蔵王町議会会議録

令和２年蔵王町議会第２回定例会

令和２年３月１１日（水曜日）

　　　　　出席議員（１５名）

　　　　　１番　　松　﨑　良　一　　君　　　　　　　２番　　加　川　　　敦　　君

　　　　　３番　　大　沼　昌　昭　　君　　　　　　　５番　　平　間　徹　也　　君

　　　　　６番　　佐　藤　敏　文　　君　　　　　　　７番　　齋　藤　英　之　　君

　　　　　８番　　平　間　武　美　　君　　　　　　　９番　　佐　藤　長　成　　君

　　　　１０番　　三　沢　　　茂　　君　　　　　　１１番　　遠　藤　裕　一　　君

　　　　１２番　　外　門　　　清　　君　　　　　　１３番　　村　上　一　郎　　君

　　　　１４番　　葛　西　　　清　　君　　　　　　１５番　　馬　場　勝　彦　　君

　　　　１６番　　村　山　一　夫　　君

　　　　　欠席議員（なし）

　　　　　説明のため出席した者

町長		村　上　英　人　　君
副町長		平　間　喜久夫　　君
会計管理者会計課長		近　江　忠　彦　　君
総務課長		今　村　敏　男　　君
防災専門監		砂　金　　　毅　　君
まちづくり推進課長		村　上　正　文　　君
町民税務課長		大　槻　充　夫　　君
保健福祉課長		平　間　勝　文　　君
子育て支援課長		宍　戸　光　晴　　君
環境政策課長		鈴　木　　　賢　　君
農林観光課長		加　藤　勝　彦　　君
建設課長		佐　藤　耕　造　　君
上下水道課長		伊　藤　雅　浩　　君
病院事務長		佐　藤　浩　明　　君
教育長		文　谷　政　義　　君
教育総務課長		福　地　実　幸　　君
生涯学習課長		我　妻　　　敏　　君
スポーツ振興課長		森　　　良　光　　君
農業委員会事務局長		村　上　伸　浩　　君

　　　　　事務局職員出席者

事務局長		村　上　惠　造　　君
事務局長補佐		佐　藤　孝　志　　君

　　　　　議事日程　第２号

　　令和２年３月１１日（水曜日）　　午前　１０時００分　開議

　　日程第　１　会議録署名議員の指名

　　日程第　２　諸般の報告

　　日程第　３　議案第　５号　令和２年度蔵王町一般会計予算

　　日程第　４　議案第　６号　令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算

　　日程第　５　議案第　７号　令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算

　　日程第　６　議案第　８号　令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算

　　日程第　７　議案第　９号　令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算

　　日程第　８　議案第１０号　令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算

　　日程第　９　議案第１１号　令和２年度蔵王町水道事業会計予算

　　日程第１０　議案第１２号　令和２年度蔵王町下水道事業会計予算

　　　　　本日の会議に付した事件

　　議事日程のとおり

　　　　　午前１０時００分　開議

○議長（村山一夫君）　皆様、おはようございます。

　　今年度の一般会計予算、そして特別会計が７件ほど提案されております。皆様方、この提案されたものに対してこれからの審議をよろしくお願いしたいと思います。

　　会議に先立ち、本日は新型コロナウイルスの感染症の予防のため、議場内でのマスク着用を認めます。

　　また、本日の傍聴につきましてはマスク着用の方のみに制限させていただきましたので、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

　　これより本日の会議を開きます。

　　ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。

　　本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。

　　　　　日程第１　会議録署名議員の指名

○議長（村山一夫君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。

　　本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、３番大沼昌昭君、５番平間徹也君を指名いたします。

　　　　　日程第２　諸般の報告

○議長（村山一夫君）　日程第２、諸般の報告をいたします。

　　大沼昌昭君から白石市外二町組合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。

　　次に、本日の会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。

　　以上で諸般の報告を終わります。

　　　　　日程第３　議案第５号　令和２年度蔵王町一般会計予算

○議長（村山一夫君）　日程第３、議案第５号令和２年度蔵王町一般会計予算を議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　皆さん、おはようございます。

　　それでは、提案の理由をご説明を申し上げます。

　　只今上程されました議案第５号令和２年度蔵王町一般会計予算について、提案の理由をご説明申し上げます。

　　本案は、この後、予算特別委員会に付託され、詳しく審査して頂くことになると思いますので、全体の概要について申し上げます。

　　令和２年度一般会計予算は、ふるさと応援寄附金の大幅な増額に伴い、関連費用を増額したほか、近年の猛暑対策として児童館への空調設備設置、また、保育所の待機児童解消のため本町における新たな幼児教育・保育体制運営の予算を計上する一方、令和元年度当初において予算措置しました統合中学校建設用地購入費の減額によって、前年度より１億２千万円、2.1％減の57億１千万円となったところであります。

　　なお、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律により、令和２年度から一般職の会計年度任用職員制度が導入され、これまで予算科目の７節賃金で計上されておりました予算は、任用、服務規律等の整備と併せて、７節賃金が廃止されたため、主に１節報酬において予算計上しているところであります。

　　それではまず、歳入について、主なものをご説明申し上げます。

　　町税については、たばこ税が減額となるものの、町民税等の増額により、前年度に比べ、0.7％増の17億3,887万円としたところであります。

　　地方消費税交付金は、13.1％増の２億7,139万３千円、また、新たに法人事業税交付金1,186万３千円を計上いたしました。

　　地方交付税は、全体で2.2％増の19億円を計上いたしました。普通交付税については、前年度より４千万円の増としたところであります。

　　寄附金は、ふるさと応援寄附金について、前年度より１億１千万円増の２億２万円といたしました。

　　県支出金は、農業経営高度化促進事業、保険基盤安定負担金などの減により、前年度より3,401万８千円の減、３億1,290万５千円を計上いたしました。

　　繰入金は、義務教育施設整備基金繰入金の減により、前年度より51.8％減の２億730万円を計上いたしました。

　　町債は、前年度より16.4％減の３億200万円を計上いたしました。

　　次に、歳出の主なものを申し上げます。

　　まず、議会費は、１億1,572万円を計上いたしました。前年度より、68万８千円、0.6％の増となりました。

　　次に、総務費は、９億2,456万６千円を計上いたしました。選挙費は減となったもののふるさと応援寄附関連費用の増のほか、個人番号カード交付事業費負担金などの増により、6,099万９千円、7.1％の増となったところであります。

　　次に、民生費は、15億8,566万８千円を計上いたしました。介護保険特別会計繰出金の増のほか、児童館遊戯室への空調設備設置工事や円田児童館屋根塗装改修工事などにより、7,238万８千円、4.8％の増となったところであります。

　　次に、衛生費は、４億8,797万１千円を計上いたしました。仙南地域広域行政事務組合の白石斎苑負担金の減により、4,305万２千円、8.1％の減となりました。

　　次に、農林水産業費は、２億1,540万７千円を計上したところであります。農業経営高度化促進事業補助金などの減により、1,592万６千円、6.9％の減となりました。

　　次に、商工費は、１億8,235万９千円を計上いたしました。未来へつなぐ伝統産業活性化事業委託料等の減により、833万３千円、4.4％の減となったところであります。

　　次に、土木費は、４億7,432万９千円を計上いたしました。公共下水道事業の公営企業会計移行により公共下水道整備費を廃目とし、下水道事業会計の全体的な繰出額の減により、4,248万３千円、8.2％の減となりました。

　　次に、消防費は、２億5,477万４千円を計上いたしました。防災サイレン・スピーカー設置整備工事費などの減により、4,509万４千円、15.0％の減となりました。

　　次に、教育費は、９億8,939万３千円を計上いたしました。新たな幼児教育・保育体制運営のため、幼稚園費では給食調理配送委託料を新規計上するなど関連予算を増額したものの、統合中学校用地購入費の減により、１億1,833万５千円、10.7％の減となりました。

　　次に、災害復旧費は、災害発生時の町道や農道・用排水路等の応急修繕に備えるため、1,273万４千円を計上いたしました。

　　次に、公債費は、４億3,683万６千円を計上したところであります。前年度より1,167万２千円、2.7％の増となりました。

　　次に、第２表債務負担行為については、新たに24件の債務負担行為を設定しようとするものであります。特に令和２年度は、基幹業務となる財務会計システムや戸籍総合システムなど各種システムの更新時期となっているところであります。

　　次に、第３表地方債については８件で、総額３億200万円を計上いたしました。

　　また、予算第４条に定める一時借入金については、大規模災害など、不測の事態に備えるため、最高額を前年度と同額の５億円に定めるものであります。

　　以上、予算の概要をご説明申し上げましたが、詳細につきましては、予算特別委員会で慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　本案につきましては、予算特別委員会に審査を付託する予定でありますので、質疑は政策的なもの、あるいは総括的なものについて質疑をされますようお願いいたします。

　　本案に対する質疑を許します。質疑ありませんか。７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　それでは、総括質疑をさせていただきます。

　　３点ほどございますが一問一答で、一つずつで……

○議長（村山一夫君）　はい。

○７番（齋藤英之君）　まず、第１点目でございますけれども令和２年度の予算を見ますと、各般にわたりましていろんな事業が計上されているようでございます。昨年度の決算を見ましても本町の財政運営については、現時点ではほぼ健全財政を維持しているというところの報告がありまして、私もなるほどそのとおりだなと認識をしておったところでございます。これからもいろんな認定こども園とか中学校の統合問題とかもろもろの財政支出を考えますと、財政健全化に向けて町長のおっしゃっております行財政改革と歳入の確保を上げておるようでございますけれども、具体的にはどのようにこれから進めようと考えておられるのか、その点について伺います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　まず初めに、行財政改革と歳入の確保でありますが大きく分けて３点の流れをちょっとお話しさせていただきたいなと思っております。

　　まず１つは、現状についてであります。今回一般会計の補正予算で第８号でありますけれどもこの中で、台風19号の災害復旧事業の財源の組み替えなどですね。そのほかに令和２年度からの下水道事業公営企業の移行に当たりまして資本不足解消のための２億円以上の繰出金を、まず１つは計上させていただいたところであります。

　　それと２つ目でありますけれども、財源として一般会計の財政調整基金の２億円を取り崩しながら基金現在高２億3,000万円余りに減少、これは年度末の特別交付金でありますけれども補正見込みで約7,000万円ぐらい入ってくるだろうと思っております。

　　あと３点目でありますけれども、ある程度の基金を確保しなければ３．１１のときもそうでありますし台風19号のときもでありますがこのように大きな災害が発生したときに、応急修繕、また災害査定の設計がおくれて、さらに入札不調で工事発注が進まなくなることを、そういった事態を招くおそれをなくす必要があるだろうと思っています。そういったことである程度、基金の確保をしなければいけないということであります。

　　それと大きく分けて、今のお話の中で行財政改善の対策であります。この中では先日でありますけれども議員全員協議会で説明をさせていただきました刈田病院であります。この刈田病院に対する１億3,200万円でありますがこの貸付金を追加の補正予算であります。今定例会に提出予定でありますけれどもこの財政調整基金の現在高を減らさないように、特定目的基金であります特別基金ですけれどもその中に地域福祉基金があるんですね。この地域福祉基金を取り崩して財源の手当てをさせていただければと思っております。

　　２つ目には施政方針にも述べたところでありますけれども、令和２年度の予算編成後でありますけれども新型コロナウイルスの感染防止対策によりまして、予算計上した各種事業であります。この各種事業の１つは中止をせざるを得ない、また規模縮小等をせざるを得ない状況に入ってきております。そういったことで新たな経済対策等に振り向けながら、不用額についてそういった不用額が当然出てまいりますので、それを財政調整基金に戻していこうと考えております。

　　３つ目には財政状況が厳しくなっている現状でありますが、そういった職員全体でそれを認識していきましょうと。そして令和２年度の予算計上した各種事務事業についても、みんなで創意工夫をしながら住民サービスを低下させないようにしていきましょうと。そして最少の経費で執行するよう繰り返し課長等の会議の中でも話をしながら、そのようなことをしながら指導をしてまいりたいと思っております。

　　４つ目に行財政改革でありますけれども状況見極め、特にコロナウイルスの問題もありますし、またこの状況を１つは国の出方、県の出方も踏まえながらそういったことを見極めながら再び組織全体で取り組む必要があった場合、そういった判断をした場合には、行財政改革に当たって速やかに取り組んでいこうという方針を考えているところであります。

　　それと大きく分けて３つ目ですよね、歳入の確保。１つ目でありますけれども移住・定住対策の実施であります。これに当たって定住促進事業補助金、２年間でありますけれども54件の申請があったんですね。そのうち町外からの移住者でありますけれども19世帯の成果が上がっているところであります。この事業を継続していきたいと思っております。

　　なお、企業誘致でありますけれども雇用確保の観点からも必要でありますし、引き続き蔵王町のイメージにふさわしい企業の誘致に努めていきたいと思っております。

　　２つ目として、交流人口の増加に力を入れたいと。特に外国人の観光客誘致であります。地域経済の活性化につながること、そして蔵王町は一晩で約3,000人の宿泊能力のある遠刈田温泉郷があるわけでありますから、引き続きインバウンドの誘致に取り組んでいきたいと思っています。ただ、この新型コロナウイルスの関係がありますのでそういった状況を見極めながら、またこのインバウンドに時期を見ながら進んで取り組んでいきたいと思っています。

　　それと３つ目でありますけれども、歳入の確保に当たってはふるさと応援寄附金であります。令和元年度で２億8,000万円に達する見込みであります。このように２億8,000万円の見込みでありますし、財源確保として収入に当たって大変、ただしこの返礼品でありますが、大体６割ぐらいのいろんな等々人件費含めて委託も含めて６割が、実質的に町に入るのは約４割ぐらいに見込んでおります。それにしても大きな応援寄附金でありますから、そういったことを財源の確保として頑張っていきたいとそういったことで、新年度でありますけれども寄附の募集のポータルサイトの今３社ですね、これをふやしていきたいと。一般質問なんかでくれば詳細等お話ししていきたいんでありますが、３社というのは例えば楽天だとかふるなびだとか、全日空でありますがＡＮＡなどをふやしながら全部で今まで３社ありますから、全体で６社ぐらいポータルサイトとして体制を整えていこうと。そして魅力的な返礼品なども蔵王町としての魅力的な返礼品でありますが、そういったことを寄附金の増を見込んでこれから取り組んでいきたい。例えば宿泊だとか蔵王町の企業の返礼品、企業などと横の連携をとりながら返礼品にやっていきましょうと、それに当たっては１万円じゃなくて大きな額での寄附額を求めていきたいなと思っているところであります。

　　今言われた財政に当たってのものでありますが、今齋藤議員から総括でお話いただきました現状と行財政改革の対策、そして歳入確保の対策と大きく分けて３点を関連がありますのでお話をさせていただきました。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　今いろいろとご答弁をいただきました。私は新年度予算のいろいろ勉強をさせていただいている中で、こういう状態なのかと非常に危機感を持ったところでございます。先ほど町長が昨年度末決算で財政調整基金が６億3,500万円ということで、それに決算積立金が8,000万円で、ことしが補正予算の計上が上がっているものを含めてこれが４億8,200万円減ですから、そうしますと先ほど町長の言われた２億3,300万円現在ですね、そこから刈田病院の貸付金１億3,200万円を減にしていくものどこから財源を持ってくるのか。

　　町長は地域福祉基金をそこから運用していくんだということでとりあえず２億3,300万円あるということで、２年度の当初予算でこれを２億円取り崩すと計上しております。そうしますと3,300万円だと。けさの新聞で隣町では財政調整基金１億円割れで7,500万円しかないんですよと上がった。それよりもひどい状態だと、蔵王町は。２月に財政非常事態宣言というものを村田町で出したようでございますけれども、それよりもひどい状態だという現実なんですよね。村田町では特定目的基金というものがほぼないので、うちでは減債基金も幾らですか、あるのでその分減債基金含めると５億2,200万円ですね、500万円積んでいますのでそれを公債費の財源に全てということではないですけれども充てれば、当分はしのげるのかなという感じなんですけれどもそれにしてもかなり危機的な状況だということでございます。

　　そういうことによく町の執行部の職員の皆さんも認識していただいて、我々議会もそうなんですけれども、この間までの健全財政だ６億3,500万円だというちょっと浮かれていた状況だったんですけれどもいざここになってみてかなり厳しい、村田町と大して変わりないんじゃないかという状況になってきたんですよね。先ほども言いましたように今年度のいろんな事業も控えているんです。それをやらない中でこういう状態ですから、かなりな危機的な状況なんですよね、我が蔵王町としましては。ですから、歳入の確保と行財政改革も速やかに遅滞なく令和２年度から取り組んでいかないとこれも大変なことになるなと。

　　我々議会としてもいろんな再建団体の事態も招いたということで議会の責任だという場合の事例もあるんですけれどもそういうことにならないように、我々もしっかりと監視していかなきゃならないと思っているんですけれどもそういうことで、しっかり言わせると準非常事態宣言なのかなということでございます。

　　来年の決算になりますとことしの歳入で純繰り越し7,000万円あげていますから１億5,000万円ぐらい繰り越しが出るんだろうなという算定のことで、また8,000万円ぐらい積み立てることが可能なのかなということでもあるんですけれども、普通ですと３月の補正で全てといいますか、ある程度基金に戻すことができたんですけれども、先ほど町長の説明で下水道の特別会計の繰り出しが２億円ちょっと今回あったものですから、その部分がないと行ったり来たりで３月補正は大体いい方向に２億円ぐらい積み戻しになるのかなということなんですけれどもそれがある関係で、かなり厳しい財政状況になったということでございます。それを含めて先ほどもありましたように、行財政改革をやっぱり町長、副町長先頭になってしっかりと取り組んでいただいて、どういう形で進むかというのを後ほど別の機会に一般質問もさせていただきますので、よろしく取り組んでいただきたいと思っております。

　　歳入の確保については先ほど町長がお話しされたように、ふるさと応援寄附金に頼るしかないのかなと。税収も横ばいですし交付税も期待できませんし、さりとて今回２億8,000万円の計上期待値でされているようでございますからこれに向かって担当職員を充実させていただいて、もっと10億円ぐらいにふえて一般財源に使える形にぜひ持っていっていただきたいものだなと思っております。

　　今回のコロナウイルスで全国の経済状況がかなり落ち込んでいるところではありますけれども、冒頭に町長と雑談でお話しした際にちょうどいい機会だと、これを逆にネット販売みたいな感じのものですから、蔵王町に入り込み客とかは来なくてもそういうものが伸ばせるという一つの最高のいい機会だなと、これをもっとふやしていって財政調整基金をふやす形に持っていかないとなと。今先ほど言ったように3,300万円ですからこれがまた30年後に来るという震災とか昨年度のような大雨災害、これが蔵王町に来たときにやっぱり三、四億円ぐらいの財政調整基金がないと、なかなか町としても成り立たなくなってくるということもありますのでその辺についての町長の決意のほどをひとつ、伺いたいと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　全くお話いただいたとおりであります。このようにどうしても当初予算組み替えの後に前後していろんな問題が出てきまして、このように基金を使わざるを得なくなってきたということもあります。そういった中で歳入の関係含めて確保がなかなか厳しい。そして今お話しされた中でも言われた特にふるさと応援寄附であります。こんなに私も伸びるとは、実は２億円ぐらいでとどまるのかなと思ったんですけれども、大体最終的には２億8,000万円超すだろうと思っております。例えばこれがいろんなことを今後、蔵王町らしさも含めて仮に10億円になったとしましょう。10億円になったとした場合に４億円が全く財源として使っていけるわけでありますから、さっき言った６割がたが経費として必要でありますから、そうすると４億円というのは大きな財源として使っていける環境をすぐにでも整えていきたいなと。

　　あとはさっき言った３社を入れると６社のポータルサイトでありますけれどもそういったところ、それと蔵王町もそんなことをしながらやはりすぐに歳入を見込めるところからやっていきたい。

　　それと一番は今回のコロナウイルス対策の中で、英断するところは英断していきましょうと思って、実はヒルクライムなんかも５月の最終末の日曜日に予定しておりました。これももう中止しようということで今週英断させていただきたいと思っておりますがそのように早めに、そして経費をできるだけ抑えていこうとそういったものはすぐに財政調整基金に戻していこうといったことをいろんなことがただただありますので、少しでも最小限の経費で押さえていこうと思っています。そういったことをしながら……（「財調の話しします、基金現在高」の声あり）あと財政調整基金の状況を含めて、財政担当でありますまちづくり課長からお話をさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　まちづくり推進課長。

○まちづくり推進課長（村上正文君）　それでは財政調整基金、それから特定目的基金の状況についてご説明をさせていただきます。

　　本日現在の財政調整基金の残高が約４億3,300万円でございます。明日、今年度の補正予算のご審議をいただくわけでございますが、そこから基金からの繰入金として２億円を計上させていただいておりますので、それをお認めをいただければ残高が２億3,300万円という形になります。その後今年度末時点で令和元年度の特別交付税、こちらが7,000万円ほど交付される見込みでございますので、それを合わせますと約３億300万円という残高になる見込みでございます。新年度令和２年度におきましては財源調達のために財政調整基金から２億円を繰り入れする予算を組んでおりますので３億300万円から２億円を引いて、約１億円の残というのが令和元年度の当初予算での基金残高の見込みでございます。このほか減債基金として今現在５億2,200万円残高がございます。そのほかに特定の目的のために積み立てをしている基金が全部で11基金ございまして、合計額が６億5,200万円ほどあるわけでございます。このうちふるさと応援寄附基金につきましては現時点で残高が約6,000万円、明日の元年度補正予算において積み立てを1,100万円追加させていただくということで、年度末7,100万円の基金残高、また令和２年度当初予算においては基金への積立金として2,200万円計上しておりますので、そちらについては9,300万円ほどの残高になるのかなということでございます。特にこのふるさと応援寄附基金につきましては、寄附者の意向で蔵王町にお任せするという寄附金の積み立てをしておりますので、ある程度町の裁量で自由度がきく基金と。財政調整基金をある程度補完する使い方もできるのかなということでございますので、その辺をやりくりしながらあとは新年度においてできるだけ財政調整基金の積み増しを行って、通常適正規模とされる財政調整基金の目安でございますけれども標準財政規模の10％から15％、蔵王町の標準財政規模40億円でございますので４億円から６億円の範囲が目安でございますから、そういった水準に達するようにしっかりと対応していきたいと考えております。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　７番齋藤英之君。

○７番（齋藤英之君）　今、財政課長からいろいろと説明をいただきました。減債基金とかそういった振り替えできるものについては可能だということで、特定目的で積んでいる部分はやっぱり義務教育施設整備基金なんかはまず無理だろうし、そういうものは特定目的ですから本当に最悪条例を改正してそういった形になるんでしょうから、ただ減債は厚生費に充てるということですから振り替えで一般財源で使用できるのかなと。これが５億2,200万円ということですから当面はということですがやっぱりこれも当面でありますから、来年財政予算このような予算を組みますとまた２億円足りなくなった形になるのかなと思っておりますので、かなり危機的な状況には間違いないと思いますので、しっかりと取り組んでいただければと思います。

　　次に２点目なんですけれども、シルバー人材センターの件でございますけれどもこれについては本年度予算で準備室を設置して令和３年度から事業開始を目指すとあったんですけれども、これまで私を含めまして先輩同僚議員から数多く一般質問をさせていただいてその中で、町長主に費用対効果かなり町の持ち出しが必要でございますので全く考えていないという答弁でございましたが、昨年６月に私と同僚議員が一般質問したんですが、その同僚議員の中で３町連携で進めていくんだという答弁でございました。私も川崎町にもお伺いしていろいろ勉強させていただいたんですが、川崎町は昨年４月からスタートしたと。スタートしたところで３町連携、ちょっと私不可解な答弁をいただいたのでクエスチョンだなと思っておったんですけれども、今回の新年度予算で町長が立ち上げてスタートしていくんだということになって、複雑な心境ではありますけれどもこれはいいのかなということで……

○議長（村山一夫君）　齋藤議員に申し上げます。ただいまシルバー人材センターは個別案件ということでございますので、総括的なものにしていただきたいと思います。

○７番（齋藤英之君）　予算的な進め方で準備室を立ち上げて進めるということで事業費だけ乗っかっております。総括的にはこれをどのような形で町長は進めていこうとされるのか、その点について伺います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　シルバー人材に当たって１つは、県内の市町村が大分シルバー人材をそれぞれのまちで設けてきたということでもあります。この既存のセンターでありますけれども、企業等の定年延長、あともう一つは雇用が進んでいるために会員の数の減少が高齢化とともに問題になっているということがこの周辺の状況でもあります。それと県のシルバー人材の窓口ともお話をさせていただきました。

　　まず、あとこの３町でありますが３町というのは村田町、川崎町であります。そことも横のお話をさせていただいたところでありますが、一旦蔵王町として単独でシルバー人材を立ち上げて、その後に連携をしていこうとちょっとそういった話というか、その方向で今考えております。そのためにも４月から準備室を立ち上げてそういった方向に向かっていきたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　それでは質疑をしたいと思います。

　　先ほど同僚議員の質疑の中でやはり私も基金の減少ということと、歳入に対してのこれからの取り組みどうするのということが懸念されました。実は全協がありまして、刈田病院に対して繰出金が１億3,000万円と。それから補正予算を見ると歳入では個人税が120万円の減、それから固定資産税も1,000万円ほどの減になりました。それに加えて入湯税640万円、たばこ税が977万円という形で収入が減になっております。

　　それから歳出でも老人憩いの家に220万円、今言ったとおり先ほど答弁のあったとおり下水道の繰出金にも２億1,000万円、それから災害にも3,100万円ほどということで、繰り出しにもなっております。そういう形で今後も自主財源の確保をどうしたらいいんだということで質問をする予定でおりました。先ほどの町長の説明ですと、とりあえずはそういう案件もありますから、これから行財政改革をやりながらやっていくんだということで答弁がありました。

　　そこで歳入確保に対しては、まず１つ目はふるさと応援寄附金を活用したいんだということなんですけれどもこれに関しては、たしか５項目に対して振り分けるとなっていましたよね。それを結局先ほどの課長の答弁ですと一本化して基金に積みたいということだったので、その辺も私もちょっと用意はしていたんですが答えがあったので。

　　それで１つ聞きたいのは、一番手っ取り早い収入の確保についてはふるさと応援寄附金もいいんですけれども、実は定住・移住にぜひ力を入れていただきましてこの辺の件数をふやしていただければなと思っていたんですね。ということはやはり１世帯40歳前後の夫婦が町に住んでもらえれば大体夫婦共働きとして年収500万円となってくると、約30万円から40万円ぐらいの町税が上がってくるということなんですね。それからそのほかに固定資産税も入ってくるということなので、１件でも多い移住・定住の促進をしていただきたいなということでお伺いするんですが、その辺の施策のあり方のまず１つということです。

　　それからもう一つは、観光についてなんですが今回コロナウイルスによって世界的に経済減速しておりまして、当然のことながら株価も下がっているということで、世界的に景気の悪化というものが懸念されております。その中で、入湯税についてですけれども平成30年度に4,200万円ほどあったんですが、ことしは4,011万円ということで減額になっているんですね。これをちょっと試算すると宿泊数は３万5,380人の減、日帰り客は１万2,880人の減、これは150円と日帰り100円を試算したものです。これを見るとインバウンドに力を入れているとは言っているんですが、今回のコロナウイルスの関係でインバウンド客は減少するということに思われます。そんな中でさらに雪の壁ウオークの中止とか、それから暖冬によるウインタースポーツ客の減少、それから樹氷観賞客の減少など多くの負の要因を背負っております。そんな中でインバウンド客だけに頼っているという影響が多くなるんではないかなということになってくるので、これからの観光への取り組みの施策をお伺いしたいと思います。

　　以上です。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　定住促進でありますけれども、これは１つは教育、子育て、定住とそういったことでお話しされるとおり、町のためにも定住していただくイコール財源の確保にもつながっていくわけでありますから、先ほど述べたとおり今回も今年度も続けていきたいと思っております。

　　それと新型のコロナウイルスが出てくる前でありますが、実は順調に進んでおりました。仙台空港への台湾便だとか、ただ新型コロナウイルスが国内でも猛威を振るおうとしているわけでありますが、そういった中国、台湾またあと世界的な、これがいつどのように終息するか見えてこないところでありますが、いずれにしても国内の観光客がもうなかなか動かない状況であります。そういったことでまず蔵王町の遠刈田温泉郷の宿泊の皆さんが耐えられる、ここの大きな危機を乗り越えられる環境を、国、県、そして町としても資金面も含めて今後国の推移を見ながら取り組んでいきたいと思っています。今現段階でインバウンドと申し上げていますが、このコロナ関係でインバウンドはそれぞれの国が入国の制限もありますし規制もありますし、そういったことでなかなか今これに力を入れることはなかなか難しいわけであります。ただ、これが落ち着いてきたときにはまた動くわけですから、いつでも蔵王に足を運んで多くの方々が本来の外貨を落とせる環境づくりというのは必要だろうと思っております。そういったことをしてまいりたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　３番大沼昌昭君。

○３番（大沼昌昭君）　ありがとうございます。移住・定住に関してはやはりいろんな何というか案件がないとなかなか選んでもらえないというところがあるので、先ほど言った教育とか子育て、それからいろんな支援対策等々などをいわゆるこれからの施策に含めながらやはりこちらに来てもらえる、要するに環境をつくってやるのがうちらの町の施策の一つとして必要なのではないかなと私は思っています。その辺のところをしっかりとこれからの予算計上も補正予算も含めまして施策の充実を図っていただきたいなと思っています。

　　それから観光に関しては、町長、実はインバウンドをやっているという割には先ほども言ったとおり宿泊客が減っているんですね、年々。ということはやはりインバウンド客があるにもかかわらず国内の要するに旅行客がなかなか来ていないのではないかと私は推測をするんですけれども。それから日帰り入浴客も含めてその辺の宿泊施設、それから商店街等に対してのいろんなアプローチが必要ではないかなと思われますので、その辺の対策もぜひ今回の、先ほど同僚議員も言っていましたがインバウンドで客が少なくなります。そうなる中でどのように町の観光に対して活性化していったらいいのかという部分を、ぜひ考えていただければなと思います。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　おっしゃることよくわかりますしインバウンドというのは去年２万人が蔵王町に入ってきているんですね。ただそれがイコール全部宿泊とは限らないんです。今、大沼議員が総括でお話しされているのはあくまでも入湯税からの逆算で来ているわけでありますから、この議会が終わり次第今ちょっと宿泊の関係の皆さんともお話はさせてもらっていますが、この議会といいますか当初予算の議会の終わった後に、ゆっくりそれぞれのお宿さんと対面で話をして資金の問題が一番なので、この一番の難局を乗り越えてもらうことが一番だと思うんですよ。ですから乗り越えていただける環境をしっかりと町も支えていきたいと思っておりますので、まずそこが一番のこの危機を乗り越えていく環境づくりをしていきたいと思っておりますので、今このインバウンドで来ていないんでないかとかああだこうだとそういう問題でなくて、ここの大きな危機を施設の皆さんが乗り越えられる、あと商店街の皆さんもその辺を資金面も含めて対応が先決だろうと思っていますので、ご理解いただきたいと思っております。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。11番遠藤裕一君。

○11番（遠藤裕一君）　今の観光についてですけれども、今遠刈田温泉は最悪の状態です。温泉だけでなくて蔵王全体、里山、それから町も今荒れっぱなしですね。環境を整えるといういろんな環境があると思うんですよ。私は一番はとにかくけものがどんどん町に近寄ってきているということは住み分け、やっぱり荒れっぱなしで定住の人を迎えましょうといってもなかなか荒れたところを見てここには来たくないなと。建物は例えば別荘もすばらしい別荘がいっぱい建っていて空き家状態です。そういうものを一つ一つ街をきれいにして、ここだったら住んでみたい、この温泉だったらもう一回来てみたいという環境づくりに力を入れていただきたいと思っています。町長、ひとつよろしくお願いします。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　これは令和２年度の当初予算、そして私が読み上げた問題を含めてこのことに対しての総括なので、いろんなお話はすることもできますがやはりできれば一般質問でしていただくように、ですから答えは控えさせて一般質問のときに具体的に押し問答しながらやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。期待しています。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）ほかに質疑がありませんので、お諮りいたします。

　　本案に対する質疑はこの辺でとどめたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、本案に対する質疑はこれをもって打ち切りといたします。

　　お諮りいたします。本案は慎重な審査を行うため、蔵王町議会委員会条例第５条の規定により、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、予算特別委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、議長を除く全員をもって構成する予算特別委員会を設置し、議案第５号令和２年度蔵王町一般会計予算については、予算特別委員会に審査を付託することに決しました。

　　　　　日程第　４　議案第　６号　令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算

　　　　　日程第　５　議案第　７号　令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算

　　　　　日程第　６　議案第　８号　令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算

　　　　　日程第　７　議案第　９号　令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算

　　　　　日程第　８　議案第１０号　令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算

　　　　　日程第　９　議案第１１号　令和２年度蔵王町水道事業会計予算

　　　　　日程第１０　議案第１２号　令和２年度蔵王町下水道事業会計予算

○議長（村山一夫君）　続いて、日程第４、議案第６号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算、日程第５、議案第７号令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算、日程第６、議案第８号令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算、日程第７、議案第９号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算、日程第８、議案第10号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算、日程第９、議案第11号令和２年度蔵王町水道事業会計予算、日程第10、議案第12号令和２年度蔵王町下水道事業会計予算、以上７件を一括議題といたします。

　　提出者から提案理由の説明を求めます。町長。

○町長（村上英人君）　ただいま上程されました議案第６号から議案第12号まで、７件の各種特別会計予算について、それぞれ提案の理由をご説明申し上げます。

　　初めに、議案第６号令和２年度蔵王町国民健康保険特別会計予算については、予算の総額を歳入歳出それぞれ13億6,500万円とするものであります。前年度より900万円、0.7％の増となりました。

　　なお、本特別会計におきましては財政基盤が安定してきていることから、新年度では国民健康保険税の税率を改定し、元年度予算ベースで19.57％の減額改定を行ったところであります。

　　次に、議案第７号令和２年度蔵王町宮財産区特別会計予算については、予算の総額を歳入歳出それぞれ239万円とするものであります。前年度より35万５千円、12.9％の減となりました。

　　次に、議案第８号令和２年度蔵王町介護保険特別会計予算については、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億円とするものであります。前年度より4,100万円、3.9％の増となりました。

　　また、第２表債務負担行為については、新たに１件の債務負担行為を設定しようとするものであります。

　　次に、議案第９号令和２年度蔵王町後期高齢者医療特別会計予算については、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ１億2,790万円とするものであります。前年度より870万円、7.3％の増となりました。

　　また、第２表債務負担行為については、新たに１件の債務負担行為を設定しようとするものであります。

　　次に、議案第10号令和２年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業会計予算について、ご説明を申し上げます。

　　本案は、予算第３条の収益的収入及び支出において、病院事業収益を３億5,705万５千円に、病院事業費用を４億2,481万４千円にしようとするものであります。

　　次に、予算第４条に定める資本的収入及び支出については、資本的収入を597万９千円に、資本的支出を931万２千円とするものであります。

　　次に、予算第５条の企業債につきましては、医療施設等設備整備事業に係る企業債の限度額を240万円に定めるものであります。

　　次に、議案第11号令和２年度蔵王町水道事業会計予算について、ご説明を申し上げます。

　　本案は、予算第３条の収益的収入及び支出において、上水道事業収益を３億1,128万５千円、簡易水道事業収益を１億8,258万円に、上水道事業費用を３億6,140万９千円、簡易水道事業費用を１億1,046万６千円にしようとするものであります。

　　次に、予算第４条に定める資本的収入及び支出については、上水道事業資本的収入を4,270万円、簡易水道事業資本的収入を3,010万３千円に、上水道事業資本的支出を１億5,009万４千円、簡易水道事業資本的支出を6,790万６千円にしようとするものであります。

　　次に、予算第５条の企業債につきましては、配水管整備事業に係る企業債の限度額を4,270万円に定めるものであります。

　　最後に、議案第12号令和２年度蔵王町下水道事業会計予算について、ご説明を申し上げます。

　　本案は、令和２年４月１日から下水道事業地方公営企業法を適用し、企業会計方式に改め、上程するものであります。

　　まず、予算第３条の収益的収入及び支出において、下水道事業収益を２億6,140万７千円に、下水道事業費用を２億8,322万３千円にしようとするものであります。

　　次に、予算第４条に定める資本的収入及び支出については、資本的収入を１億3,378万１千円に、資本的支出を２億5,604万６千円とするものであります。

　　次に、予算第４条の２特例的収入及び支出につきましては、令和元年度分として発生が予定されている債権、債務に係る未収金、未払金として整理したものであります。

　　次に、予算第５条の債務負担行為につきましては、新たに２件の債務負担行為を設定しようとするものであります。

　　次に、予算第６条の企業債につきましては、公共下水道事業及び流域下水道事業に係る企業債２件の限度額を、それぞれ定めるものであります。

　　以上、令和２年度各種特別会計予算７件について一括ご説明申し上げましたが、本案につきましても、予算特別委員会において詳細に審査されると思いますので、慎重にご審議のうえ、原案どおり可決決定くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。

○議長（村山一夫君）　提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。

　　一括議題とした７件につきましても、予算特別委員会に審査を付託する予定でありますので、質疑は政策的なもの、あるいは総括的なものについて質疑をされますようお願いいたします。

　　一括議題とした７件に対する質疑を許します。質疑ありませんか。５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　国民健康保険税の減額で19.5％今度予算したということだったんですけれども、これはもうちょっと財政調整基金を見ますと2,900万円繰り入れてこの額なので、私が持っている資料で４億円あるということだったのでもうちょっと減額しても大丈夫なのかなと思っているんですけれども、どうでしょうか。

○議長（村山一夫君）　町長。

○町長（村上英人君）　これでありますけれども12月の会議、平間徹也議員がまだお見えになる前でありますがいろいろとお話をさせていただきながら議員の皆さんに、それといろんな総合的な判断等々ありまして、これに当たってちょっと担当課長からいきさつ含めてお話をさせていただきます。

○議長（村山一夫君）　町民税務課長。

○町民税務課長（大槻充夫君）　お答えいたします。

　　税額をことしから下げるということで、国民健康保険は県の単一化ということで平成30年度からなりましてその２年目ということで去年の決算で剰余金が出まして、それでまた一回下げてみると。あとまた今後どういう流れなのかわかりませんので、料金も県で統一される予定がありますので一気にも下げられないものですから、徐々にまたことしの決算状況を見て考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長（村山一夫君）　５番平間徹也君。

○５番（平間徹也君）　ありがとうございます、以上です。

○議長（村山一夫君）　ほかにございませんか。（「なし」の声あり）お諮りいたします。一括議題としました７件に対する質疑はこの辺にとどめたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、一括議題とした７件に対する質疑はこれをもって打ち切りといたします。

　　お諮りいたします。一括議題とした議案第６号から議案第12号までの７件につきましては、予算特別委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。

　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長（村山一夫君）　ご異議なしと認めます。よって、議案第６号から議案第12号までの７件につきましては、予算特別委員会に審査を付託することに決しました。

　　以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。

　　本日はこれをもって散会いたします。

　　大変お疲れさまでございました。

　　　　　午前１１時０８分　散会