王町水道事業会計予算
議案第１２号 令和２年度蔵王町下水道事業会計予算
以上８件については、３月11日に予算特別委員会を開催し、３月16日、17日、19日、23日及び24日の６日間にわたり、当局から関係課長等の出席を求め、説明を受けて細部にわたり審査をいたしました。
その結果についてご報告申し上げます。
審査の結果、
議案第５号令和２年度蔵王町一般会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、次のような意見がありました。
①まちづくり交付金については、住民の主体的な地域づくり等を支援する新たな交付金であり、交付要綱等を含め住民への周知に努められたい。
②シルバー人材センターの設立に向けた準備においては、登録希望並びに利用希望について詳細な調査を実施するとともに、関係者等から意見聴取に努めるべきである。
③観光関係事業において、新型コロナウイルスの影響から中止を決定したものがあるが、実施予定事業においては、今後の状況を十分確認のうえ、最少の経費で最大の効果が得られるよう十分に検討のうえ実施すべきである。
④消防団役場班の設置は、平日日中の消防力強化に大変期待されるが、活動時間が時間外に及ぶ可能性もあることから、活動内容や処遇等について十分な検討を行うとともに、消防団とも十分協議すべきである。
次に、議案第６号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第７号令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第８号令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第９号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第11号令和２年度蔵王町水道事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第12号令和２年度蔵王町下水道事業会計予算については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、予算特別委員会に付託された案件８件の審査経過並びに結果についての報告を終わります。
○議長（村山一夫君） これより討論に入ります。
初めに、議案第５号令和２年度蔵王町一般会計予算について討論を行います。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。５番平間徹也君。
〔５番 平間徹也君 登壇〕
○５番（平間徹也君） 私、平間徹也は、令和２年度蔵王町一般会計予算案に対し、反対討論をさせていただきます。
令和２年度の予算の中で大きな問題だと考えておりますのが、中学校の統廃合計画にかかわる予算でございます。いつまでたっても明かされることのない建物の概算額、全体のある程度の計画がわからない中、答えありきで地質調査もすることもなく用地買収に踏み切った行為は、とても容認できるものではありません。購入した土地の場所は、火山が噴火した場合、ハザードマップで危険だとされている地域であり、軟弱地盤だと指摘されている場所で、建物を建てるのには向かない場所であることは容易に想像できたはずです。このような無計画な統廃合計画を進めていては、いつ蔵王町の財政が破綻してもおかしくありません。
次に、幾ら雪不足だからといって容易に民間のスキー場に対する予算をふやしてみたり、道の駅の計画も、全国に赤字が多いと言われている道の駅に対して今本当に蔵王町は道の駅が必要でしょうか。令和２年度から今まで毎日19人の子供たちが利用していた幼稚園バスは廃止されるのに、令和元年度１日平均１人しか乗っていなかったインバウンド対策のバスには、令和２年度も形は変わるとはいえ継続するというところにも非常に矛盾を感じております。もっと費用対効果がある観光政策が必要です。そうすることで、必然的にもっと子育て環境や介護環境などの改善ができる予算案ができると思っております。
以上のことから、令和２年度蔵王町一般会計予算案に反対します。以上です。
○議長（村山一夫君） 次に、原案賛成の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）ほかに討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立11名〕
○議長（村山一夫君） 起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第６号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算について討論を行います。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第７号令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第８号令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第９号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算について討論を行います。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第10号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第11号令和２年度蔵王町水道事業会計予算について討論を行います。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第12号令和２年度蔵王町下水道事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決されました。
○議長（村山一夫君） 日程第11、議案第35号監査委員の選任についてを議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、６番佐藤敏文君の退場を求めます。
〔６番 佐藤敏文君 退場〕
○議長（村山一夫君） 提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第35号監査委員の選任について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、議員のうちから選任する監査委員として、佐藤敏文氏を適任と認め、再任しようとするものであります。
佐藤敏文氏は、蔵王町議会議員を２期８年務められ、町政の全般にわたって精通されている方でありまして、監査委員として最も適任者であると思われますので、原案どおりご同意くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意されました。
佐藤敏文君は自席にお戻りください。
〔３番 佐藤敏文君 入場〕
○議長（村山一夫君） ただいま監査委員に同意されました佐藤敏文君から挨拶の申し出がありますので、これを許します。
○３番（佐藤敏文君） ただいまはご承認いただきましてありがとうございます。佐藤敏文でございます。
４年間、しっかりと監査委員として務めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
日程第１２ 議案第３６号 教育委員会委員の任命に関し議会の同意を求めることに
ついて
○議長（村山一夫君） 日程第12、議案第36号教育委員会委員の任命に関し議会の同意を求めることについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第36号教育委員会委員の任命に関し議会の同意を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
前蔵王町教育委員会委員の菅原礼子氏が昨年９月30日をもって辞職した後、欠員となっていた教育委員会委員に、今 千佳氏を新たに任命しようとするものであります。
今 千佳氏は、町内の幼稚園や保育所に勤務する傍ら、宮地区のひまわり母親クラブの会長職を平成20年度から26年度まで務め、また、現在も副会長として同クラブの役員を歴任するなど、幼児教育や子供たちの健全育成、交通安全指導などにも積極的に取り組んでおられます。
同氏は、資性温厚、人格高潔で地域住民からの信望も厚く、また、教育行政についての経験もあり、教育委員会委員として最も適任者であると考えられますので、原案どおりご同意くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。
暫時休憩いたします。
午後１時４５分 休憩
午後１時４７分 再開
○議長（村山一夫君） 再開いたします。
休憩前に引き続き審議を行います。
○議長（村山一夫君） 日程第13、議案第37号町道の認定についてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第37号町道の認定について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、道路法の規定により、町道の認定をすることについて、議会の議決を求めるものであります。
その内容は、県営農地整備事業円田２期地区が昨年３月に完工し、ことし２月に県からその土地改良財産の農道２路線の譲与を受けたことから、年度内に町道認定し、管理しようとするものであります。
また、統合中学校用地として町が取得した土地に隣接する農道２路線については、道路幅員が狭く、今後、拡幅整備するに当たり、国の補助が得られるよう、町道に認定しようとするものであります。
なお、詳細につきましては主管課長に説明させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 続いて、主管課長より詳細説明を求めます。建設課長。
○建設課長（佐藤耕造君） では、ご説明させていただきます。
議案第37号の説明資料をごらんください。
資料の１ページ目は、今回町道に認定する路線の一覧表で、４路線あります。
１番目の円田ほ場整備内の幹線道路につきましては、まず、小村崎円田線は２枚目の資料－２（１）の図面で、１番の赤色の路線で県道岩沼蔵王線、小村崎の扇田なんですけれども、そこを起点とし、たっぴら杉橋を渡り円田郵便局に至る町道東根線円田字新千刈を終点とする延長2,087メートルの車道幅員７メートルの２車線のほ場整備事業で整備した舗装道路です。
２番目の小村崎行政区内の西屋敷線は、同じく資料－２（１）の図面２番目の赤色の路線で、町道小村崎中央線小村崎字稲荷林を起点とし、西屋敷集落を通り町道舘前磯ヶ坂線を終点とする延長372メートル、車道幅員５メートルのほ場整備事業で整備した舗装道路です。
３番の永野行政区内の西浦谷地線は、３枚目の資料－２（２）の図面をごらんください。３番の赤色の路線で、町道西浦杉ヤラ線円田字西浦地内を起点とし、ございん南側を通り県道白石上山線円田字谷地を終点とする延長が720メートルあります。うち、ございん南側の257メートルについては、車道幅員6.5メートルで既に２車線整備済みとなっております。そこからさきの県道までの延長472メートルが車道幅員2.5メートルの未改良の農道となっております。
４番の谷地線は、同じく資料－２（２）図面４番の赤色の路線で、県道白石上山線から入った丁字路交差点円田谷地地内から、そこを起点として、町道永野棚村線円田字十文字北を終点とする延長200メートル、車道幅員2.3メートルの未改良の農道です。
以上、議案第37号の詳細説明とさせていただきますが、４路線の町道認定のご承認をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第１４ 議案第３８号 蔵王町家国民健康保険蔵王病院事業の設置に関する条例
の一部を改正することについて
○議長（村山一夫君） 日程第14、議案第38号蔵王町国民健康保険蔵王病院事業の設置に関する条例の一部を改正することについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第38号蔵王町国民健康保険蔵王病院事業の設置に関する条例の一部を改正することについて、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、療養病棟の25対１の看護配置を現在の看護師数のままで20対１の看護配置に変更するため、病床数を28床から２床減らした26床に改正しようとするものであります。
また、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴い、引用する条例に変更（条ずれ）が生じたため、あわせて条例の一部を改正しようとするものであります。
なお、詳細等につきましては、ご質疑により、事務長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第１５ 議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）
○議長（村山一夫君） 日程第15、議案第39号令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）を議題とします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長（村上英人君） ただいま上程されました議案第39号令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）について、提案の理由をご説明申し上げます。
本案は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ１億9,439万1,000円を増額し、予算の総額を69億8,636万6,000円にしようとするものであります。
その主な内容は、教育費においては、国が進めるＧＩＧＡスクール構想実現のため、小中学校の校内通信ネットワーク環境整備と情報機器端末購入の費用を計上するものであります。また、衛生費においては、白石市外二町組合が運営する公立刈田綜合病院への貸付金を新たに計上するものであります。
歳入では、主に、ＧＩＧＡスクール構想実現のための財源として国庫補助金と町債に予算を計上したほか、繰入金においては、公立刈田綜合病院への貸付金の財源として地域福祉基金及びふるさと応援寄附基金からの繰入金を計上するものであります。
次に、第２表繰越明許費補正については、翌年度に繰り越す事業として４件を追加したほか、１件は事業費の増額により金額の変更をしようとするものであります。
次に、第３表地方債補正については、学校教育施設整備事業について追加するものであります。
なお、詳細につきましては、ご質疑により、主管課長に答弁させますので、慎重にご審議の上、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長（村山一夫君） 提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） それでは、ページが11ページの歳入と、あと13ページの歳出ということで、刈田病院への貸付金の関係でございます。歳入では地域福祉基金の繰入金１億1,200万円と、あとふるさと応援寄附基金の繰入金1,000万円ございます。これが特財ということで歳出にのっているわけでございますけれども、それぞれの基金については設置目的がございまして基金を設置しているわけでございますけれども、今回、これの繰り入れということは処分ということになるんでしょうけれども、どういった理由づけでここに繰り入れしたのかですね。財調がないからここからしか出すことができないという実態なんでしょうけれども、それについて伺います。
○議長（村山一夫君） まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長（村上正文君） お答えをいたします。
まず、地域福祉基金からの繰り入れの関係でございますが、地域福祉基金の処分ができる場合というふうなことで、目的に沿った処分しかできないわけでございますが、この地域福祉基金につきましては、社会福祉事業の振興及び地域の保健福祉の増進に資するというふうな目的がございますので、仙南地域における医療体制を構築していく、刈田病院と中核病院の機能連携を図りながら経営改善を図っていくことが、仙南地域の医療体制の整備につながっていくということで、その目的に合致するというふうなことでこの基金から繰り入れをしております。
それから、ふるさと応援寄附基金からの繰り入れでございますが、こちらにつきましては、寄附者の希望による使い道というふうなことでございまして、寄附者の中で自治体へお任せをいたしますというのが令和元年度の寄附金の中では32％ほどの割合でございます。そういったことで、今回、町の意向としてそのふるさと応援寄附基金から1,000万円を繰り入れをさせていただいたというふうなことでございます。以上です。
○議長（村山一夫君） ７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 地域福祉基金については既定予算で917万円ほどありまして、これは地域福祉センターの修繕・改修に充てるということで、これは当然、目的に沿った繰り入れなのかなと思うんですが、これについてはなかなか、解釈の仕方と言われればそれまでなんですけれども、地域の保健福祉の増進に資するという大義名分があるんですが、これの解釈ですが、なかなか難しいのかなと思っております。そういうふうに解釈したということであれば、そうなのかなというふうに納得するしかないんですけれども。
もう１点のほうのふるさと応援寄附基金、担当課長が自治体にお任せが32％ということで、要綱では寄附金の使途を定めております。５項目あって、最後にその他というのがあって、住みよいまちづくりへの活用というのがあって、これに該当させればそうだと言われればそうなんでしょうけれども、自治体お任せというその段階で、その５項目のほかに６項目も含めて寄附採納するときにこういったことを提示しておったのかどうか、あわせて伺いたいと思います。
○議長（村山一夫君） まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長（村上正文君） お答えをいたします。
ふるさと応援寄附基金の寄附者の意向でございますけれども、今議員おっしゃるように、寄附者の希望による財源充当の項目として、まず５項目がございます。学校教育の活動と施設環境の整備、それから観光地「蔵王」の宣伝と環境保全、子どもの育成と子育て環境の整備、高齢者や障害者が安心して暮らせるまち、災害に強いまちづくり、この５項目については、寄附者の意向どおりにその年度の支出事業について財源を充当しております。それ以外にその他、住みよいまちづくりへというふうな部分、全体の割合からいくと8.6％、それ以外に自治体へお任せというのが32％ほどあるというふうなことで、今回の繰入金につきましては、財源充当したほかの項目の自治体へお任せというふうな部分での考え方での繰り入れでございます。以上です。
○議長（村山一夫君） ７番齋藤英之君。
○７番（齋藤英之君） 自治体にお任せという項目をつくっていたということであれば、そこの要綱にある５項目、先ほどありました６項目のその他、住みよいまちづくりへの活用と、これに当てはまらなきゃだめだと思うんですけれども、その自治体にお任せというのは。それと今回のこの繰り出し、住みよいまちづくりに結びついていくのかどうかですね、貸付金の支出なんですけれども。これについて、町長のほうから再度答弁をいただきたいと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） それもちょっと大きな解釈の問題でもありますでしょうけれども、やっぱりそういったまちづくりを、大きな意味でそれをしなければ、地域医療が崩壊してしまうという、そういった大きな問題につながってくるわけであります。そういった面で、この貸付金に当たっては、今回のふるさと応援寄附基金を一部活用させていただいたということでありますので、ご理解いただきたいと思っております。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。10番三沢 茂君。
○10番（三沢 茂君） 今の町長の答弁の中に地域医療を守るということで、確かにそれはわかります。私も刈田病院が日本で一番最初にベッドスクールを設置した際に、私もお世話になりました、１年間。あと、大変私も腸閉塞で命を助けてもらったということも個人的にはあるんですが、今回、こういうふうに財政難の中にありながらも何とかこれを貸し付けを行わないと、重点支援のこれからの再建が難しいという立場に私も理解はしているつもりです。ただ、そうはいっても、今、同僚議員から、基金の使い道ということについてはやはりここできちんと確認しておきたいと思うんです。
この基金、私が議員になるずっと前の平成３年に設立された基金で、当時は果実運用型ということで原資は崩せないと。それが平成22年度ですか、憩いの家の温泉にトラブルがあって掘削し直す、それからあと大規模な改修をやったということで4,600万円ほどの事業費がかかって、このときに初めて、当時２億円ぐらいあったこの基金なんですが、そこから取り崩しができるように改正して始まったということで、それからずっと、つい最近、ことしも予算化されていますけれども、この基金を活用して、平成30年度には屋根の改修とかいろいろ、この基金が全てやっております。宮保育所の増築工事とか。
これが今後、冒頭に申し上げましたけれども、税収がなかなか大変、財源もきつくなってきた中で、新年度以降、いろんな福祉関係の予算というものが当然一般財源にならざるを得なくなるわけですけれども、この辺について今後の財源の手当て等については町長はどのような覚悟を持っておられるか、お伺いいたしたいと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 皆さんのお手元には……（「ないです」の声あり）行っていないですね。基金の台帳というこの一覧表があるんですが、その中でこの公共施設の維持補修費という欄もあるんですね。そこを、計画的なこともありますが、その辺の関係も含めて少し押さえていきたいなという考え方が１つです。それとあと、先ほどまちづくりの課長が話した今回約１億5,000万円ぐらい、このふるさと納税が前年度より、１年で１億5,000万円ぐらい伸びたんですね。それに今年度もちょっと力を入れながら、少しでもそういった全国の皆さんから支援をしていただきながら、そういった基金を少しつくっていきたいというふうに思っています。
それとあと、ご存じのとおり、今こういったコロナウイルスの問題でなかなか全国的にも税収が伸びる要素が見えないわけでありますから、緊縮をしながら、そして先ほど皆さんのほうからもお話がありましたこの令和２年度の予算の中で観光に当たっても、やはり緊縮しながら、そしてやはり最少の経費で最大の効果を上げなさいということでありますので、これをしっかりと今、課長等の会議でも２月の中旬ぐらいからそういったことを始めてやっておりますけれども、予算が通った段階で、新年度で４月からちょっと各課といろんなお話をさせていただきたいというふうに思っております。そういったことを詰めながら、この基金を少しでもふやしていきたいというふうに思っております。
○議長（村山一夫君） 10番三沢 茂君。
○10番（三沢 茂君） ありがとうございました。冒頭にこの基金が目的からは外れないというふうに課長から説明があったわけですが、ここで言っている地域の保健福祉、ここの地域というのはあくまでも町内の地域を指すのは大前提だと思うんですよね。ですから、この辺、きちっと肝に銘じていっていただいて、とにかくこの貸付金が、あくまでも貸付金なので、約定どおり８年間でもとに戻ってくるように経営改善に副管理者として頑張っていただきたいと思います。この辺について町長お願いします。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） あと、先ほどの貸し付けでありますが、５年据え置きの、戻るということでありますが、戻れるようにですね……（「いや、戻してください」の声あり）はい、戻すように、この５年で一市二町が力を合わせながら、そして１週間前ぐらいの新聞でも見ていただいたと思いますが、村井知事も、あとは東北大の医学部も含めて、皆さんがこの仙南の地域医療として前に進んでほしいということでありますので、実は今月末と、また４月の上旬にちょっといろいろとこの件についていろんな方々とお会いしてくる予定でありますので、しっかり頑張ってまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 10番三沢 茂君。
○10番（三沢 茂君） しょっぱなから病院の話になったので、続けてお話ししたいと思います。これの重点支援ということで、中核それからあと刈田病院、いろいろ改善されていくとは思うんです。ここでちょっと気になるのが、病床数の減少ですか、刈田病院も大分減らしていくというような、119床まで減らすというふうなことですけれども、そしてその大きな病院、２つ間近にあるんですけれども、この改革のあおりを受けて、我が町の蔵王病院がまさか診療所になるとか、そういったことになってしまわないか、その辺の心配もあるんですが、やはり蔵王病院は蔵王病院できちっと自立していけるような体制づくりに目を向けていただきたいと思います。町長、お願いします。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 一市二町の刈田綜合病院の診療所という考え方は毛頭持っておりませんし、今の蔵王病院を何しろ副院長が今月末、あと全員協議会の中でもお話しいたしたわけでありますが、１年後のちょうど３月末で院長がやめると。ですから、この医師不足の中でいろんな形をとりながら、しっかりと、最低でもお一人の常勤医師がいないと守っていくことはなかなか難しくなってくるわけでありますから、守っていくというか、病床のほうが守れない状況になるので、しっかりとその辺、頑張ってまいりますので、もう少し、夏くらいまでいい結果が出せればいいなというふうには思っておりますが、頑張ってまいります。
○議長（村山一夫君） ほかにありませんか。３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） 町長もご存じだと思うんですけれども、突然新聞報道で指定管理というふうな問題が起きました。それで、今回、刈田病院運営費として１億3,200万円ほど繰り出すということなんですが、これはあくまでも貸付金ということで、先ほど同僚議員のほうから、５年据え置きの８年で全済だというふうなことで、今、完済を目指して頑張りますというふうな話がありました。
その中で、やはり全協の中で話があったときに、この件に関しては、グランドデザインですか、中核と刈田病院のいわゆる連携によるグランドデザインを出して、そのデザインに従いながら計画・運営をこれから練っていくというふうなことでお話がありました。それで、知事のほうも、新聞によると、中核と連携を図るのがここが大きいということで、東北大学もそれに対しては協力しますよというふうなコメントが出ておりました。そんな中で、そのグランドデザインというのは、絵に描いた餅というふうな形に私たちはもう捉えているんですが、これ、まだ示されていないんですけれども、いつ出てくるのかということと、これが出てきたら、その計画は実施するのはいいんですけれども、半年間で実施するのか、それとも１年間にわたって実施するのかと。それに伴うことは、要するに一時借入金が16億6,000万円でしたっけか、ありますから、その辺の一時借入金の金額から踏まえますと、私たちが仮に出したとしても、総額で６億円ぐらいの一市二町で金額になります。その金額を出したときに、果たして刈田病院でその改革が半年で済むのか、１年で済むかによって、刈田病院のこれからの運営の方向性が決められると思います。その辺のところを、わかる範囲でよろしいので、お答え願えればと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） グランドデザインのお話が出たようでありますが、これに当たって管理者、副管理者、それとあと特別顧問でありますが、あと院長と、月に１回ぐらいの割合で管理者会議をやっているわけでありますが、この前の村井知事の発表でもおわかりのとおり、やはり今、刈田綜合病院と中核、この仙南の医療圏、これを全国に先駆けて全国のモデルとして私たち指定を受けるような形で今やっていこうということで、実際今動いている最中であります。そういったことで、まず私たちもやはり管理者と副管理者が一市二町がまず力を合わせながら、そしてそこに院長なり特別管理者の伊藤先生でありますが、そのように皆さんでやはり一丸となって、そして大学も全面でやってくれるというので、まずその形をつくり上げなければいけないというふうに思っております。そういった面で、今回ちょっといろんな面で30日に刈田病院の議会、そしてその中で一般質問等々もございますので、大沼議員がまた刈田病院の議員さんに推薦されたわけでありますから、ぜひひとつその場でもいろいろとご発言をいただければいいかなというふうに思っております。ちょっとこの件について余り、この程度でさせていただければというふうに思っております。
○議長（村山一夫君） ３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） 町長がおっしゃるとおり、私も非常に苦しい立場で、今度の一市二町の議会のほうに臨まなければなりません。その中で、やはりこれはあくまでも貸付金ということなので、それが焦げつくということはあってはならないということなんですね。ですから、それには刈田病院の今後の運営がどうなってくるかというふうなことをきちんと計画的になされなければ返済は難しくなるのかなというふうな部分が出てくるんですね。ですから、月に１回、正副、それから特別管理者、院長も含めて会議を持っているということなんですが、これからは月１回と言わず、もう少し頻繁にこの辺で意思の疎通を図って病院運営に危機感を持って当たらないと、これはちょっとまずいのかなというふうに私は思うんですね。ですから、この辺のところをしっかりと正副管理者も含めながら、月に１回と言わずに何回もやりながら、きちんとした形で整合性を持った計画性を出さないといけないと。
今回の案件に関しては、やはり一市二町の議会のほうにも何の報告もなく進んできて、そっち行ったりこっち行ったりしているわけですよ。ですから、そういうふうなことは議会軽視も甚だしい。ですから、私がここで今質問しているのは、正副管理者、それから特別管理者、それから院長、事務部長も含めて、５者でしっかりとした話し合いをしないと経営は成り立っていかないというふうに私は思うんですね。ですから、私が、答えられる範囲内でと言うところは、その辺のところも含めてやはり話をしていただきたいなと。
それから、もう一つ、重点支援地域というふうになっておりまして、それもいつまた支援金が来るのかというのもわからないし、刈田病院では早々に請願という形で国には出しております。ですが、まだその金額もはっきりしなければ、仮に来ても１年の短期的なものだと私は理解しておりますので、それが一時的に仮に幾ら来るのかわかりませんが、来ても１年以内で刈田病院の運営を黒字化に向けてしっかりやっていかないと、ちょっとこの返済は無理なのかなというふうに思うんですね。その辺のところをお聞かせ願いたいと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） １つは、新聞でいろいろと、いろんな大騒ぎになったところでありますけれども、やはり１つは、いろんなことを５人の方々でありますけれども、一市二町の正副管理者、それに特別管理者、そして院長、あと事務部長という形で入りますけれども、６人になっちゃいますか、そういう形で、いろんなあれについては一つの方向性をちゃんと見出しながら、皆さんでまとまっていろんなお話をけんけんがくがくあります、それぞれの立場で。だけれども、必ず管理者会議というと一つの方向性を見出しながら、そして一つの管理者会議を終わるわけでありますから、また、その場でいろんな時期に当たって、また、そういったことはちょっと今回は、ちょっと私も皆さんで決めたことが急にちょっと方向性が、個人的な考えであったんでしょうけれども、それにしてもやはり管理者という立場でありますので、やはり皆さんで決めたり、またあと県と大学も入って重点地域の支援に当たって、そして国のモデルの第１号になろうかというようなことを目指しながら今動いている最中でありますので、やはりしっかりその辺はやっていくと。
それと、あと病院の改革としては、今年度で50床減らしながら、令和３年でまた50床、合わせて100床マイナスしながら、そのように病院としても今努力をしながら、医師の、そして看護師の皆さんにも話しながらやってお話をしてもらっていると。ただ、問題が、今言った、じゃあ診療科目はどうなるんだということでありますが、ここは仙南中核、そして刈田病院のすみ分けというのは、いろいろと県なり大学、そしてまた両院長のもとでいろいろと話も、あと管理者等含めてあるわけでありますので、今ここの場でちょっと私の立場からはちょっと、今そういう方向性に、すみ分けの方向性に向いているということだけにお話をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長（村山一夫君） ３番大沼昌昭君。
○３番（大沼昌昭君） まだなかなか結論は出ていないような会議の持ち方で多分あると思うんですね。ですから、これからの検討だと思うんですが、町長もぜひきちんとした形でやはり我々の意向を５者会談にわたって言っていただければなというふうに思います。その中で、やはりこの１億3,200万円とともに、繰出金として刈田病院として5,700万円ほど、うちのほうでは出しているわけですよね。それは結局うちらほうの血税というふうなことで、決して我々の個人的なお金じゃなくて血税なんですよ、あくまでもですね。それから、万が一刈田病院がどうにかなったりすると、そこに入っている患者さんに大変迷惑がかかります。それから、地域医療の救急医療とか、そういうふうな部分に関してもできなくなるということは、地域医療に関して物すごいマイナスになると思うんですね。ですから、やはりその辺のところをしっかりとその５者会談で、地域医療を守るためにもしっかりと意見を言っていただきたいなというふうに思うんです。
それで、やはり月に１回開いているというふうなことでさっきお聞きしましたけれども、これに関しては１回だけじゃなくて、やはり何回も開きながらやっていかないと、実際半年、１年のうちで間に合わなくなったりするととんでもない事態になりますので、そのところはしっかりと５者会談のほうできちんと話をしていただければなというふうに思います。
ちょっとわからないということなんですけれども、重点支援地域となっている部分に関しての支援金とかの部分に関してはまだわからないということで理解してよろしいんですか。それから、グランドデザインはいつできるのかということも含めて、もしよければお話し願いたいと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 国のほうで補助をその方向に向いていただいて、国があと認めていただければ、１つは補助を出すというお話は県のほうから伺っています。ただ、いつどのような形で、あとグランドデザインの問題もありますでしょうし、ただ、これに当たって、私も直接今、ただ正副の管理者会議等の中でのお話しかありませんし、それと、一番はやはり中核病院と刈田病院の管理者同士、またあと院長先生のいろんな話し合いですね。そういった、今度県の考え方もありますでしょうし、大学のその辺の関係もありますので、一生懸命にやっているということだけはあれなので、ただ、じゃあこれを月２回やりなさいといっても、あくまでも県があったり大学があったり、あとは一番の中核との関係があるわけですから、そういった中で、何回やったって私たちはだめだと思うんです。ある程度、ちょうど１カ月に１回でまとまっていない、まとまらない、目に見えないときもあるわけでありますから、私はちょうど今の１カ月に１回がちょうどいいかなというふうに思います。
それと、大沼議員は刈田綜合病院の議員でありますので、今までも４年間やってきたわけですから、議場でばっちり自分の思いをしっかり言っていただきたいというふうに思います。終わります。
○議長（村山一夫君） ほかに質疑ありませんか。１番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） それでは、今の同僚議員の質疑に重なりますけれども、今回の資金不足については、やっぱり経営改善するということが大前提なのかなと。これが原則であろうと思います。これからその改革のプランについても今後示されてくるというような内容でございますけれども、それはそれとしてわかりますけれども、ただ、これまで刈田病院のいろいろな実情を見ますと、かかった患者さんからは、患者さんとお医者さんと対立するようなお話もあったりとか、やっぱり患者さん第一で、あるいは業務改善、こういったところに視点を置いて経営改善を行っていただかないと、この資金を幾ら調達しても、なかなかそうしたところに届いたとしても、いわゆる根っこといいますか根本的なところに、そうしたところに改善が入らなければ、なかなかこうしたところは立ち直ってくるのは難しいのではないかなと。
以前にも、ずっと前ですけれども、午後からとか、患者さんあんまり要らないような、そんなチラシも回ったこともございました。そうした体質がなかなか改善されていないんではないかなと、こんな思いもしたものですから、大変恐縮ですけれども、そうしたところの改善点に踏み込んでいただいて、ぜひ立ち直っていただかないと、先ほど同僚議員もおっしゃいましたように、地域医療が崩壊していくということは大変なことだと思いますので、その辺について重々取り組んでいただければいいなと、このような思いがしたものですから質疑させてもらいました。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 松﨑議員がおっしゃるとおりであります。やはり病院でありますから、あくまでも患者さん、やはり心の病もありますでしょうし、体の病、いろんな病がたくさんあるわけですが、そういった方の視点でやはり物を見て、それでそういった方に対応していくということ、そういった面では、お医者さんなり看護師さんが一体になってやっていかなければいけないと。そういった面で、一番は救急の指定を受けている病院でもありますので、一番はやっぱり内科の先生、やっぱり内科の先生というのは十二分に１人だけでは足りないわけでありますから、やっぱり刈田病院としての必要な内科の先生の確保、あと外科もあれでしょうし、あと今やはり整形であります。そういった重要なポストについては、またあと社会の高齢化によっての特に整形の方々、あと刈田病院で少し療養、療養といいますか、特に今、透析なんかもその中で今後力を入れていく、仙南でも県内の中でも刈田病院が公立の中でも特に透析は力を入れているわけでありますが、そういったことで、今、その辺の診療科目でありますが、その診療科目については、今いろいろと、さっき言ったように横の連携をとりながらやっておりますので、ちょっと私たちもしっかりとその辺のお話も管理者会議の中でお話ししてまいりますけれども、また、今までもやってきているわけであります。大きい声も立てたときもありますし、ただ、自分の意思だけでなくて、やっぱり一市二町、そういったやはり特別管理者、院長先生がやはり一つの方向に向いて初めて大きな力になってまいりますので、それに向かって一緒になって頑張っていきたいというふうに思っていますので、ご理解いただきたいと思っております。
○議長（村山一夫君） １番松﨑良一君。
○１番（松﨑良一君） 先ほどの質問は業務改善に全力を傾注してほしい、こういう思いでございます。その中では、うちのほうの国保病院なんかも本当に頑張っていただいておりますし、非常に厳しい中、業務改善であったり、一つ一つチェックをしながら、その改善に努めているという点では、非常に模範となる、そうした病院ではないかなと私は思っております。こうした中の姿を見ますと、刈田病院の姿はどうなんだろうと対比してしまいますので、そうした中で、体が大きいからなかなか方向性が定まらないとか向かないとか、そういった姿があるのかなというふうに思いますけれども、ただ、この事態に至っても、貸付金を出して、この後、本当にこのままで大丈夫なのかなと、こんな懸念もございますので、こうしたところを含めてぜひ全員が全員野球で全力でこの辺の改善に必死になって取り組んでいただきたいなと、このような思いで、副管理者一人だけにお話しするのはどうかと思いますけれども、必ずや伝わっていただくものと思っておりますので、こうしたところで質疑させていただきました。もう１回ちょっと答弁いただきたいと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 30日にも管理者会議がありますし、あと議会で、いろんな一般質問もこの件に、皆さんが心配している件について、実は刈田病院の一般質問があります。多分皆さんの思っていることがこの一般質問の、そして管理者だけでなくて副管理者からの私からの答弁も求められておりますので、しっかりその中でも管理者会議の中での話だとか、率直にそのままでストレートにお話をしていきたいなというふうに思っております。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんでしょうか。２番加川 敦君。
○２番（加川 敦君） 今、各議員から質疑、答弁もありましたとおり、この１億3,200万円の額は、蔵王町の負担としては余りにも大き過ぎます。この額を算出しました割合、根拠についても、私は納得しておりません。さらに、この貸付金によりまして、そもそも刈田病院の本質的な経営改善につながるものとは思えませんことから、この予算につきましては組み替え動議を提案いたします。（「賛成」の声あり）
○議長（村山一夫君） この動議は、所定の賛成者がありますので成立しました。予算案組み替えの動議を日程に追加し、追加日程第１として議題とすることについて採決します。
この採決は、起立によって行います。
この動議を日程に追加し、追加日程第１として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに賛成の方は起立願います。
〔起立４名〕
○議長（村山一夫君） 起立少数であります。したがって、この動議を日程に追加し、追加日程第１として、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることは否決されました。
質疑を再開します。ほかに質疑はありませんか。５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） 刈田病院の件なんですけれども、私が気になっているのは、先ほど同僚議員の金額の件で、１億3,200万円が蔵王町の負担だということで、これの算出根拠は、もともと銀行の16億6,000万円から来る８％で１億3,200万円ということだと思うんですけれども、そうすると、今回資本不足比率を６億円出すと20％に行かないということで切り抜けるということだと思うんですけれども、七ヶ宿町と蔵王町は８％と５％という今までの規則どおりのお金を払うんですけれども、白石市は3.8億円で、残り10億6,000万円を何とか白石市で頑張ってほしいということを全員協議会で町長は述べておられましたけれども、それも刈田病院としてはその10億6,000万円をしっかりと一度返すというか支払うということは、副管理者である町長のほうには情報としては来ているんでしょうか。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） そういった話は聞いておりませんし、今回の１億3,200万円なり、あと8,800万円という七ヶ宿町の分に当たっては、両町でいろいろとお話を、全協で詳しくお話ししたとおりであります。それに、あとの残りというのは白石市さんの分なんですね。ですから、やはり白石市さんが一生懸命に頑張って、この10億円という金を何らかの形で軽減していくことを考えるべきでないかということを強く私たちも今度は言いやすくなってくるということでもあります。そういった面で、私たち、この８％のあれを出したわけですから、あとは残り七十七銀行さんとの関係というのは白石市さんでありますし、やはりそれが改善できないといつまでもやはりこういった問題が出てくるだろうというふうに思っております。ですから、その辺は両町でいろいろと話をしてまいりたいというふうに思っております。
○議長（村山一夫君） ５番平間徹也君。
○５番（平間徹也君） ですと、やっぱり一つの方向に向かってということを先ほどから強く訴えておるんですけれども、やはりそこが一枚岩に正直なれていないんじゃないかという印象を私はどうしても受けてしまうんですね。やっぱり次年度以降の経営見直し計画が私たちに示されないのに、かつ、その白石市の負担である10億6,000万円もどうなるかわからないということを副管理者の町長が言っておられる時点で、この６億円を一時的に仮に一市二町で負担したからといって、本当に刈田病院は存続できるのかというところが正直、存続させなきゃいけないという気持ちはもちろんわかるんですけれども、蔵王町の血税である１億3,200万円ということもしっかりと私は理解していただきたいですし、やっぱり次年度以降の経営の見直しを私たちに一度なり、あと町長に一度お示ししてから、このお金の話になるんじゃないかなというふうに私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長（村山一夫君） 副町長。
○副町長（平間喜久夫君） お答えさせていただきます。
全員協議会でも説明させていただいたとおり、やはり今回、緊急対策という我々は理解でこの議案を出させてもらっております。おっしゃることは重々わかります。確かにこの割合だったり、いろんな問題ございます。ただ、どうしてもそれぞれの財政状況だったり、確かに白石市さんの負担割合というのはこの金額じゃないということは十分に理解しておりますが、ただ、これで重点支援区域というものをこれから進めていくんだという中で、資金不足比率が20％を超過してしまうと現実的にはできないんだろうという緊急避難の貸付金ということでございます。短期債務を長期債務に振りかえることで、この資金不足比率を下げてやるという対策でございます。あくまでも重点支援区域の枠組みの中で、刈田病院、中核病院、連携そして役割分担を明確にして経営改善を図ると。これは先ほど来、村上町長が話しているとおり、国の補助、技術的支援、さらには県、それから東北大学といったところが強烈に後押しをするというお話のもと、我々もこうした緊急避難の予算を計上させてもらったということでございますので、ご理解をいただきたいと思っております。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。13番村上一郎君。
○13番（村上一郎君） これまでの同僚議員の質疑の中で大体わかってきたんですけれども、もう少し確認しておきたいと思います。今、副町長のほうで緊急避難の対策のための予算措置だということでありました。１億3,200万円が今回資金提供するわけなんですが、先日の新聞の記事なんかを見ますと、山田市長のほうで、繰入金の依存度が高い刈田病院だということで、これを何とか改善しないと2020年度内にもまた資金が底をつくんだという、その可能性があるんだというお話をしているんですね。ということは、今回１億3,200万円を蔵王町として本町が貸し付けするわけなんですが、さらに令和２年度内で資金不足が生じて、また資金提供を求められるのではないのかと。先ほど町長が５年間の据え置き期間の中で経営改善に努力をしてきちんと償還のめどが立つように努力していくということをおっしゃいましたけれども、果たしてその以前の段階で、早い段階でまた資金不足に陥る可能性もあるんだなという捉え方もされるんです。ですから、その辺について、本当に大丈夫なのかどうかという、本当に返してもらえるのかという心配もされるんですね。ですから、その辺についてもう少し明確なご答弁をお願いできればと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） これについては、やっぱりそのために１つはまず、さっきから重点地域の２病院がまとまって、そして国の支援をもらいながらやっていこうと。そして大学と力を合わせて県がやっていこうと。県からの強い働きもあるわけでありますから、やはりそれをするに当たって、やっぱりそういったときには県なり国にもちょっと力をかりていこうかという考えは今持っております。ないとは私は、今一郎議員が心配されていることについては、いや、絶対ありませんとは、それは私も約束はできないわけでありますが、ただ、そういったことが仮にあったとしても、やはり県なり、それと国のほうにそういった要望をしましょうかという話はちょっとなっているところでありますし、まず、新聞で見ていただいたとおり、やはり県と大学、それで一緒になってやっていきましょうというお話があるわけですから、やっぱりその大きなチャンスに皆さんで乗っていきましょうと。そしてみんなで頑張っていきましょうということでありますので、早急にそれがまとまることが一番だと思うんです。ですから、早急に重点地域の指定をいただけるように、指定はもらっているんだけれども、早く一つのまとまっていけるように私たちも頑張ってやっていきたいと思いますので、またその辺の秋の問題云々という管理者もそういったお話、なった場合どうなんですかと、こういうこともあったわけでありますが、そういうことに当たっては、先ほど言った、やはり県、国の力をかりましょうという考え方で私は強く思っていますので、そういう形も、特にそこのところにちょっと力を入れながら頑張っていきたいなというふうに思っています。
○議長（村山一夫君） 13番村上一郎君。
○13番（村上一郎君） 当然そのようにご奮闘をお願いしたいと思うんでありますけれども、これまでの刈田病院の経営の中身を見ますと、各一市二町の繰入金が大きな柱になっていたような経営の中身なんですよね。2017年度、おととしの年度でありますけれども、これで繰入金18億4,000万円ほど入っているんですよね。それが今現在の年度、令和元年度で11億4,000万円になるんですか。違いますね、昨年度が11億4,000万円で、それから令和元年度が６億8,900万円で、どんどん減ってきているというのが今現在の刈田病院の状況になったのかなという認識も持っているんです。ですから、繰り入れを少なくしてきたのもいろんな考えがあるんだと思うんですが、そんな中で突如出てきたのが指定管理者制度になってきたのかなと思っているんです。ですから、今回の１億3,200万円を本町が貸し付けたとしても、きちんと返ってくる見通しを立てるのに、果たしてこの指定管理者制度が最善の方法なのかという、そういう白石市長の疑問も持つんでありますけれども、町長の見解としては、あくまでも今、先ほどご答弁いただいた、おっしゃった中身の重点医療地域に選定を受けたと。そして刈田病院と中核病院の医療連携を図っていくんだと。すみ分けも図りながら、両方の改善を図っていくのが一番のとるべき方法なのかなということの見解なのかどうか、その辺をもう一度お聞きしたいと思います。
○議長（村山一夫君） 町長。
○町長（村上英人君） 村上一郎議員が言われたとおりでありますし、それが最善の、私はこの医療地域がまとまっていくことが、市民病院として、町民病院、地域の病院として、私は一番の形だろうというふうに思っていますし、また、さっきからくどいようでありますが、やはり村井知事もそういう方向が望ましいと、そういうことを言っているわけでありますから、やはりそういったお話のあるときに、その方向で皆さんでまとまっていくのが一番だというふうに思っています。
仮に民営化に持っていったとしても、本当に地域の皆さんが、市民の皆さんが、本当にいろんなそこの病院に頼れるような環境のあれであれば、そして黒字になるのであれば、たくさんですね、ただ、やはり総合的なことはやはりこの医療圏、そしてこの二市七町という広いエリアで物を考えていく必要があるだろうというふうに思っています。そういった面では、東北大学、宮城県の考えと一緒に、蔵王町としてはその方向に、七ヶ宿町もそうでありますし、そういった方向に進んでいきたいというふうに思っていますので、ぜひひとつご支援いただきたいと思っています。
○議長（村山一夫君） ほかにございませんか。（「なし」の声あり）それでは、ほかに質疑はありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。５番平間徹也君。
〔５番 平間徹也君 登壇〕
○５番（平間徹也君） 私、平間徹也は、今回の蔵王町の追加の補正予算案に反対討論します。
やはりまず初めに、刈田病院の貸付金の件でございます。本当に刈田病院がこのような自転車操業のような財政状況になってしまったのは一体なぜなのか。今まで刈田病院の副管理者としてそこに気づくことができなかったのかなと思うことがあります。刈田病院は、仙南の地域医療にとってはなくてはならない存在です。一市二町でしっかり支え合っていかなければならないという認識は私も理解できるのですが、やはりこの資本不足比率を一時下げるためだけの貸し付けをしたところで、根本的な解決につながっていくのかというところがどうしても見えないというところがあります。具体的な再建プランをしっかりと、やはり一市二町の町長の説明責任をまずきっちりと果たしていただきたいというところがあります。
次に、ＧＩＧＡスクールの構想も問題だと思っております。文科省からの強い方針で国が予算案を出してきたとはいえ、容易にこの案に乗ってしまって本当に大丈夫でしょうか。幾ら国から補助金が出るとはいっても、半分は自治体の負担でございます。蔵王町の予算では高速ネットワーク環境を整備するのに１億2,000万円、蔵王町の負担額は約6,000万円でございます。金額も金額ですし、このＧＩＧＡスクール構想自体がまだどのような教育環境、子供たちのためなのか、正直私には理解できません。もっとこの予算を費用対効果のあるものにしていただきたいということから、この補正予算に反対します。
以上です。済みません、ありがとうございました。
○議長（村山一夫君） 次に、原案賛成の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）ほかに討論がありませんので、討論を終結いたします。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立11名〕
○議長（村山一夫君） 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
暫時休憩いたします。
午後２時５７分 休憩
午後２時５８分 再開
○議長（村山一夫君） 再開いたします。
本案に対して、10番三沢 茂君ほか２名から議発案第２号議案第39号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）に対する附帯決議案が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第１として議題とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長（村山一夫君） ご異議なしと認めます。よって、議発案第２号を日程に追加し、追加日程第１として議題とすることに決しました。
追加日程第１ 議発案第２号 議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予
算（第９号）に対する附帯決議案の提出について
○議長（村山一夫君） 追加日程第１、議発案第２号議案第39号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）に対する附帯決議案の提出についてを議題といたします。
三沢 茂君から議発案第２号の趣旨説明を求めます。10番三沢 茂君、登壇願います。
〔10番 三沢 茂君 登壇〕
○10番（三沢 茂君） 議案の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
議発案第２号
議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）
に対する附帯決議案の提出について
上記の附帯決議案を別紙のとおり、蔵王町議会会議規則第１３条の規定により提出します。
令和２年３月２４日 提出
提出者 蔵王町議会議員 三 沢 茂
賛成者 蔵王町議会議員 大 沼 昌 昭
賛成者 蔵王町議会議員 佐 藤 長 成
提案理由
財政が厳しい中で行う貸付について確実な返済を図るため
議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）
に対する附帯決議案
議案第３９号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）において、公立刈田綜合病院（以下「刈田病院」という。）事業会計貸付金が計上されている。
これは、刈田病院における資金不足比率を引き下げ、厚生労働省が選定した「重点支援区域」として、国の支援を受けながら仙南地域の医療環境の見直しを推進するためのものであるが、本町の厳しい財政状況から捻出した貸付金は、確実に返済されなければならないことから、その執行に当たっては、下記の事項に十分留意するよう強く求めるものである。
記
１、刈田病院における今後の運営方針及び経営改善に向けた方策を確認するとともに、貸付金償還を含む財政計画の策定を求め、策定後は議会に報告すること。
２、「重点支援区域」として検討された医療環境の見直し等については、速やかに議会に報告すること。
以上、議案第３９号に対する附帯意見として決議する。
令和２年３月２４日
宮城県蔵王町議会
以上、説明とさせていただきます。
先輩・同僚議員の賛同を賜りますようお願いいたします。
○議長（村山一夫君） 趣旨説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。（「なし」の声あり）質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。
続いて、討論に入ります。最初に、原案反対の方の発言を許します。討論ありませんか。（「なし」の声あり）討論なしと認めます。
これより直ちに採決いたします。採決は起立によって行います。
議発案第２号のとおり、議案第39号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）に対し附帯決議を付すことに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立14名〕
○議長（村山一夫君） 起立全員であります。よって、議案第39号 令和元年度蔵王町一般会計補正予算（第９号）に対し、原案のとおり附帯決議を付すことに決しました。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
大変お疲れさまでした。
午後３時０４分 散会