平成29年蔵王町議会定例会9月会議
平成29年8月31日(木曜日)
出席議員(14名)
1番 齋 藤 英 之 君 2番 村 上 一 郎 君
3番 佐 藤 敏 文 君 5番 松 ア 良 一 君
6番 外 門 清 君 7番 大 沼 昌 昭 君
9番 三 沢 茂 君 10番 村 山 一 夫 君
11番 葛 西 清 君 12番 加 川 敦 君
13番 伊 藤 東 君 14番 平 間 武 美 君
15番 馬 場 勝 彦 君 16番 佐 藤 長 成 君
欠席議員(1名)
8番 齋 藤 喜 蔵 君
説明のため出席した者
町長 |
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村 上 英 人 君 |
副町長 |
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平 間 喜久夫 君 |
会計管理者 会計課長 |
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阿 部 美佐子 君 |
総務課長 |
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今 村 敏 男 君 |
まちづくり推進課長 |
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我 妻 敦 君 |
町民税務課長 |
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近 江 忠 彦 君 |
保健福祉課長 |
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宍 戸 光 晴 君 |
子育て支援課長 |
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芦 立 信 介 君 |
環境政策課長 |
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加 藤 勝 彦 君 |
農林観光課長 |
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村 上 正 文 君 |
建設課長 |
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佐 藤 耕 造 君 |
上下水道課長 |
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伊 藤 雅 浩 君 |
病院事務長 |
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佐 藤 浩 明 君 |
教育長 |
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文 谷 政 義 君 |
教育総務課長 |
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福 地 実 幸 君 |
生涯学習課長 |
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我 妻 清 志 君 |
スポーツ振興課長 |
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森 良 光 君 |
農業委員会長 |
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平 間 博 君 |
農業委員会事務局長 |
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砂 金 毅 君 |
代表監査委員 |
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伊 藤 悦 雄 君 |
選管委員長 |
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大 沼 芳 国 君 |
事務局職員出席者
事務局長 |
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村 上 惠 造 君 |
書記 |
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佐 藤 孝 志 君 |
平成29年8月31日(木曜日) 午前10時00分 開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会議日程の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 行政報告
日程第 5 陳情第 6号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出を求めることにつ
いて
日程第 6 議案第45号 平成28年度蔵王町一般会計決算につき議会の認定を求めるこ
とについて
日程第 7 議案第46号 平成28年度蔵王町国民健康保険特別会計決算につき議会の認
定を求めることについて
日程第 8 議案第47号 平成28年度蔵王町宮財産区特別会計決算につき議会の認定を
求めることについて
日程第 9 議案第48号 平成28年度蔵王町公共下水道事業特別会計決算につき議会の
認定を求めることについて
日程第10 議案第49号 平成28年度蔵王町介護保険特別会計決算につき議会の認定を
求めることについて
日程第11 議案第50号 平成28年度蔵王町後期高齢者医療特別会計決算につき議会の
認定を求めることについて
日程第12 議案第51号 平成28年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業決算につき議会
の認定を求めることについて
日程第13 議案第52号 平成28年度蔵王町水道事業会計利益の処分及び決算につき議
会の認定を求めることについて
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
○議長(佐藤長成君) 皆様、おはようございます。
開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。本日でありますけれども、議会定例会9月会議を再開をいたしまして、議員各位にはご多忙の中、出席をいただきまして感謝を申し上げたいと思っております。
そして、議員各位には、休会中県議長会の主催でありました7月25、26日、2日間にわたっての議員講座、きのう、おととい、29日大河原町のえずこホールで開催されました議員の研修会には多くの議員の皆さんに出席をいただきました。そしてまた、この研修会には区長さん方にも出席をいただいたところでございます。本当に大変お疲れさまでございました。
議員研修会におきましては、講師の先生には元岩沼市長さんでありました井口経明先生、そして後半には元総務大臣を務められました片山善博先生を迎えての研修会でありました。お二人の講師の先生からは、大変貴重なご講話をいただきまして、この研修会も実りの多い研修会ではなかったのかなと思っているところであります。
さて、本町においては8月の末になりまして、収穫のときを迎えるようになりました。県内一の収穫量を誇る梨が28日より収穫が始まりまして、同時に選果場も稼働ということになりました。長雨の影響で平年よりも1週間ほどおくれたということであります。一方、稲作については記録的な長雨と日照不足によって、米の作柄に影響が出ているようであります。登熟歩合が心配されるところでありますけれども、きのうですか、農政局のほうで作況指数が発表になりました。長雨や日照不足で影響がなくて、宮城県内ではやや良というようなそういう発表でありましたが、私も実際稲作をやっていて、この指数が果たして本当に正確なのかなと疑問が残るような発表でもありましたけれども、これからの天候に期待をしたいところでもありますけれども、9月になりますと台風シーズンでもあります。そういう時期でもありますから、いろんな管理には十分注意をしていきたいとものだなと思っております。
本日より始まる議会定例会9月会議でありますが、平成28年度の決算8件を初め議案第63号まで19議案が上程される予定であります。9月15日までの予定で、日程等は議会運営委員会で報告のとおりでございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思っております。
また、本日の会議終了後、午後になりますけれども、議員全員協議会開催の予定でありますので、これもよろしくお願いを申し上げたいと思っております。
そして、議員各位には本日まで決算審査等で精査をして臨んでいただいたものと思っております。今定例議会慎重審査に当たっていただき、活発な議会になることを願って開会に当たっての挨拶とさせていただきます。
それでは、本日8月31日は、休会の日ですが、議事の都合により特に平成29年蔵王町議会定例会9月会議を再開いたします。
これから本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は14名であります。8番齋藤喜蔵君は欠席の届け出があります。定足数に達しておりますから、議会は成立いたしました。
本日の議事日程はお手元に印刷配付のとおりであります。日程に従い議事を進めます。
○議長(佐藤長成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、10番村山一夫君、11番葛西 清君を指名いたします。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第2、会議日程の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会9月会議の日程につきましては、別途お手元に配付のとおり、議案等の審議の関係上、本日から15日までの16日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議がありませんので、本定例会9月会議は、本日から15日までの16日間とすることに決しました。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第3、諸般の報告をいたします。
本定例会9月会議に町長から議案第45号から議案第63号までの19件が提出され、これを受理しておりますので報告いたします。
次に、お手元に配付の陳情書一覧のとおり、1件の陳情書が提出され、陳情第6号として受理し、議案としてお手元に配付のとおりです。
次に、町長から平成28年度健全化判断比率及び資金不足比率について監査委員の意見を付して報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、代表監査委員から平成29年、6月分及び7月分の例月出納検査結果の報告並びに両監査委員から平成29年5月、6月及び7月に実施した定期監査の結果について報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、松ア良一君から仙南地域広域行政事務組合議会定例会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、去る7月19日まで議会推薦農業委員であった佐藤ゆり君から第6回農業委員会総会の報告がありましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、研修会等に議員を派遣したので、お手元に配付のとおり報告します。
次に、佐藤敏文君、平間武美君、加川 敦君から議員派遣結果報告書が提出されましたので、お手元に配付のとおりであります。
次に、本定例会9月会議に説明員として出席を求めた者の職、氏名については、一覧表としてお手元に配付のとおりであります。
次に、町長から挨拶の申し出がありますので、これを許します。町長。
〔町長 村上英人君 登壇〕
○町長(村上英人君) 皆様、おはようございます。
9月会議の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
まずは、ことしの夏は観測史上3番目に寿命が長かった台風5号の上陸を初め、その後も日本各地で突発的な豪雨、突風、降ひょうなどが発生し、西日本や関東地方などでは大きな被害が発生したところであります。
一方、東北地方の太平洋側では8月初めの梅雨明けからやませの影響により、連日雨や曇りの気温が低い日が続き、日照時間の少ない肌寒い夏になってしまいました。特に、仙台管区気象台にある仙台観測点では、7月22日から8月26日まで36日間連続の降雨となり、6月から9月では昭和9年を抜き、83年ぶりに観測史上1位の記録を塗りかえたところであります。本町の子供たちも十分に遊ぶことができず、さみしい夏休みを過ごしたのではないかと思っているところであります。また、この異常気象が農作物にどのような影響を与えているのか、大変心配するところでもあります。今後、天候が持ち直し、例年と同じような実りの秋を迎えられることを心から願うものであります。
さて、平成28年度各種会計決算の認定についてですが、8月23日に蔵王町代表監査委員より平成28年度蔵王町各種会計歳入歳出決算及び各種基金の運用状況の審査意見書の提出を受け、各事業とも全般にわたり適正かつ効率的に執行されたとの所見をいただいているところであります。今般平成28年度一般会計決算を初め、5つの特別会計、2つの企業会計決算の認定をいただくこととしておりますので、慎重にご審議の上、認定賜りますようお願いを申し上げます。
また、教育委員会委員の任命に関し、議会の同意を求めることについて、蔵王町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正することについてや、補正予算など全19議案を提出させていただいておりますので、慎重にご審議賜りますようお願いを申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) 以上で諸般の報告を終わります。
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申し出がありましたので、これを許します。町長。
○町長(村上英人君) それでは、行政報告をさせていただきます。
初めに、総務経済部門の行政についてご報告申し上げます。
まず、火災発生状況についてご報告を申し上げます。
本年1月から8月までの火災発生状況につきまして、建物火災6件となっております。昨年の同時期と比較しますと、4件の減少となりますが、しかしながら本年の火災は全てが建物火災であり、そのうち住宅火災が4件であります。発生した時期については、6月から8月に集中しており、幸いにも死者は出なかったものの、負傷者が4人となるなど、大変憂慮すべき事態となっております。
このため、町では建物火災予防チラシを8月初めに全戸配布し、火災予防の啓発に努めたところであります。
今後とも一瞬にして全てを失ってしまう恐ろしい火災を防ぐため、引き続き消防署を初め、消防団、婦人防火クラブなどと十分に連携を図りながら、一層の火災予防活動に取り組んでまいります。
次に、災害復旧事業の完了についてご報告を申し上げます。
平成29年3月会議で繰越明許の議決をいただきました6月会議での繰越しの報告を行った災害復旧工事が完了いたしました。
公共土木施設災害復旧事業で繰越明許をいたしました台風9号による災害復旧工事であります。平成28年度町道七日原幹線災害復旧工事でありますが、5月31日に完了したところであります。
次に、山の日記念「ざおうさま登山」についてご報告を申し上げます。
8月11日が山の日として国民の祝日に加えられており、2年目を迎えました山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日であり、東北を代表する秀峰蔵王を擁する本町では、登山を通して多くの方々に豊かな自然と雄大な山岳景観を体験していただくことが地域活性化につながるものと考えております。
このような趣旨から本町と宮城蔵王ガイド協会の主催で、8月11日に山の日記念「ざおうさま登山」を開催したところであります。
広報紙や新聞紙上等で参加者を広く募集した結果、東京都や盛岡市の方も含め、町内外から112名の参加があり、年齢層も5歳から77歳まで、幅広い構成で実施できました。
参加者は刈田峠駐車場から蔵王連峰最高峰の熊野岳までの往復約4キロメートルのコースをガイド協会会員の案内で進み、4時間弱で全員が無事踏破したところであります。この日は、あいにくの霧で視界が悪く、馬の背からの雄大お釜を見られませんでしたが、登山道沿いに可憐に咲くコマクサに歓声を上げたり、蔵王のありのままの自然を楽しんだところであります。
近年シニア世代を中心に登山やトレッキングの人気が高まっておりますので、本町におきましても関係団体等と連携しながら、蔵王連峰エリアへのさらなる誘客に努めてまいりたいと考えております。
次に、教育民生部門の行政についてご報告を申し上げます。
まず、宮児童館遊戯施設のエアコン設置工事についてご報告を申し上げます。
7月14日の7月会議にて補正予算を議決いただきましたエアコン設置工事は、直ちに工事発注の手続を行い、7月29日にはエアコンが設置されました。
翌週の31日から宮児童館を利用する多くの子供たちは、快適な室温の中でボールゲームをしたり、昼食をとるなど、元気いっぱいに過ごしておりました。
今後も子育て支援の充実を図るべく、子供たちの快適な環境づくりに努めてまいります。
次に、婚活事業の実施状況についてご報告を申し上げます。
今年度第1回目の婚活事業を7月22日にえぼしスキー場で実施をいたしました。
今回は、事業開催の1週間前に事前セミナーと称して、当日の参加者を集め、顔合わせを行いました。簡単なゲームなどを行い、初対面の緊張感をほぐして婚活事業の当日を迎えてもらいたいところであります。
開催日には、男性11名、女性8名と予定どおりの参加者が集まり、バーベキューを楽しみながら、懇親を深め、お互いに自分の趣味や結婚観について話し合っておりました。
その結果、町内の男女によるペアが1組、町内男性と町外女性のペアが1組、町内女性と町外男性のペアが1組で、合計3組のペアができたところであります。
今後、この3組の交際が順調に進み、めでたく成婚に至ることを心より望んでいるところであります。
それと、きょう皆様方にお渡しさせていただきましたのですが、追加の報告を述べさせていただきます。
交通死亡事故についてご報告を申し上げます。
8月25日、金曜日でありますが、午後6時35分ごろ、宮司地内の県道白石上山線交差点で、宮方向から遠刈田方向に走行してきた軽自動車と、道路を横断中の歩行者が衝突する交通死亡事故が発生いたしました。
前回の交通死亡事故は、平成27年11月10日に永野の県道交差点で発生した普通乗用車と道路を横断中の歩行者によるもので、その後1年9カ月以上交通死亡事故がなく、あと2カ月半で「死亡事故ゼロ2年」を達成するところでありました。
事故当時は、薄暮時と言われる夕方で、歩行者の交通死亡事故が最も起きやすいと言われる時間帯でありました。また、ことしの県内の状況を見ると、65歳以上の方が亡くなる事故は、全体の6割を超える状況となっており、憂慮する事態となっております。
これまでも交通事故防止運動を実施してまいりましたが、悲惨な交通事故をなくすため、白石警察署や交通安全関係団体と協力し、より一層事故抑止のため交通安全運動に取り組んでまいります。
次に、有害鳥獣捕獲作業中の人身事故発生についてご報告を申し上げます。
8月26日の午後5時ごろ、向山グラウンド近くに設置したくくり罠にイノシシがかかっているのを、見回り中の鳥獣被害対策実施隊員が確認し、止め刺し作業のために4名の隊員が集合いたしました。午後5時30分ころ、隊員1名が猟銃により止め刺しを行おうとしたところ、暴れたイノシシのひづめ部分が罠から切断してイノシシが逃げ、猟銃を持った隊員の脇をすり抜けていったため、それを仕留めようと隊員が振り向きざまに銃弾を1発発砲、命中しなかったためもう1発撃ったところ、跳ね返った散弾の破片等が、後方で作業を見守っていた別の隊員1名の右目上部に当たり負傷したものであります。
負傷した隊員は、東北大学医学部付属病院に救急搬送されましたが、幸い意識はしっかりしており、命に別状はないとのことであります。現在も容態は安定している状況と聞いております。なお、今回の事故について、27日午前中に白石警察署員による現場検証が行われたところであります。鳥獣被害対策実施隊員の職務中の事故にかかる補償につきましては、公務災害補償等に関する条例の定めに従って対応することになります。
今回の事故を教訓とし、今後二度と人身事故が発生しないように、9月2日土曜日、夕方に全隊員38名を招集して安全対策会議を開催し、有害鳥獣捕獲活動全般にわたって隊員の安全対策の徹底を図ってまいります。
以上を申し上げまして、行政報告とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 以上で行政報告を終わります。
日程第5 陳情第6号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出を求めることについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第5、陳情第6号 全国森林環境税の創設に関する意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております陳情第6号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、陳情第6号については、所管の総務経済常任委員会に審査を付託することに決しました。
日程第6 議案第45号 平成28年度蔵王町一般会計決算につき議会の認定を求め
ることについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第6、議案第45号平成28年度蔵王町一般会計決算につき議会の認定を求めることについてを議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) 提案理由の説明の前に、平成28年度一般会計決算につきまして、今後の展望を含め概要をご説明申し上げさせていただきたいと思います。
はじめに、平成28年度一般会計決算額は、歳入が前年度対比5%減の57億9,041万2,000円、歳出が4.4%減の56億2,862万9,000円になりました。
平成28年度の町政運営は、第四次長期総合計画に基づいたまちづくりを進め、蔵王山火山対策や地方創生事業なども含め各種施策に取り組みましたが、歳入・歳出ともに前年度より減額になったところであります。
その主な要因でありますが、歳入では地方交付税の繰入金の減、歳出では衛生費で仙南クリーンセンター建設負担金が減となったことや、教育費で海洋センター増築工事の完了により減となったことなどから、全体として減額になったものであります。
次に、主な歳入の決算状況を申し上げます。
町税の決算額は、前年度対比0.4%増の17億3,088万円になりました。
これは、現年課税分で個人町民税と法人町民税の増、軽自動車税の増などが要因であり、前年度より1,058万1,000円の増となったものであります。
なお、滞納繰越分の決算額は、対前年度301万2,000円、10.8%の減になっております。また、町税全体の徴収率は92.6%で、前年度に比べて1.3ポイント上昇いたしました。
町税の徴収率は、平成23年度から毎年徴収率が上がり、平成22年度末に4億2,618万円あった滞納繰越額は、平成28年度末で1億3,022万6,000円、マイナスで69.4%まで縮減することができました。
このように滞納額を大幅に縮減できたことは、地域経済や雇用が安定的に推移していることもありますが、職員が一丸となって滞納整理に取り組んできたことの表れであり、今後も滞納額の縮減に向けて鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
次に、地方交付税は、前年度対比7.7%減の21億2,821万9,000円になりました。普通交付税の減額、震災復興特別交付税が仙南クリーンセンター建設負担金の減少により減額となったことが要因であります。
国庫支出金は、前年度対比4.3%減の4億7,774万4,000円になりました。地域経済循環創造事業交付金の減などが要因であります。
寄附金は、前年度より16.5倍増の5,214万8,000円になりました。ふるさと応援寄附の大幅な増によるものであります。
繰入金は、前年度対比59.7%減の6,319万9,000円になりました。財政調整基金や公共施設等維持補修基金の繰入金の減によるものであります。
次に、歳出について、性質別決算額の概要を申し上げます。
経常的経費のうち義務的経費は24億2,563万5,000円で、前年度より6,571万5,000円、2.8%の増になりました。
これは、人件費で再任用制度の活用や、体育施設職員の増員により674万1,000円、0.5%の増、扶助費で年金生活者等支援臨時福祉給付金により5,943万7,000円、9.9%の増となったところであります。
次に、経常的経費のうち物件費等は19億7,759万2,000円で、前年度より1億1,171万9,000円、5.3%の減になりました。
仙南クリーンセンター建設負担金が減ったことにより、補助費等が1億1021万円、10.9%の減になったことが要因であります。
投資的経費は3億6,823万4,000円で、前年度より4,094万5,000円、10%の減になりました。
普通建設事業費において、前年度の海洋センター増築工事の完了により減少となったことなどが要因であります。
次に、財政分析指標に基づく分析結果の概要を申し上げます。
まず、財政健全化法に基づく4つの健全化判断比率のうち、実質赤字比率と連結実質赤字比率については、実質収支赤字の場合のみ適用されるものであり、平成28年度も黒字決算のため該当はいたしませんでした。
次に、実質公債費比率及び将来負担比率については、地方債現在高が減少していることなどから、年々数値が良くなってきており、早期健全化基準を大幅に下回る状況が続いております。
また、本町の財政力の指標となる財政力指標については、前年度と同じ0.47になりました。
さらに、財政構造の弾力性を測定する指標となる経常収支比率は、前年度より1ポイント増の89.7になりました。要因は、地方消費税交付金の減少により分母となる経常一般財源が減少したことから増となったところであります。
次に、町債や基金の状況を申し上げます。
町債の平成28年度末現在高は、一般会計と特別会計を合わせて84億9,653万円となり、前年度より4億8,554万円減額となりました。
一方、土地開発基金などを除く一般会計基金の平成28年度末現在高は18億8,596万円で、前年度に比べ1億1,680万円増加いたしました。
これまで申し上げましたとおり、本町の財政状況は、財政分析指標や地方債の現在高基金の状況などを見ますと、健全財政を維持できていると実感しているところであります。
しかしながら、少子高齢化や人口減少により地方税や地方交付税などの収入が減少してくると見込まれる中、歳出では社会保障の自然増加に加え、公共施設の老朽化に伴う補修や更新費用の増加は避けられず、今後の財政負担が増え、財政向上の硬直化が進んでいくのではないかと考えておりますので、気を引き締めて健全な財政運営を続けてまいりたいと思っております。
以上が、平成28年度一般会計決算の概要であります。この1年間を振り返りますと、8月には台風7号及び9号の大雨によって、町道や農林道、農産物等の被害が発生し、災害復旧事業に取り組んだところでありますが、この対応にあたっては、国庫支出金を受けて、不足する財源は財政調整基金から繰入を行いました。
災害などの不測の事態の対応に速やかに財源を確保できたことは、これまで町民の皆様、議員各位のご理解を賜りながら、行財政改革を進め財政健全化を図ることができたおかげであり、皆様のご協力に対し深く感謝を申し上げる次第であります。
ここ数年を振り返りますと、平成23年度から平成24年度は東日本大震災からの大規模災害復旧、平成25年度は暴風被害対策、平成26年度は豪雪被害対策、平成27年度は蔵王山火口周辺警報発表に伴う防災、風評被害対策が行われ、毎年様々な自然災害等に対して、その対応が求められてきたところであります。
私は、こうした現状を踏まえ、町民の生命と財産を守りながら、町を訪れる人たちの安全を確保するため、今後も各種防災・減災対策に力を入れていきたいと考えているところであります。
しかしながら、今後の財政運営を展望しますと、児童生徒のより良い教育観光の整備に向けた小中学校の再編計画に伴う財政の確立や、公共施設等総合管理計画による老朽化した施設の維持管理、さらに火山災害を含む各種防災対策の推進など、財政運営との連動をどう進めていくか、課題を解消しながら取り組んでまいりたいと思っております。
また、公立刈田綜合病院の負担金や、仙南地域広域行政事務組合における消防職員の増員計画による負担金、白石斎苑の建替事業による負担金などの増加なども今後見込まれております。
以上のことから、本町の財政状況につきましては、平成28年度を分析する限り、健全財政を維持することができたとはいえ、近い将来において負担しなければならない大きな財政需要もあり、今後の展望については決して気を許すことができない情勢であると捉えております。
最後に、今後の町政運営につきましては、現在の第四次長期総合計画が今年度10年目に入っており、仕上げの時期を迎えております。
現在策定を進めている第五次長期総合計画がこれからのまちづくりを基本として、来年度から始まることになりますが、まち・ひと・しごと創生総合戦略と連携させながら、将来にわたり本町が自立できるような施策を町民の皆様と一緒に進めていきたいと考えております。
そのためには、今後とも健全財政の維持に向け、職員と共に創意工夫を重ね、効率的で効果的な事業執行を進めていく所存でありますので、監査委員及び議員各位のなお一層のご指導とご協力を賜りますよう、お願いを申し上げる次第であります。
以上、これからの財政運営の展望を含めまして、平成28年度一般会計決算の評価・概要とさせていただきます。
続きまして、提案理由を述べさせていただきます。
ただいま、上程されました議案第45号平成28年度蔵王町一般会計決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
平成28年度一般会計の最終予算額は、60億3,948万9,000円となり、これに対する決算額は、歳入57億9,041万2,000円で、予算に対する収入割合は95.9%、歳出は56億2,862万9,000円で、予算に対する執行率は93.2%になりました。
決算額につきましては、地方交付税、地方消費税交付金の減少や、仙南クリーンセンター建設負担金の減少、海洋センター増築工事の完了などにより、歳入歳出とも前年度を下回る結果となりました。
歳入歳出差引額は1億6,178万3,000円でありますが、そのうち翌年度に繰り越すべき財源が2,838万5,000円、また財政調整基金への繰入額は7,000万円を予定しておりますので、翌年度繰越額は6,339万8,000円となります。
平成28年度は、第四次長期総合計画9年目の仕上げの年であり、後期基本計画に掲げた各種施策を効率的に実施することを基本として取り組んでまいりました。
また、前年度同様、監査委員の方々や議会の皆様のご指導、さらには町民の皆様のご理解、ご協力をいただきながら各種施策を進めることができました。その成果を「主要施策成果報告書」として取りまとめております。
なお、決算の詳細につきましては、後ほど決算審査特別委員会においてご審議をいただくことになると思いますので、決算の概要を申し上げまして提案理由の説明といたします。
どうか慎重にご審議を賜りまして、原案どおりご認定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 提案理由の説明が終わりましたので、続いて代表監査委員から決算審査の結果について報告願います。代表監査委員。
○代表監査委員(伊藤悦雄君) ただいま上程されました平成28年度蔵王町一般会計歳入歳出決算の審査結果についてご報告申し上げます。
去る平成29年7月20日、町長から審査に付されました平成28年度一般会計歳入歳出決算並びに基金運用状況について、7月20日から7月31日までの間、実質8日間にわたり審査を実施いたしました。
本決算に当たりましては、1、決算の計数は正確であるか。2、予算の執行が適正に行われたか。3、財政運営が健全であったか。以上の点に主眼を置き、それぞれの関係諸帳簿及び証書類との照合、その他必要と認める審査手続きを慎重に実施いたしました。
決算審査の詳細につきましては、決算審査意見書をお手元に印刷配付いたしておりますので、その概要についてご報告申し上げます。
歳入につきましては、収入済額が57億9,041万1,985円で、前年度に対して5%の減となりました。
また、歳出においては、支出済額が56億2,862万9,428円で、前年度より2億5,866万1,159円、4.39%の減となりました。
歳入における前年度対比の減額は、地方消費税交付金2,989万5,000円、地方交付税1億7,716万1,000円、国庫支出金2,159万3,000円、財産収入5,808万9,000円、繰入金9,373万3,000円が主なものであります。
一方、寄附金は4,900万1,000円の増額となっております。
また、歳出における前年度対比の減額は、総務費4,256万5,000円、衛生費9,441万円、消防費3,111万5,000円、教育費1億5,517万円が主なものであります。
歳入歳出差引残額1億6,178万2,557円から翌年度へ繰り越すべき財源2,838万5,000円を差し引いた実質収支は、1億3,339万7,557円であります。この額から前年度の実質収支額1億9,889万7,145円を差し引いた平成28年度の単年度収支は、6,549万9,588円の赤字決算となりました。
しかしながら、主に自主財源である町税、使用料等において総額1億3,576万9,968円の収入未済額が生じております。未済額全体の95.9%が町税であり、その他に保育所保育料99万8,940円、住宅使用料381万3,200円、幼稚園使用料37万1,737円、学校給食費納入金36万351円が未収額となっております。
また、平成28年度における町税の滞納繰越分の徴収率は前年度より0.97ポイント増加し、現年度分と滞納繰越分を合わせた町税全体の調定額に対する徴収率は92.58%で、前年度に比べて1.29ポイント増加しております。徴収努力等により年々徴収率の向上が見られるところでありますが、依然として多額の滞納繰越額があることは憂慮すべき事態であります。
ついては、町税等滞納整理強化推進連絡協議会を積極的に開催して徴収体制を強化し、さらに滞納整理強化月間を増設するなど、滞納者の状況分析を行い、徴収方法を十分検討して滞納額縮減のため、さらに最大限努力されることを強く望むものであります。
また、平成28年度は、町税のうち町民税、固定資産税、軽自動車税、合わせて延べ662件、実人数149人で853万9,816円が不納欠損処分されました。これは、納税義務者の無財産や行方不明などに伴うものでやむを得ない措置でありますが、公平な税負担という観点から、行方不明者などについては滞納者の的確な情報収集と追跡調査を行い、徴収に努力されるよう望むものであります。
また、平成28年度末の町債残高は44億483万8,475円となっております。さらに当町の財政構造を財政分析主要指数で検証した結果、実質公債費比率は前年度の6.3%から0.7%低下し5.6%となりました。今後とも後年度の財政負担等の影響を十分考慮し、長期的観点に立って財政の効率化と健全財政を維持されるよう望むものであります。
総じて、平成28年度の財政執行は、歳出において翌年度への明許繰越額2億8,430万5,000円を生じましたが、執行部のご努力により各般にわたって議会で議決されました予算が法令等に従って執行され、計数にも誤りが無く、適正かつ効率的に行われたものと認めた次第であります。
また、各種基金の運用状況を示す書類の計数についても、関係諸帳簿及び証拠書類と符合しており、基金設置の目的にそって適正に運用されているものと認めました。
今後とも、健全財政を維持するために、従来にも増して歳入・歳出両面にわたって執行に万全を期すよう望むものであります。
以上、簡単ではございますが、平成28年度蔵王町一般会計歳入歳出決算の審査結果報告とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 代表監査委員の報告が終わりましたので、これより質疑に入ります。
本案につきましては決算審査特別委員会に審査を付託する予定でありますので、質疑は政策的なもの、あるいは総括的なものについて質疑されますようお願いいたします。
それでは、質疑ありませんか。質疑ありませんか。よろしいですか。それでは、7番大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) それでは、先ほど監査委員から報告も、それから町長からの報告もあったとおり、町税の滞納処理に関しては非常に最初4億円ほどあったものが1億3,000万円ほどに減っているということで、いろんな形で努力をされているということは評価ができると思います。ただ、私1点だけちょっと心配していることは、経常収支比率のことなんですが、説明の中ではその理由を申し述べられておりましたが、この経常収支比率には年々、平成26年度から比べると減ってはきているんですけれども、平成27年度から比べるとちょっと1ポイント上がったというふうなことになっております。これに関しては、説明の中ではありましたが、いわゆる一般財源収入が減ったためというふうなことなので、説明がありました。これに関しては一般財源というか自主財源と依存財源というふうなことを含むと認識はしておりますが、この中でこれからもまた経常収支比率をどのようにして改善していくのかなという部分がちょっと心配になりました。
ということは、これからの老朽化した公共施設の修繕とか、それからあと中学校の統合問題の新校舎をつくるという部分も含めて、報告書もあったとおり、大変これから財政的に多難な時代に突入しますよということがありましたので、この辺のところ何か対策がこれからあるのであれば、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 1つは、この村山議員が議長時代に決算の評価概要というのを私のほうから説明するようになっているんですね。ですから、この中に詳細に述べさせてもらっているんですね。まず、基本的なことをお話しさせていただきたいなと思っています。そんなことで、詳細は全部このように先ほど説明したとおりであります。
その中で、今経常経費の問題、その中で一つは社会保障の問題等々、これは少子高齢化がどんどん進んでいく中、そして高齢者の問題、それとあとは少子化に対して全国津々浦々の自治体でもそうでありますが、少子化対策に力を入れていっているわけであります。議員の皆様も一生懸命に一般質問の中でも少子化対策でも一般質問されるわけであります。そういった面で、子育て関係なんかにもたくさん扶助費としてなってきているわけですね。ですから、なかなか今のご回答に言いがたいところがあると。その中で、蔵王町として小中学校の統廃合をこれから進めなくてはいけないわけでありますが、こういったことについてこれから金かかるわけだから、その辺をどのように考えているんだということでありますが、扶助費の関係は1回いろんな制度をつくってしまうと、これをなくすということはなかなか難しいんですね。また、なくせないと思います。こういったいろんな子育て支援等々を含めた。
特に、今回国の施策の中でふえてきているのが、年金生活者等支援人事福祉給付金というものなんですね。これは、国の施策の中でこれが出てきていますので、これはご理解いただきたいなというふうに思っています。
それと、教育の関係でありますが、いろんな基金制度があります。一般の基金の。そのほかに教育基金というのがあるんですね。教育施設整備基金というのがあるんです。その基金の中で少しでもこれから対応しながら、それをあわせて対応していきたいなというふうに思っていますので、これから先いろんなお話をさせていただきますが、町の施設の中でも老朽化、橋の老朽化も含めてたくさん費用等含めてかかるところがあるというふうに思っています。ただ、きょうこの場では政策的な総括でありますので、詳細等には触れませんが、ご理解いただきたいと思っております。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) 先ほど言いましたが、要因は地方交付税の減少と分母となる計上一般財源が減少したということで、ここに説明がありました。当然この中にはうちらほうの町の自主財源が入ってくるというふうに思われます。そんな中で第五次長期総合計画のこれからの全協もあるようですが、その中で一番近々なのは、どうしても固定費として削減ができないという部分が町長から説明がありました。であれば、収入をふやすかというふうなことになってくるんですけれども、そういうふうなことになってくると人口をふやすとか、それから農業対策に力を入れながら収入をふやすとか、所得をふやして町税を上げていくかという部分に特化されるという部分が出ると思うんですが、その辺のところでも総合的な部分で、もう一度何か施策みたいな、こんなふうにしていきたいということがありましたならば、お伺いできればと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) いろんな施策は、いろいろと第四次でも第五次でもいろんな施策を、そして蔵王町らしさの中で、よその町がやっているから蔵王町もそれをしなさいということではないと思うんですね。それぞれの津々浦々の自治体に合ったような政策というのを当然しなければいけないというふうに思っていますが、その中で企業誘致の関係もしながらきておりますし、また企業誘致することによって法人税が入ったり、また雇用の場を生み出すということもありますし、そういった面では白石ポリテクスという会社でありますが、1月にオープンしてまいりますが、職員の方も約100人ぐらい、働き手が入るわけでありますが、そんなことで蔵王町の行政区で言うと宮司区であります。そこに今工事をしているところでありますが、そんなことでぜひひとつ、そういったことをやっているところでありますが、何しろ今先ほどお話しされるように、税収を高めていくということも必要でありますし、働きの問題等々含めて、そういった面では大分いろんなことに力を入れさせていただきながら、また観光でもそうでありますが、国内観光が低迷してきているということもあります。そういった面でインバウンド、海外の方々が蔵王町に入ってきていただける、そういった環境、そしてやはり宿泊の皆さんが元気で活発に対応、働いていける、そういった環境をこれからも進めていきたいというふうに思っております。
○議長(佐藤長成君) 大沼昌昭君。
○7番(大沼昌昭君) 第五次長期総合計画の中でもいろんな形で網羅されているように私は拝見させていただきました。そんな中、やはり自由に弾力性に富んだ財源の使い方ができるような部分をもう少し考えていただければなというふうなことで質疑をしました。今町長の答弁のとおり、今後この辺のところ、比率をなるたけ改善されながら、ぜひ弾力性のある予算の執行というんですか、できるようにぜひ努力をしていただきたいなというふうに思うわけでございます。よろしくお願いしたいと思います。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。5番松ア良一君。
○5番(松ア良一君) ただいま詳細に説明いただいたところでございますけれども、財政調整基金の繰入額についてお伺いしておきたいと思います。
先ほど町長のほうからも歳入歳出差引額は1億6,178万3,000円、このような報告をいただきました。財政調整基金の繰入額が7,000万円というふうになってございますけれども、繰り越すべき財源と繰越額のいろんな関係性があってこうなったのかと思いますけれども、この辺の考え方についてちょっとご説明いただければと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 財政の繰り入れというのは、まず一つは法律の中で2分の1以上を繰り入れるということがあるんですね。そういった観点からこのような対応をさせていただいているということであります。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) 例年ですと、今町長おっしゃったように、半分は財政調整基金に入れるというふうになりますと、金額的には少し合わないのではないかなというふうに思ったものですから、例年と比較いたしましても金額そのものもかなり少ないのかなというふうな感じを持ったものですから、こういった内容等について確認をさせていただくものでございます。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 詳細等については、担当財政課長から答弁させたいと思っています。
○議長(佐藤長成君) まちづくり推進課長。
○まちづくり推進課長(我妻 敦君) お答えいたします。
この基金の繰入額でございますが、歳入歳出の差引額がありまして、その残額をもとにしまして地方自治法の規定で基金の繰入額を、そのうちの2分の1以上というようなところになっているところでございます。そういったところで、今回歳入差引は1億6,178万3,000円ですが、そのうち翌年度への繰り越すべき財源が2,838万5,000円ございまして、その後の2分の1というような計算になりまして、7,000万円の繰り入れというような措置をとらせていただきたいと思ったところでございます。
○議長(佐藤長成君) 松ア良一君。
○5番(松ア良一君) わかりました。単純に半分は財政のほうに入れていく考え方なのかなというふうに思ったのですが、そうした最初に引くべきところを引いてからという説明もございましたけれども、こういった点についてどういった観点になっているのかなということで、確認をさせていただきました。非常に今後の財政需要も多くなってくる中で、どう確保していくかということも、非常に需要のつく財源でもございますので、今後ともこうした観点については守り続けていただければなと、そんな思いで質疑をさせていただきました。ありがとうございました。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)それでは、ほかに質疑がありませんので、本案に対する質疑はこの辺でとどめたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、本案に対する質疑はこれをもって打ち切りといたします。
お諮りいたします。本案は、慎重な審査を行うため、蔵王町議会委員会条例第5条の規定により、議長及び監査委員である議員を除く全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、審査を付託したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、議長及び監査委員である議員を除く全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、議案第45号平成28年度蔵王町一般会計決算につき議会の認定を求めることについては、決算審査特別委員会に審査を付託することに決しました。
それでは、ここで10分間休憩いたします。
午前11時04分 休憩
午前11時14分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは再開いたします。
休憩前に引き続き審議を行います。
日程第 7 議案第46号 平成28年度蔵王町国民健康保険特別会計決算につき議
会の認定を求めることについて
日程第 8 議案第47号 平成28年度蔵王町宮財産区特別会計決算につき議会の
認定を求めることについて
日程第 9 議案第48号 平成28年度蔵王町公共下水道事業特別会計決算につき
議会の認定を求めることについて
日程第10 議案第49号 平成28年度蔵王町介護保険特別会計決算につき議会の
認定を求めることについて
日程第11 議案第50号 平成28年度蔵王町後期高齢者医療特別会計決算につき
議会の認定を求めることについて
日程第12 議案第51号 平成28年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業決算につ
き議会の認定を求めることについて
日程第13 議案第52号 平成28年度蔵王町水道事業会計利益の処分及び決算につき議会の認定を求めることについて
○議長(佐藤長成君) 続いて、日程第7、議案第46号平成28年度蔵王町国民健康保険特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、日程第8、議案第47号平成28年度蔵王町宮財産区特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、日程第9、議案第48号平成28年度蔵王町公共下水道事業特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、日程第10、議案第49号平成28年度蔵王町介護保険特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、日程第11、議案第50号平成28年度蔵王町後期高齢者医療特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、日程第12、議案第51号平成28年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業決算につき議会の認定を求めることについて、日程第13、議案第52号平成28年度蔵王町水道事業会計利益の処分及び決算につき議会の認定を求めることについて、以上7件を一括議題といたします。
提出者から提案理由の説明を求めます。町長。
○町長(村上英人君) ただいま、一括上程されました議案第46号から議案第52号まで7件の各種会計決算について、それぞれ提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、議案第46号平成28年度蔵王町国民健康保険特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
国民健康保険特別会計予算は16億8,342万7,000円となり、これに対する歳入決算額は16億8,226万1,000円で、予算に対する収入割合は99.9%であります。
また、歳出決算額は15億4,315万9,000円で、予算に対する執行率は91.7%になりました。
歳入歳出差引額は1億3,910万2,000円となりますが、そのうち財政調整基金に1億円の繰り入れを予定しておりますので、翌年度繰越額は3,910万2,000円となります。
次に、議案第47号平成28年度蔵王町宮財産区特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
宮財産区特別会計予算は710万7,000円となり、これに対する決算額は、歳入が710万4,000円、歳出は669万円で、予算に対する執行率は94.1%であります。
歳入歳出差引額は41万4,000円で、同額を翌年度に繰り越すものであります。
次に、議案第48号平成28年度蔵王町公共下水道事業特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
公共下水道事業特別会計予算は4億1,147万1,000円となり、これに対する決算額は、歳入が4億974万1,000円で、予算に対する収入割合は99.6%であります。
歳出決算額は4億944万3,000円で、予算に対する執行率は99.5%になりました。
歳入歳出差引額は29万8,000円で、同額を翌年度に繰り越すものであります。
次に、議案第49号平成28年度蔵王町介護保険特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
介護保険特別会計予算は9億5,773万1,000円となり、これに対する決算額は、歳入が9億5,847万7,000円、歳出は9億44万7,000円で、予算に対する執行率は94%になりました。
歳入歳出差引額は5,803万円で、このうち財政調整基金に3,000万円の繰り入れを予定しておりますので、翌年度繰越額は2,803万円となります。
次に、議案第50号平成28年度蔵王町後期高齢者医療特別会計決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
後期高齢者医療特別会計予算は1億1,890万円となり、これに対する決算額は、歳入が1億1,843万4,000円、歳出は1億1,822万1,000円で、予算に対する執行率は99.4%になりました。
歳入歳出差引額は21万3,000円で、同額を翌年度に繰り越すものであります。
次に、議案第51号平成28年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、収益的収入及び支出の決算額は、収入が4億1,259万4,000円、支出が4億740万3,000円で、収益的収支は519万1,000円の黒字決算となりました。
次に、資本的収入及び支出の決算額は、収入が511万5,000円、支出が871万2,000円で、収入額が支出額に対して不足する額359万7,000円は過年度分損益勘定留保資金で補塡をいたします。
最後に、議案第52号平成28年度蔵王町水道事業会計利益の処分及び決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、収益的収入及び支出の決算額は、収入が5億5,251万2,000円、支出が4億7,439万9,000円となりました。消費税及び地方消費税を抜いた収支決算は、7,495万9,000円の黒字となりました。
次に、資本的収入及び支出の決算額は、収入が8,648万1,000円、支出が2億6,691万5,000円で、収入額が支出額に対して不足する額1億8,043万4,000円は過年度分損益勘定留保資金及び建設改良積立金等で補塡をいたしました。
また、会計利益の処分として、28年度末の未処分利益剰余金から建設改良積立金に1億1,000万円積み立てをして、今後の事業運営を行ってまいります。
以上、一括上程されました各種会計決算について提案理由をご説明申し上げましたが、ご審議を賜りまして、原案どおりご認定くださいますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(佐藤長成君) 暫時休憩します。
午前11時22分 休憩
午前11時24分 再開
○議長(佐藤長成君) それでは再開いたします。
町長。
○町長(村上英人君) 大変申しわけなく思っております。提案理由の間違いがありましたので、もう一度議案第51号を読み直しをさせていただきたいと思います。
議案第51号平成28年度蔵王町国民健康保険蔵王病院事業決算につき議会の認定を求めることについて、提案の理由をご説明申し上げます。
初めに、収益的収入及び支出の決算額は、収入が4億1,259万4,000円、支出が4億740万3,000円で、収益的収支は519万1,000円となり、消費税及び地方消費税を抜いた収支決算は、688万8,000円の黒字となりました。
次に、資本的収入及び支出の決算額は、収入が511万5,000円、支出が871万2,000円で、収入額が支出額に対して不足する額359万7,000円は過年度分損益勘定留保資金で補塡をいたしました。
このように先ほどの過ちを訂正させていただきました。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤長成君) それでは、提案理由の説明が終わりましたので、続いて代表監査委員から決算審査の結果について報告願います。代表監査委員。
○代表監査委員(伊藤悦雄君) ただいま一括上程されました平成28年度蔵王町国民健康保険特別会計歳入歳出決算、同じく蔵王町宮財産区特別会計歳入歳出決算、蔵王町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算、蔵王町介護保険特別会計歳入歳出決算、蔵王町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、蔵王町国民健康保険蔵王病院事業決算、蔵王町水道事業決算、以上7件の決算審査の結果についてご報告申し上げます。
本特別会計及び企業会計の決算審査も、一般会計の審査と同じ主眼のもとに実施いたしました。
最初に、蔵王町国民健康保険特別会計から申し上げます。
収入済額は16億8,226万455円で、前年度に比べて2,707万1,570円、1.58%の減であります。支出済額は15億4,315万8,757円で、前年度に比べて2,509万9,067円、1.6%の減であります。歳入歳出差引額は1億3,910万1,698円で、このうち1億円が財政調整基金繰入額となっております。
なお、国民健康保険税の収入未済額は、前年度より1,332万5,881円減の1億757万9,251円となっております。また、不納欠損処分が延べ1,205件、実人数32人で603万1,391円でありました。これは、納入義務者本人の無財産、所在不明などによるものです。国民健康保険事業を取り巻く厳しい現状を踏まえて、滞納繰越額の徴収方法を十分検討し、今後も滞納額の縮減に鋭意努力されるよう望むものであります。
次に、蔵王町宮財産区特別会計について申し上げます。
収入済額は710万3,995円で、前年度対比85.63%の増となっております。また、支出済額は669万320円で、前年度対比87.64%の増となっております。
次に、蔵王町公共下水道事業特別会計について申し上げます。
歳入・歳出予算額4億1,147万1,000円に対して、収入済額は4億974万937円、支出済額は4億944万2,860円であります。
歳入の主なものは、使用料のほか町債、一般会計からの繰入金であります。歳入全体に占める割合では、町債が31.9%で前年度より320万円の減、一般会計からの繰入金が41.77%で前年度より803万1,000円の増となりました。
なお、平成28年度末現在の町債残高は、27億3,188万2,755円となっております。その一方、下水道受益者負担金や下水道使用料等の収入未済額は528万9,689円となり、前年度より109万1,971円減少しました。
また、不納欠損処分が13件、実人数1人で3万8,082円ありました。今後とも、下水道事業の趣旨を踏まえて、滞納繰越額の徴収整理になお一層の努力を望むものであります。
次に、蔵王町介護保険特別会計について申し上げます。
歳入・歳出予算額9億5,773万1,000円に対し、収入済額は9億5,847万7,242円で、予算に対する収入率は100.08%、支出済額は9億44万7,106円で、執行率は94.02%でありました。歳入歳出差引残額は5,803万136円で、このうち3,000万円が財政調整基金繰入額となっております。
なお、歳入の介護保険料で612万3,162円の収入未済額が生じました。また、平成28年度は、167件、実人数20人で79万1,111円が不納欠損処分されました。これは、納入義務者本人の無財産、所在不明などによるものです。今後とも、滞納の徴収整理に配慮し、健全な運営に努力されるよう願うものであります。
次に、蔵王町後期高齢者医療特別会計について申し上げます。
歳入・歳出予算額1億1,890万円に対し、収入済額は1億1,843万4,423円で、予算に対する収入率は99.61%、支出済額は1億1,822万1,796円で、執行率は99.43%でありました。歳入歳出差引残額は21万2,627円であります。
歳入の後期高齢者医療保険料で58万2,200円の収入未済額が生じました。また、4件、実人数2人で2,400円が不納欠損処分されました。これは、納入義務者本人の無財産、所在不明などによるものです。滞納の徴収整理に配慮し、今後とも健全な運営に努力されるよう願うものであります。
次に、蔵王町国民健康保険蔵王病院事業について申し上げます。
収益的収支では、税抜きで総収益4億1,138万186円、総費用は4億449万1,859円で、差し引き688万8,327円の黒字決算となりました。
業務量で、入院患者数は前年度より45人、0.33%増加し、外来患者数は223人、1.58%減少しました。
医業収益では前年度より1,310万7,657円、3.9%減となり、医業費用は前年度より1,322万544円、3.2%の減となりました。
一般会計から8,405万3,000円の補助金と救急医療負担金4,690万8,000円、国民健康保険特別会計から435万3,000円の補助金を受けており、年度末の未処分利益剰余金は、前年度決算のマイナス4,455万5,404円から688万8,327円増加しましてマイナス3,766万7,077円となりました。
また、資本的収入においては、一般会計から391万5,000円の出資金を受けたほか、企業債120万円を発行しております。
なお、平成28年度末現在の町債残高は1,781万1,650円となっております。
年々、医療機関を取り巻く経営状況は厳しさを増しているなか、公営企業として今後とも経費全般についての削減合理化を図るとともに、職員一丸となって地域の医療拠点病院としての役割を維持・継続されるよう、なお一層の努力を望むものであります。
次に、蔵王町水道事業について申し上げます。
収益的収支では、税抜き総収入5億1,792万9,811円、総支出は4億4,297万911円で、差し引き7,495万8,900円の黒字決算となりました。
年度末の未処分利益剰余金は、前年度決算の1億3,142万9,309円から7,495万8,900円増加し、及び建設改良積立金の使用による未処分利益余剰金への振りかえ408万8,652円の増加により2億1,047万6,861円となりました。
また、平成28年度は、水道使用料で実人数8人、法人1社の13万3,904円の不納欠損処分が行われました。これは、納入義務者本人の無財産、所在不明、法人倒産などによるものです。また、水道使用料、加入金等で3,548万3,477円の未収金がありますので、未収金の徴収整理に鋭意努力されるよう望むものであります。
一方、資本的収支では、収入8,648万1,220円、支出2億6,661万4,839円で、収入済額が支出額に対して不足する1億8,043万3,619円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金で補塡しております。
また、年間有収率は85.5%で、前年度より0.2%の減となっております。
なお、平成28年度末現在の町債残高は13億4,200万2,378円となっております。
水道事業は、企業会計の原則を踏まえ、経営の健全化を図るために、今後とも事業運営の効率化と経費節減に努め、なお一層の努力を望むものであります。
以上、特別会計5件、企業会計2件の決算審査の結果、形式、記載事項、計数等は正確で誤りがなく符合していると認められ、財政及び予算執行は概ね適正に運営されているものと認めました。
今後の町政運営に当たっては、引き続き効率的な行政運営に徹しつつ、施策の緊急性・優先度の的確な検討を行い、従来にも増して歳入歳出両面にわたって計画的な執行を期待するものであります。
なお、細部につきましては審査意見書の中に記述してありますので、参考にしていただきたいと思います。
簡単ではありますが、以上で平成28年度各特別会計及び企業会計の決算審査報告とさせていただきます。
また、本審査とあわせまして、町長より審査に付されました財政健全化判断比率等についても、それら比率の算定基礎となった書類を確認しましたので、報告いたします。
その内容は、適正に算出されているものと認めました。公債現在高の減少や、財政的な将来負担に備えた基金の積み立てなどにより、実質公債比率、将来負担比率は基準となる比率を大きく下回っており、特に改善すべきところはありません。今後とも健全な財政運営を担っていくことを期待し、報告とさせていただきます。
○議長(佐藤長成君) 代表監査委員の報告が終わりましたので、一括議題といたしました7件については一括質疑に入ります。
本案につきましても決算審査特別委員会に審査を付託する予定でありますので、質疑は政策的なもの、あるいは総括的なものについて質疑をされるようお願いいたします。
一括議題といたしました7件に対する質疑を許します。それでは、質疑ありませんか。質疑ありませんか。15番馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) ちょっと1点だけ考え方を伺っておきたいと思います。
国民健康保険についてなのでありますが、年々財政調整基金がかなり積立額が大きくなってきております。来年度からは事務関係が都道府県に一本化されるという状況を前にしてこういう質問というのは適正かどうかわからないんですが、基金がこれだけ高騰してきている、それから給与費とかいろいろなものを見た場合に、保険税を下げる機会もあったのではないかということが読み取れる部分もあります。そういう中で、来年度事務事業移ると言われますが、これ以上の基金が国民健康保険で必要なのかということに疑問を持っておりますので、健康保険税についてどのような考え方を持っておられるのか、1点お聞きしておきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) ただいま馬場議員がおっしゃられるとおりであります。来年度、ちょうど平成30年度から都道府県に全部移行されるわけであります。その移行の状況を見ながら、状況に対応していくべきかなというふうに思っておりますが、実は私たちも県内の市町村長の中でもちょっと心配しているところもあるんです。その辺がどういった動きで、まだちょっと整理されていない部分もありますので、その辺の詰めの段階を今しているところもありますから、しっかり対応させていただきたいなと思っております。
○議長(佐藤長成君) 馬場勝彦君。
○15番(馬場勝彦君) この時期に方向性なかなか出せないというのはわかっておりますが、今の答弁というか、説明ですと、ある程度来年度以降の運用、県のほうの事務運用が明確になれば、保険税の値下げも十分に検討していくという受け方もしてよろしいのか、その辺を再度だけ確認させていただきたいと思います。
○議長(佐藤長成君) 町長。
○町長(村上英人君) 全くそのとおりであります。今現時点でもそれぞれ市町村によって、保険税の違いもありますし、私どもの場合も低額で頑張っているほうでありますし、そういった面の温度差もありますから、その辺の状況を見ながら対応していきたいというふうに思っております。
○議長(佐藤長成君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
それでは、ほかに質疑がありませんので、お諮りいたします。一括議題といたしました7件に対する質疑はこの辺でとどめたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、一括議題といたしました7件に対する質疑はこれをもって打ち切りといたします。
お諮りいたします。一括議題といたしました議案第46号から議案第52号までの7件につきましては、決算審査特別委員会に審査を付託することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(佐藤長成君) ご異議なしと認めます。よって、議案第46号から議案第52号までの7件につきましては、決算審査特別委員会に審査を付託することに決しました。
以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
なお、10分間休憩後に、議場において決算審査特別委員会を開会いたしますのでよろしくお願いいたします。
大変お疲れさまでした。
午前11時44分 散会